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紙の本
モンゴル帝国と長いその後 (講談社学術文庫 興亡の世界史)
著者 杉山正明 (著)
チンギス・カンが創始し、ユーラシアをゆるやかに統合した「大モンゴル国」。その権威と統治システムは、ポスト・モンゴル時代にも各地に継承されていった。西欧中心の「知の虚構」を...
モンゴル帝国と長いその後 (講談社学術文庫 興亡の世界史)
興亡の世界史 モンゴル帝国と長いその後
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商品説明
チンギス・カンが創始し、ユーラシアをゆるやかに統合した「大モンゴル国」。その権威と統治システムは、ポスト・モンゴル時代にも各地に継承されていった。西欧中心の「知の虚構」を廃し、新たな世界史の地平を開く。【「TRC MARC」の商品解説】
13世紀初頭にチンギス・カンが興した「大モンゴル国」は、ユーラシア全域をゆるやかに統合して、東西の大交流をもたらした。この大帝国は、従来は「元朝」と呼ばれ、中国史やアジア史の枠でのみ語られがちだったが、近年は、この「モンゴル時代」を、世界史の重大な画期とみなす考え方が、「日本発信の世界史像」として、内外に広まりつつある。壮大な歴史観と筆力で多くのファンを持つ著者が、新たな世界史の地平を描き出す。
講談社創業100周年記念企画として刊行された全集「興亡の世界史」の学術文庫版第一期のうちの第3冊目。
13世紀初頭にチンギス・カンが興した「大モンゴル国」は、5代・クビライの頃にはユーラシア全域をゆるやかに統合して、東西の大交流をもたらした。この大帝国は、従来は「元朝」と呼ばれ、中国史やアジア史の枠でのみ語られがちだったが、近年は、この大帝国の時代――すなわち「モンゴル時代」を、世界史の重大な画期とみなす考え方が、「日本発信の世界史像」として、内外に広まりつつある。人類の歴史は、「モンゴル時代」の以前と以後でまったく様相が異なるという。
そして、大モンゴル国すなわち「モンゴル帝国」の解体後も、「モンゴルの残影」は20世紀にいたるまで各地に息づいていた。ロシアのイヴァン雷帝も、後のムガル帝国へと続くティムール帝国も、また、大清帝国も、「チンギス家の婿どの」の地位を得ることで、その権威と権力を固めてきたのだ。そして今なお混迷のなかにあるアフガニスタンを、「遊牧民とユーラシア国家」の歴史を通してみると、何が見えてくるのか?
壮大な歴史観と筆力で多くのファンを持つ著者が、新たな世界史の地平を描き出す。
[原本:『興亡の世界史 第09巻 モンゴル帝国と長いその後』講談社 2008年2月刊]【商品解説】
目次
- 序章 なんのために歴史はあるのか
- 第一章 滔滔たるユーラシア国家の伝統
- 第二章 モンゴルは世界と世界史をどう見たか
- 第三章 大モンゴルとジャハーン・グシャー
- 第四章 モンゴルとロシア
- 第五章 モンゴルと中東
- 第六章 地中海・ヨーロッパ、そしてむすばれる東西
- 第七章 「婿どの」たちのユーラシア
- 終章 アフガニスタンからの眺望
- 学術文庫版のあとがき
著者紹介
杉山正明
- 略歴
- 1952年、静岡県生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。おもな著書に『モンゴル帝国の興亡』『中国の歴史08 疾駆する草原の征服者』『遊牧民から見た世界史』『大モンゴルの世界』ほか。1995年に『クビライの挑戦』でサントリー学芸賞、2003年に司馬遼太郎賞、2006年に紫綬褒章、2007年に『モンゴル帝国と大元ウルス』で日本学士院賞を受賞。
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グローバル化の起源
2016/06/09 21:55
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ryou - この投稿者のレビュー一覧を見る
モンゴル帝国はユーラシア大陸(草原の道・絹の道)のみならず、海の道をも影響下におさめ、13世紀に大交易圏が形成された。14世紀の危機の中で、このネットワークゆえにペストが大流行し、いったん、モンゴルの時代は終わるも、この交易圏は存続し、モスクワ大公国、オスマン帝国、サファヴィー朝、ムガル帝国、明帝国の繁栄へと継承される。琉球、マラッカを中継点に沸き立つアジアの海にヨーロッパが参入し、大交易時代が本格化するのだ。
紙の本
モンゴル帝国とその後の影響がよくわかる良書です
2017/09/04 09:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、モンゴルの歴史を研究されている、また興味関心のある方にはとても有用な書です。本書は、モンゴル帝国の建国の歴史とともに、その社会制度や行政制度について詳細に解説されており、またそれらがどのような目的で整備されたかについてもよく説明されています。モンゴル研究においてはとても有用な書です。ぜひ、一度、手に取って読んでみてはいかがでしょうか。
電子書籍
モンゴルが世界史に与えた影響
2020/07/16 20:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロシア帝国のイバン4世がチンギスの子孫を嫁にしチンギスの子孫を推戴したことをティムールと同じ婿たちの政権であると言う視点が面白かった。モンゴルが初めて東西を結びつけその後も影響が残り続けたことがわかった
紙の本
しっくりこないところもあるかな
2017/01/22 18:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栞ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
モンゴル帝国内の歴史は、これまで詳しく知る機会がなかったので、とても興味深く読むことができた。
ただ、モンゴル帝国の影響がモンゴル帝国崩壊後にもつづいているという説明に関しては、全部が全部そうではないのでは・・・と疑問が残った。
紙の本
肝心なところが無い。
2017/09/17 19:06
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルから、元が明により北方に追いやられた後の歴史だと思って読んでいたのが間違い。いわゆるイスラム化した遊牧民のその後の領土拡張の話で新鮮味がなかった。ティムール帝国より北元や、ソ連時代のモンゴルなどを扱った本が読みたい。また、杉山先生のこだわりでカタカナが読みづらい。一般的な用語を毛嫌いしているのはわかるが、一応併記して欲しい。