- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/05/25
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/281p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-217930-0
読割 50
紙の本
データサイエンティストが創る未来 これからの医療・農業・産業・経営・マーケティング
医療・農業・産業・経営・マーケティングなどさまざまな分野に大変革をもたらすビッグデータ。「データ主義」が生む技術的・人間的課題に対峙する科学者、起業家等への取材を通して、...
データサイエンティストが創る未来 これからの医療・農業・産業・経営・マーケティング
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商品説明
医療・農業・産業・経営・マーケティングなどさまざまな分野に大変革をもたらすビッグデータ。「データ主義」が生む技術的・人間的課題に対峙する科学者、起業家等への取材を通して、データ資本主義時代の到来を活写する。【「TRC MARC」の商品解説】
ビッグデータ革命の陰には、「データサイエンティスト」いう名の開拓者たちの存在と組織の真剣な取り組みがある。本書は、そのようなデータサイエンティストと企業の物語、たとえばJ・ハマーバッカーとIBMを中心に展開する。ビッグデータは強力な手段になりうるが、限界も抱えている。データサイエンステクノロジーは、今まさに改善されつつあり、出番を待っている。データ資本主義時代の到来を活写した一冊。
「インターネット時代」を経て、「ビッグデータ時代」が到来しようとしている。ビットで構成される世界から、分子で構成される物理世界の時代になろうとしているのだ。
ビッグデータを支える情報源──ウェブページ、ブラウザの閲覧履歴、センサーからの信号、ソーシャルメディア、スマートフォンから得られるGPSデータ、ゲノム情報、監視カメラの録画など、押し寄せるデータの波は倍増する勢いで高まっている。
ビッグデータでは、実際に使用でき、意味のあるデータであることが重要である。本書で紹介する事例はどれも大量のデータを活用しているが、コンピュータの処理能力、記憶容量、メモリー容量の向上によってデータまわりの問題が解消されていくなか、とくに目覚ましい進展を見せているのがソフトウェアだ。
ビッグデータというテクノロジーは、デジタル時代の望遠鏡にも顕微鏡にもなる。それまで決して見えなかったものを、見たり計測したりできるようになるのだ。最新の望遠鏡が最新の天文学を生み、最新の顕微鏡が最新の生物学を生んだ。ビッグデータにも、同様の成果が期待される。インターネットはコミュニケーションの経済学を変貌させ、インターネット上にウェブが構築され、イノベーションや新たなビジネスを生むプラットフォームになった。同様にビッグデータも、「発見」の経済学を変貌させようとしている。ビッグデータから見えてくる物語は、豊かで細やかだ。より多くのことをより早く学びとることができる。「見えないものの可視化」である。
ビッグデータ革命の陰には、「データサイエンティスト」いう名の開拓者たちの存在と組織の真剣な取り組みがある。本書は、そのような開拓者と企業の物語、たとえばJ・ハマーバッカーとIBMを中心に展開する。ビッグデータは強力な手段になりうるが、限界も抱えている。データサイエンステクノロジーは、今まさに改善されつつあり、出番を待っている。
本書は、ニューヨーク・タイムズ紙でテクノロジー関連の取材を10年以上続けてきた著者が、経済全体を見渡しながら、最前線で繰り広げられるプロジェクトやアイデアを調査し、「データ・イズム」が生む技術的・人間的課題に対峙する科学者、起業家、企業幹部へのインタビューを通して、より広く深く見つめ直している。
データ資本主義時代の到来を活写した一冊。【商品解説】
目次
- 1章 ビッグデータ時代――「大きさ」よりも重要なこと
- 2章 やればできる子
- 3章 社運を賭けて
- 4章 観察と洞察
- 5章 データサイエンティストの誕生
- 6章 データは語る――相関と文脈
- 7章 物理的世界に進出するデータ
- 8章 行動とデータの陰と陽
- 9章 先の長いゲーム
- 10章 ビッグデータとプライバシー
著者紹介
スティーヴ・ロー
- 略歴
- 〈スティーヴ・ロー〉ニューヨークタイムズ紙記者。経済、テクノロジー等に関する記事を執筆。2013年にはピューリッツァー賞の報道部門(解説報道)を受賞した『ニューヨークタイムズ』のメンバーに名を連ねた。
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定性的な過去の事例
2017/01/24 10:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルイージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルから、データサイエンティストの話なので、データを中心として定量的な話や「これから」の話が色々書いてあるのかと思ったら、そうでもなかった。どちらかというと情緒的かつ定性的に、データを利用した判断を行って成功した直近の過去の話など、事例をいくつか集めて書かれていた。文系的には興味深い話もあるけど、データサイエンスという観点からはやや矛盾したようにも感じた。あんまり勉強にはならないけどそれなりには楽しめた。