- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/04/01
- 出版社: 緑風出版
- サイズ:19cm/300p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8461-1604-0
紙の本
アイヌの遺骨はコタンの土へ 北大に対する遺骨返還請求と先住権
19世紀後半から20世紀にかけて、学者たちはアイヌの墓を暴き人骨を持ち去った。今も大量の遺骨を保管する北大を相手に返還訴訟を起こしたアイヌたちの闘いを通して、日本政府が進...
アイヌの遺骨はコタンの土へ 北大に対する遺骨返還請求と先住権
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商品説明
19世紀後半から20世紀にかけて、学者たちはアイヌの墓を暴き人骨を持ち去った。今も大量の遺骨を保管する北大を相手に返還訴訟を起こしたアイヌたちの闘いを通して、日本政府が進める「名ばかりのアイヌ政策」を告発する。【「TRC MARC」の商品解説】
19世紀後半から1970年代まで、北海道大学を中心に全国の大学の教授らが、北海道やサハリン、千島列島など各地のアイヌ・コタンの墓地を曝いて、大量の人骨と副葬品を研究室に持ち去った。明治政府が新しく支配したばかりの事実上の「植民地」の先住民は、死者であれ生者であれ、単なる研究対象でしかなかった。 しかし奪われた側のアイヌは、むろんそうではない。頭蓋骨計測研究のブームが去り、残されたアイヌ人骨や副葬品は学内の奥深く仕舞い込まれ、あるいは散逸し、忘れ去られた。しかしそうされた側は、忘れたくても忘れられない。たとえ百数十年が経とうとも……。 本書は、今も大量の遺骨を保管する北大を相手に返還訴訟を起こしたアイヌたちの闘いを通して、先住権を無視したまま日本政府が進める「名ばかりのアイヌ政策」を告発する。【商品解説】
目次
- 序 章 大量のアイヌ遺骨がなぜ全国の大学にあるのか 殿平善彦
- フォト・リポート アイヌ墓地「発掘」の現場を訪ねる
- 浦河町杵臼共同墓地/紋別市旧元紋別墓地跡/浦幌町愛牛地区
- 八雲町有八雲墓地/平取町旧上貫気別墓地跡
- 江別市営墓地「樺太移住旧土人先祖之墓」碑
- アイヌプリの葬送
- 年表 アイヌ墓地「発掘」問題をめぐる動き
- 民族というコトバの使い方(榎森進)
著者紹介
北大開示文書研究会
- 略歴
- 2008年8月に設立された非営利の市民グループ。事務局は北海道留萌市。小川隆吉エカシの情報開示請求に対して北海道大学が公開した公文書類を精査するなど、かつて同大学医学部教授らが研究の名のもとに行なっていた各地でのアイヌ墓地発掘や人骨大量収集の実態を追究している。宗教家、元教員、大学研究者、弁護士、漁家・農家、工芸家、活動家、映像作家、ジャーナリストらが参加。
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