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幸せな気持ちになります。
2018/03/02 21:20
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投稿者:タロウとハナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
頭の良いおじさま達のお話に臨席しているような、臨場感があります。居場所とは人間関係の場でもあるのですね。
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色々と刺激になる本。ただし雑談風。
2016/11/03 14:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめの三分の一ぐらいまでは、何て中身のない対談なのだろう、と思いながら読んでいた。
この豪華メンバーにして、この内容の薄さは何なんだろう。一体どうしちゃったんだろう?と感じていた。
途中からは面白くなっていった。
さすがにこのメンバーだけあって、非常に鋭い意見がバンバン出てくる。
著者たちは本当にすごいな、と感じたり、意外と普通の人っぽい面もあるんだな、と感じたりだった。
ただ全体的には雑談風で、著者たちの日常生活とか昔話とか近況報告とか、そんな感じの話が多く、
文体もまた、雑談をそのまま逐語的に文章化している感じで、妙に軽い感じを受けた。
逆に、著者の人となりがそのまま伝わりやすい、とも言える。
この著者たちが本当に真剣に対談をやれば、ものすごい濃い内容の対談になるだろうに、と思いながら読んだが、
この本は、三人がリラックスしながら思ったことを自由に話していく、そしてそれを逐語的に文章化していく、
というスタイルの本のようで、まあこれはこれとして、楽しめばいいのかもしれない。
色々と刺激になる本。
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内田樹氏と平川克己氏・名越康文氏3人の鼎談
内田氏と平川氏の著作はよく読んでいますが
その内容が会話として出てくるという感じ。
内田氏と平川氏の関係や、大田区や荏原中延
等々力、武蔵小山とか、私の今の生活圏内である
場所の話がでてきて、いつもにも増して、
内容のみならず面白く読めました。
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裏表紙
旧知の仲の3人が、相好を崩して語り合った胸の内
第1章 いちばん自分らしい場所
第2章 つながるということの本質
第3章 好き嫌いと価値観の共有
第4章 師匠の存在、家族が自己にもたらすもの
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今までの内田樹さんの印象が変わりました。会話を拾いつつ、冷静にコメントしているようにも受け取れます。
氷山の一角の評価の話に賛同します。
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興味深い対談集でした。居場所にかこつけて、三者三様に言いたいことを言っているだけといえばだけだけど、その内容がいちいち面白いから、対談集はあまり好きじゃない自分の嗜好からしても、味わい深いものがありました。師匠の存在を受けて人生二度目の脱皮をする、ってのはなるほどって感じですね。それが出来てないから、人間としての成熟度に納得がいかないままなのか~、みたいな、ちょっと切ない自覚もさせられたりして…頑張ります。
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この三人の鼎談とあらば読まずにいられないと手に取り。
最初にこの本を読むに当たって押さえておくべき場所についての解説がありますが、確かにそれを踏まえて読みだした方が入りはスムースかと。
とはいえ正直言うと私は、最初の方「おっさんの内輪話」にしか感じられず(失礼)中々お三人の語りのペースに馴染めませんでした。
しかし何気ない話をしているようであっても自ずと深い話になってゆくのはさすがです。三人とも全然違うようでどこか通じるものがあるというか似ているところがあるように見受けられました。
「政治やメディアの劣化を野放しにしておくことは危険である」とか、「生きる上で当たり前のこと(常識)だから法文化していないことを”法律で決まっていないから”とどんどん破っていく」など、今の日本の現状でシビアになってきている点についてがんがん話されています。漠然とは思っていてもそれこそ自分の中では明文化していなかったものがどんどんとこの場では語られており、深く考えさせられます。
家を出るという行動に攻撃性なんて考えたこともなかったですがこう言われると「なるほどなぁ」と大変腑に落ちます。向田邦子のエピソードも、向田邦子ってやっぱりすごいなと思わされました。
でも自分が一番グッと来たのは第4章ですね。
どの章がグッとくるかはおそらく人によって結構分かれると思いますが、自分は何度か涙ぐむほどに感動しました。これは自分が両親を亡くしたせいかなと思いました。身内を亡くした人には染みる一章ではないかと思います。
運命に導かれているべきところに帰着していく…と内田先生はおっしゃっておりますが私は運命というより宿命とそれは呼ぶのではないかな、と思いました。
平川さんの言う強い現実、がイコール宿命かな、と。
これは今だからこそ読まれるべき鼎談ですね。
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社長がフロントランナーで責任者なんだから、この人が元気でいれば会社はいいわけだよね。だから、経営方針なんか多少まちがっていてもね、いいの。社長が正しい選択は何だろうと頭抱えているよりも、元気いっぱい勘違いしているほうが会社としてはいいの。
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個性的な三人の鼎談本。
四方山話でまとまりがないが、ところどころにハッとしたり納得したりする箇所がある。あまり構えないで雑談を聞く感じで読む本だと思う。
個人的には第3章の世界情勢の話などが面白かった。
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三人の鼎談をすぐそばで聞いているようだった。
内田先生が出不精っていうのがよくわからないのだが、ご本人がそうおっしゃっているのだからそうなのであろう。
名越先生は移動好きとおっしゃっていて、その通りに見える。
その名越先生の「中締め」に書かれている、移動が無数の人々の窮地を救っているのではないかというのが、心に止まった。。「物事に行き詰まったら場所を変える」というのは、いつも意識しておきたい。今、書きながら、そんなこと当たり前じゃないかと思ったのだが、行き詰まればそのことさえ忘れてしまう。
内田先生「自由に生きれば生きるほど、はっきりと自分を方向づけている縁がくっきり見えてくる」
平川さん「生きていれば、縁はつながる」
名越先生「自由に生きれば生きるほど、運命は紡がれる」
と最後はまとまった。
自由に生きたい。
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2017.2.9
僕の居場所がどこかっていうと、自分の家なんだけど、その家の中には自分の居場所がないような感じです。今晩から僕以外の3人が5日ほど家を開けるので、自分の居場所として感じられるだろうか?
グローバル社会とか市場が無縁社会で小さなコミュニティとか私塾が有縁社会。行きすぎたグローバル社会からの揺り戻し。
先日一緒に自治会活動をしてる人からポンカンをどっさりもらったんだけど、自分でミカン畑持ってて、自分たちとか近い知り合いだけに作り、その人たちと収穫したりしてるそう。それが、スーパーで買えるようなものより全然美味しいんだ。
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まず内容ですが、
第1章 いちばん自分らしい場所
第2章 つながるということの本質
第3章 好き嫌いと価値観の共有
第4章 師匠の存在、家族が自己にもたらすもの
自分の居場所を見つけられない人が増えてきているという時代、それぞれ違う立場で活躍してきた内田樹・平川克美・名越康文の朋友の3人が、自分らしさとは、つながりとは何かについて鼎談。
昔話に花が咲いたと思ったら、話は思わぬ方向に……。
叡智が詰まった言葉の数々にハッとさせられる一冊でした。
内田さん平川さんは私とまったく同世代です。
だから余計に発言内容に親近感が持てました。
同世代が時代時代を共有してきた感覚にとっても親しみがもてるのです。
69歳にもなりますと、心和む内容が精神衛生上いいようで(笑)。
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3人の対談として読むので軽くていい。
会話の中で流れついていくいろいろな話題が面白い。
以下印象に残ったことなど。
・グローバルという視点の元に、均一の基準で比べられる大学。
個性や理念は問題にされず、
数値化できるもので誰にでもわかるようにならされる。
結果、ランクの低い大学を淘汰し、補助金を分配する対象を減らしていく。
教えることがこんなに見下されているってなんだろうか。
・先生と言うのは誰にでもできるもの、という内田さんの言葉が印象的。
能力のある人にしかできないものだったら、
該当者がいないときに、子供は生きていくすべを学ぶことができず
その集団は一代で滅んでしまう。
・自分の中の演算機能が低いと、複雑な状況を理解することが出来ず
単純な考え(陰謀史観とか)にすがってしまう。深く納得!
・言葉に新たな語義を付け加える権利があるのは母語話者のみ。
・守るものがある人の方が弱い。
どこにも帰属せず面倒を見なくていい立場の人間は
その場限りのネットワークの中で匿名の一刺しで強さを持つ時代。
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内田樹、平川克美、名越文康という気心の知れた三人が、「居場所」というテーマからはじめてさまざまな話題について自由に論じあっている本です。
平川は荏原中延に喫茶店を開き、名越はそこの常連客となっています。一方内田は、自宅を兼ねた道場「凱風館」で武道の指導をおこなってきました。本書では、彼らのこうした「居場所」がそこにいる人びとにとってどのような意味をもっているのかということが語られています。さらに議論が進むにつれて話題はひろがり、グローバリズムの問題やネトウヨの心理、師をもつことの意義など、多岐にわたります。
著者たちの議論にすべて同意することはできませんが、一見したところ極端な主張に見えるような議論であっても、そうしたものの見方があるのか、と気づかされることがしばしばで、たのしみながら読むことができました。
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才能はフォース。最大限に使えば簡単に成功出来るかもしれないけど、出来るだけ使わずにしのぐ。親の遺産みたいなもの。
人間は聞きたい言葉を聞く、天籟。
その意味は天から降ってくる音、それは倍音ではないか。
長男は師匠がいない。社長が多い。
女は今日で終わりでも良いと言う感じで来るから強い。