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紙の本
遠野物語 (新潮文庫)
著者 柳田国男 (著)
雪女、天狗、オシラサマ、オクナイサマ、ザシキワラシ…。遠野郷の伝説を流麗な文体で綴った、柳田国男の愛と情熱が行間にあふれる民俗洞察の名著。山本健吉、吉本隆明、三島由紀夫に...
遠野物語 (新潮文庫)
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商品説明
雪女、天狗、オシラサマ、オクナイサマ、ザシキワラシ…。遠野郷の伝説を流麗な文体で綴った、柳田国男の愛と情熱が行間にあふれる民俗洞察の名著。山本健吉、吉本隆明、三島由紀夫による解説も収録。折り込みの地図付き。【「TRC MARC」の商品解説】
日本民俗学のメッカ遠野郷は現在の岩手県遠野市周辺にあたる。その遠野地方に、今なお語り伝えられている民間信仰や異聞怪談の数々。山の神、山女、雪女、天狗、川童、オシラサマ、オクナイサマ、ザシキワラシ……。これらを採集整理し、流麗な文体で綴った本書は、柳田国男の愛と情熱が行間にあふれる民俗洞察の名著である。山本健吉、吉本隆明、三島由紀夫の三氏による解説を収録。【商品解説】
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紙の本
昔の子供たちは夜遅く外で遊んでいるといろんな妖怪に驚かされたのだ
2020/03/14 22:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「遠野物語」には山の神、里の神、家の神、山男、ヤマハハ、雪女、河童(この本では川童)、座敷童などが登場する、こういった怪異な話がやはり面白い。山の神、河童、座敷童というのは有名なので私も知っているのだが、私の知らない話もたくさんあるので少し調べてみた。山男というのは、巨人の妖怪で基本的には人に危害を加えることはないという、普段は上半身裸らしい。ここからは私の思い込みだが、山男や天狗などは何ならかの理由で山に捨てられてしまった人間、もしくはその子孫ではないのかという気がする。猿・犬の経立(ふったち)という妖怪の名前もでてくるので調べてみると、年をいった猿や犬は二本足歩行をする(ふったちする)妖怪になるのだという。昔の子供たちは夜遅く外で遊んでいるといろんな妖怪に驚かされたのだ
紙の本
味わい深い本
2020/05/04 19:22
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
長年、読んでみようと思いつつ何となく手の出なかった本。東北の山奥の村の出来事をあれこれ聴き取った内容がごく短く記されています。今昔物語みたいな感じですが、吉本隆明の解説によると、そんな単純なものではないようです。解説、三島由紀夫の文章も奥深く、全部理解できたとはいいがたく、己の知性の薄っぺらさを恥ずかしく思いました。
紙の本
蓮台野の謎。
2017/04/21 20:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
蓮台野という地名が遠野物語にはよく出てくる。
蓮台野=デンデラ野であるともいう。
いわゆる飢饉の際に年寄りなどを捨てたという伝承の場所。
しかしこれは風葬の場と考えると平安京との結びつきが見えてくる。
平安京の郊外に広がる風葬の場の一つは蓮台野という。
律令国家が太宰府から東北までその支配圏を広げた際に置かれた国府が京のミニチュアだったというのは周知の事実だが、つまりそれは京周辺の土地の機能も持ち込んでいったということではないかと思えてくる。
その証が残る地名にある、というのは考えすぎだろうか。