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投稿者:猫祟り - この投稿者のレビュー一覧を見る
毒殺だけを集めたアンソロジー
同じテーマでも作家によって全然違う
ミステリー好きには堪らない
紙の本
アミの会
2019/08/07 10:09
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
アミの会さんの本をちょこちょこ読んでいます。
毒殺をテーマにしていますが、みなさんいろいろテイストが違い面白かったです!
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投稿者:しらふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
さくさくと読み進められるアンソロジー 毒殺というだけに、気分がよくなるというものではないですが、作家さんの力量が示される。光原さんの三人の女の物語が、きれいにまとまっていて一番好感を持てた。
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(収録作品)伴奏者(永嶋恵美)/猫は毒殺に関与しない(柴田よしき)/罪を認めてください(新津きよみ)/劇的な幕切れ(有栖川有栖)/ナザル(松村比呂美)/吹雪の朝(小林泰三)/完璧な蒐集(篠田真由美)/三人の女の物語(光原百合)
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+++
致死量に詳しすぎる女、正統派の毒殺、ネットで知り合った女、身近すぎる毒、毒より恐ろしい偶然…サスペンスから本格まで、一冊に閉じ込めたバラエティ豊かな毒物語集。
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アンソロジーのお題が毒殺とは、まことに物騒である。だが、ひと言で毒殺と言っても、これほどバラエティ豊かな作品群になるものなのだと、改めて思わされる。どれも著者なりの趣向が凝らされていて興味深い。正統派あり、そうくるかという意表を突いたものあり、昔話の裏側を描いたものありと、見せ方もさまざまで愉しめる。毒を使って誰かを亡き者にするには周到な準備が必要とされる。その過程をも含めて、殺人者の心理に背筋が寒くなる心地の一冊である。そう考えると、女性作家の会のお題としてはふさわしいのかもしれない。
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「毒を盛って、読を制する」って帯のコピー、すごいですね…
毒殺がテーマの豪華アンソロ。
柴田さんのは正太郎の短編だった!なるほど。
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毒殺を題材としたアンソロジー。
今回も小林泰三さん目当てで借りた本。
でも、当の小林泰三さんの話は方向性が微妙というか好きではなかったなぁ。
収録作は
①永嶋恵美 伴奏者
②柴田よしき 猫は毒殺に関与しない
③新津きよみ 罪を認めてください
④有栖川有栖 劇的な幕切れ
⑤松村比呂美 ナザル
⑥小林泰三 吹雪の朝
⑦篠田真由美 完璧な蒐集
⑧光原百合 三人の女の物語
①は1作品目なので印象に残ってる。自分ではこんな感じの学園物(?)を読む機会がないし。
②は文章が新井素子さん的だった。前に柴田よしき作品読んだことがあるような気がするけど、こういう作風だったかなぁ?軽ーく読めるような作品。猫は関与しないよね、可愛い。
③は地味な話ではあるかな。
テーマ的な問題で、薬剤師が出てくる作品がこれの他にもあって何だか気恥しい。
(私が薬剤師なので…)
④はタイトル見ただけでは内容思い出せなかった。(読んでから感想を書くまでにタイムラグあり)
まあ、有り得なくなさそうな話であり、若干捻った話になっているなと言う感じ。
⑤これはなかなか面白い話しで後味としても悪くない。ちょっと青の炎を思い出させる。
⑥は前述したが、微妙な話だったな。現実と空想(?)の区別がつかないような雰囲気は小林泰三独特のものかもしれないけれど、なんていうか陳腐な印象がある。
⑦は非常に美しい物語で作品全体にアンティークな雰囲気が漂っていて良かった。
⑧は物語というタイトル通り3つの『物語』からなっている。古代エジプトの王妃クレオパトラの話、童話の白雪姫(の継母)の話、最後に現代の夫婦の話。
クレオパトラの話は外国の古い物語を訳したような語り口だったのに対して、白雪姫の話は親しみやすく、ユーモアがあって面白かった。最後の話は現代の童話?の様な話なのかな。
アンソロジーって自分では選ばないような作家の作品に触れられてとても面白い!
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『捨てる』『隠す』がとても面白かったので
さらにこちらも。
『アミの会(仮)』のアンソロジー、このひと月で三冊目です。
『捨てる』『隠す』と違って今回のテーマは『毒殺』
前者よりググッと縛りが強くなった分、
作家さんたちの底力がいかんなく発揮されていました。
ちょっと意地悪な見方をすれば
前作二冊より、作家さんの力の差が
表れやすくなっていた気も。。。
どんな強力な毒よりも怖いのは、人間の狂気。
背中がゾゾッとするような毒殺物語の数々、
とても面白いですよ^^
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アミの会(仮)アンソロジー2冊目。
「毒殺」をテーマに男性作家も新たに加わっての8編。
「毒」というオーソドックスな手法、前アンソロジー「捨てる」より面白かった。
『伴奏者』永嶋恵美 /『猫は毒殺に関与しない』柴田よしき /『罪を認めてください』新津きよみ /『劇的な幕切れ』有栖川有栖 /『ナザル』松村比呂美 /『吹雪の朝』小林泰三 /『完璧な蒐集』篠田真由美 / 『三人の女の物語』光原百合
柴田よしき『猫は毒殺に関与しない』、ミステリ作家の桜川ひとみと飼猫正太郎のシリーズ。
人気作家主催の鍋パーティ、誰がどのように毒を盛るのか、軽いタッチなのに意外に深い作品。一番面白かった。
(図書館)
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8名の作家による毒殺をテーマにした短編集。
これまで読んだことのない作家さんがいたりするので、この手の本を読むと次に読みたい作家さんが見つかったりするという楽しみがある。
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タイトル通り、毒殺をテーマにしたアンソロジー。本格的なミステリーが読みたくて、手に取ってみたが、やはり短編だとどこか物足りない。今まで読んだことのない作家さんの話もあり、全体的には面白かったと思う。
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短編集アンソロジー
伴奏者…永嶋恵美。中学校、音楽教師の毒殺未遂。
猫は毒殺に関与しない…柴田よしき。売れない作家が売れっ子作家のSNS悪口の解明を頼まれる。鍋パーティでの一幕。
罪を認めてください…新津きよみ。正義感の強い女性二人。イヤミスかな。
劇的な幕切れ…有栖川有栖。以前読んだ気もする。主人公の空想部分も含めて上手いなー。
ナザル…松村比呂美。主人公のように書かれている女性が狂気。勧善懲悪にはなっているっぽい。
吹雪の朝…小林泰三。初めて読んだ作者。読みやすい。
完璧な蒐集…篠田真由美。ミステリ部分も面白い。アンティークの蘊蓄も楽しい。
三人の女の物語…米原百合。白雪姫の話は、違う角度から書いてあって面白かった。
アミの会、2作目。毒殺っていっても、色々なシチュエーションがあるな。あと、刺殺とかと違って、計画を練る必要があるためか、犯人が執念深いというか、ある種の狂気を感じる人も何人かいて、それはそれで面白かった。
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アミの会(仮)に、ゲストの男性作家2人を加えての豪華8名によるオール書き下ろし!♪
意外な結末から忍び寄る恐怖まで「毒」を使いこなして、サスペンスから本格まで、まるごと一冊に閉じ込めたバラエティ豊かな毒の競演~~!w
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基本的に毒殺が絡む以上、
読後感に関しては決して良くはありません。
というか、いいわけないじゃない。
最初の作品はある今もあるイベントが鬼な
ゲームをやっている人はきっと
ニンマリできることでしょう。
登場人物に見覚えのある名称が出てきます。
(著者はかなりのゲーマーさんです)
作品として恐ろしいのは
結局過去を拭い去れなかった女性の物語である
「吹雪の朝」とか。
彼女は自由になりたいと結婚したのに
結局自由にはなれなかった…
それは結局猜疑心へと変わり…
もうなんというか救えない作品よ
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アミの会(仮)アンソロジー。
第2弾だったんですね。
【毒殺】がテーマ。
同じような内容になってしまわないのかな?と思い、読み始めましたが、上下左右、表裏、いろいろな方向からのアプローチで、とても濃い本でした。
中には薄いものもありましたが、そこは組み合わせの妙、なかなかのコレクションです。
『伴奏者』永嶋恵美
友達を守るためにつく嘘。
最初からリバース描写…
まって、毒殺テーマだと必ず付いて来るの?ヤメテー!
『猫は毒殺に関与しない』柴田よしき
物書きの心の闇…
他人の心の中を覗き込んでる感がすごい、なかなか毒のあるお話。
『罪を認めてください』新津きよみ
「正直者がバカをみる」
これも、「猫と毒薬」?
言いふらしおばさんの行動は途中から先が読めてしまった。
『劇的な幕切れ』有栖川有栖
3作続けて読んで、女社会からいきなり男性一人称に。
トンネルを抜けた感で新鮮。
「世にも奇妙な物語」に良さそうなどんでん返し。
『ナザル』松村比呂美
PTA仲間、ママ友、これもなかなか毒社会である。
自分より下を見て安心する…主婦あるある。
『吹雪の朝』小林泰三
毒のコレクション。
生兵法は怪我の元?
『完璧な蒐集』篠田真由美
ゴシックな雰囲気が文章からも立ちのぼる。
絢爛豪華、痺れるような毒。
『三人の女の物語』光原百合
毒殺…ときくと、刃物でグサ!などに比べ、女性的な感じがする。
毒リンゴとか、蛇の毒をあおったクレオパトラがすぐに目の前に浮かぶ。
三人目の普通の女は…?