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国際秩序
中国、中東とどう接するか。イスラム主義と中東、アメリカとイラン、アジアの多様性…。アメリカ政府で枢要の地位にあった著者が、21世紀の国際秩序のありようを歴史的な観点から考...
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商品説明
中国、中東とどう接するか。イスラム主義と中東、アメリカとイラン、アジアの多様性…。アメリカ政府で枢要の地位にあった著者が、21世紀の国際秩序のありようを歴史的な観点から考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
近代国際法の元となったのは、三十年戦争の講和条約であるヴェストファーレン条約。これが結ばれたのが1648年のこと。この新しい条約によって、「ヨーロッパにおける秩序」が形成された。それ以降、大きな戦争が起きるたびに、「地域における秩序」は確立されてきた。しかし、結局のところ、適用範囲が広がれば、「秩序」の考え方を変えてきたのがこれまでの歴史である。
冷戦時代の枠組みは、アメリカ、ヨーロッパ先進国、ソ連といった限られた地域の国々が参加して作られた制度であり、地球上のその他の地域は初めから除外されていた。しかし、冷戦終結後、中国が台頭し、中東諸国がオイルマネーでさらに潤い、ブラジル、ベトナム、インドといった新興国が発言力を強め、アフリカ諸国もこれまで以上に国際社会でプレゼンスを高めている。ISや中国は、現在の国際秩序に真っ向から異議を唱えている。
この「真にグローバル化した」国際環境において、どのような「国際秩序」が作られるべきか? いま最もホットな話題に、キッシンジャーが挑む。
序章 世界秩序という問題
第1章 ヨーロッパ――多元主義的な国際秩序
第2章 ヨーロッパのバランス・オブ・パワー・システムと、その終焉
第3章 イスラム主義と中東――無秩序の世界
第4章 アメリカとイラン――秩序への取り組みの違い
第5章 アジアの多様性
第6章 アジアの秩序に向けて――対決か協調か?
第7章 「すべての人類のために行動する」――アメリカとその秩序の概念
第8章 アメリカ――矛盾をはらんだ超大国
第9章 テクノロジー、均衡、人道的良心
結論 私たちの時代の世界秩序は? 【本の内容】
著者紹介
ヘンリー・キッシンジャー
- 略歴
- 〈ヘンリー・キッシンジャー〉1923年生まれ。国際政治学者。ニクソン政権で国家安全保障問題担当大統領補佐官、フォード政権で国務長官を務める。ベトナム和平を実現したパリ協定の締結によってノーベル平和賞受賞。
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書店員レビュー
丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年8月号より
書標(ほんのしるべ)さん
本書は、長年にわたりアメリカの外交や安全保障を支えた元国務長官による世界秩序の歴史を考察したもの。ヴェストファーレン和平条約(ウェストファリア条約)の締結によって、この条約が国際秩序のシステムとして発展、普及、機能していくが、現在では弱点ばかりが露呈し、世界秩序に綻びが生じている事実を突きつける。それでもなお、21世紀のアメリカが世界秩序のリーダーであり続けるための歴史の教訓を導き出そうとしている。