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商品説明
【河合隼雄学芸賞(第1回)】ナチスによる空前の支配体制下で、人間と食をめぐる関係には何が生じたか? 家事労働から食材、エネルギーにいたるまで、台所という「戦場」の超克を試みる。ファシズム研究に新たな一歩を刻んだ出色の成果を増補リマスター。〔初版:水声社 2012年刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
国民社会主義(ナチス)による支配体制下で、人間と食をめぐる関係には何が生じたのか? この強烈なモティーフのもと、竃(かまど)からシステムキッチンへ、近代化の過程で変容する、家事労働、レシピ、エネルギーなどから、「台所」という空間のファシズムをつぶさに検証し、従来のナチス研究に新たな一歩を刻んだ画期的な成果。第1回(2013年度)河合隼雄学芸賞を受賞した、著者の代表作。【商品解説】
目次
- 序章 台所の環境思想史
- 1、歴史の基層としての台所
- 2、テイラー・システムとナチズム
- 3、台所の変革者たち
- 4、 台所をどうとらえるか──定義とアングル
- 第1章 台所空間の「工場」化──建築課題としての台所
著者紹介
藤原 辰史
- 略歴
- 〈藤原辰史〉1976年北海道生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程中途退学。博士(人間・環境学)。同大学人文科学研究所准教授。専攻は食の思想史、農業史。著書に「カブラの冬」など。
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紙の本
主婦のキッチンは政治と地続き
2020/06/11 08:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
台所の近代化や節約レシピ、地産地消など、現代のわたしたちにも身近な食物の問題は、実はものすごく政治的だということを教えてくれる本。おすすめです。