紙の本
私は?あなたは?
2017/03/24 01:39
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AtsuNii - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある程度、「私はこういう人間だ。」と把握している部分があることだろう。〜な行動をとる、〜している時が楽しい、だとか。でもそれはなんで楽しいと感じる?なぜその行動をとりたがるの?本来自分ってこういう人間なんだ、と気づくキッカケになる本。また相手を評価する際に、これまでとの見方が変わる。
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積読。
日々の生活で当てはまる事例があって、アメリカも日本も人間関係で困ることは同じなんだなー、と。諦めも肝心。
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3〜4年前からの積読本にやっと着手。
一種の自己啓発本の類だが、心理学的な観点から人々のパーソナリティとその可能性について述べており、科学的に検証された内容をベースにした本。
人は環境によってキャラクターや性格も大きく変わる面があるが、それはなぜか?本来の自分とは何か?うまく生き抜くために自己を変えることについて考えるのによい。簡単なパーソナルテストも複数出てくるので、そういったものが好きな人にもおすすめ。
まず、人が誰かの行動に対して印象を抱く時、3種の大分類がある。
1.特性、2.パーソナルプロジェクト、3.物語 である。
特性はいわゆる行動をベースにした性格のイメージに基づいたもの。パーソナルプロジェクトは、その人が何を目的に動いているか、という動機をベースに解釈されるもの。物語は逆に、その行動に至るまでに起きた出来事によるインパクトや背景のこと。
つまり、あくまで誰かに対する印象は、これらのどれを何処まで知っているか次第で変わってくるし、事実ではない。
そして人々は、相手を分析する為にそれぞれの評価基準があり、固有の尺度になっている。それらは大きくモノ志向とヒト志向に分類されるが、その軸が少ない人ほど、自分の中でその価値に満たない部分が出てきた時に不安になりやすく、精神を壊しやすいという。(例えば、高学歴と低学歴という価値基準しかなければ、自分がいい大学に入れないと精神的におかしくなってしまう、みたいな話。)
では、私たちはパーソナリティを正しく理解するのに普遍的な尺度とは何か?
一つの手法としてあるのがビッグ・ファイブテストで、科学的に検証されており、作者のリトル教授が推奨しているもの。その軸とは、誠実性、協調性、情緒安定性、開放性、外向性の5つである。これらは半ば遺伝によって決まるものも多い。
また、ここに出てきたものに加えて、人からの印象をどれくらい気にするかというセルフモニタリングの尺度があり、これが高いと、より環境に合わせて自分の特性を変更しようとさせる。(これが高いと評価されやすく出世しやすいが、軽薄で信念のない人間にもなりがち)
また、パーソナルプロジェクトと呼ばれる、自分自身が人生の中で大事にしている目標があれば、人はそれに合わせてビッグ・ファイブの要素を変えようとする。そのかわり、自分が元に戻れる場所を必ず持っておく必要がある。
総括していうと、
人の本来持つパーソナリティそのものは変わらなくても、人は大切な目的のために自分を変えるという資質を持っている。ただし、そのためにはバランスを取れる環境を持つ必要がある。
また、逆に世の中で評価されづらいパーソナリティであっても、裏には良い部分もあったりするので、悩む必要はない。
一旦はまずパーソナルテストで自分らしさの定義を理解し、その上で自分なりに優先度が高いパーソナルプロジェクトを成し遂げるため、どういうキャラクターでいくべきか考えつつ自分をコーディネートすることが大事なのかなと思った。
他にも、自己解決と他者依存の関係などについても記載があったが、それは一旦割愛。
個人的にはビッグファイブのテスト結果が、そりゃ、日本人の中では浮くよなあ…という結果だったのが笑えた。
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外向型と内向型かとか、ところどころでセルフモニタリングする場面があって、心理テストみたいで楽しかったです。でもこういう心理テスト見るといつも思うんですけど、「自分は几帳面である。YES or NO?」みたいな質問ってナンセンスじゃないです?ここで答えられる人は自分の性格把握しているんだろうし、自分で「几帳面!」っていうやつに限って傍から見たらそうでもなかったりする。自分に厳しい人程評価厳しいし、未だに血液型占い信じている几帳面アピールA型もいますし。「あなたのお札入れは…A.順番関係なく入っている B.順番が決まって入っている」とかもっと具体的なものとか、「あなたはこの絵を見てどう思いますか?A.さげぽよ B.あげぽよ」とか回答による結果の変化がわからないものの方が良くないです?心理学とか全然詳しくないんでわかりませんが。
「自分の価値を最大にする」ってほどでは無かったですね。自分の性格を把握しても、ある程度は道を選べるかもしれませんが、そうでないことの方が多いですし、まわりが理解してくれないことの方が問題ですし。全世界の人がこの本を読んでくれたら楽になる気もしますが。
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生まれ持った性格というものは変えられないものの、
演じることにより、相手が受ける印象を変えることが
可能であり、場合によっては一部の性格も変わる
可能性も秘めている。
こういうのをパーソナル・プロジェクトというのだが、
同じような内容が繰り返されているように思え、
正直そこまで得られる知見は無かったかなと思う。
【勉強になったこと】
・セルフモニタリングが高い人は、人からどう見られて
いるかを気にし、状況に合わせて振る舞う。
・クリエイティブな人の知的なスタイルには次の特徴が
見られる。
知的、率直、頭の回転が速い、要求が厳しい、
攻撃的、自己中心的、説得力がある、弁が立つ、
自信がある、物怖じしない、
悩みや不満を包み隠さず表現する
・パーソナル・プロジェクトと呼ばれる、
自分にとって大切な行動のためなら、人は普段の
パーソナリティの枠を超えた自分になれる
これを、自由特性理論という。
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レビューはブログにて
http://ameblo.jp/w92-3/entry-12288666367.html
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ハーバード、スタンフォードとかシリコンバレー式、マッキンゼー式などの冠がついた本が多いですね。
そしてなんとなくそういったタイトルがついていると面白そうに感じる。
というわけでこの本も読んでみましたが内容は案外普通でした。
それでも大学の授業でこういう話をしてくれたら勉強も興味深くなっただろうなという気はします。
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入門編で入りやすいのでは。さまざまなテストと解説がありおもしろい。
実生活であまり使う機会は少ないかもしれないが。
またよみたい。
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人には「自由特性」があって、こうありたいと思って演じている自分が本当の自分と別の人格として存在している。
演じているというとマイナスな印象だが、筆者はパーソナルプロジェクトに取り組んでるという表現でプラスのものとしてとらえている。
プロジェクトに取り組んできた自分と、本当の自分で手を取ってダンスをしていこう、という最後のメッセージは心に残った。
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面白くてぐいぐい惹きこまれ、1日で読んでしまいました。
私が大学で心理学を学びましたが、当時の古臭い学問と違い、すべては「解釈」だとする本書は、斬新な印象です。
「性格は変えられない」という人がいますが、それも解釈。同じ出来事を経験して、受け止め方が全く違う場合もありますが、それも解釈。
自分で勝手に枠組みを作ってしまわないよう、自由度を高くしておきたいと思いました。
いくつかセルフテストが掲載されています。やってみると面白いと思います。
私の場合、身近に「自己解決型」の人がいますが、本書を読み、うまく対応できる方法を見つけたような気がします。
解釈を変える。リフレーミング。とても大事なことを学びました。
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本格的な心理学のエッセンス(学術論文からの内容含め)が読みやすく書かれておりました。が、「自分の価値を最大にする」と修飾するには、内容が足りないのでは?と思います。
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パーソナリティ心理学入門編。二項対立では分けられない、大体においてグレーな人間の性格や特質。タマネギなのかアボガドなのか。本当の自分とは何か。性格は遺伝や環境に運命づけられてしまっているのか。よりよく健康に自分自身と在るためのヒントが詰まった一冊。
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日本語のタイトルが内容を分からなくしている。
パーソナリティ心理学の入門書(講義録)。同じ人間なのに違う。人間という共通性と個人差という特異性。特異性に関する研究を具体的なエピソードと平易な説明で紹介している。洋書にありがちな事細かな事例を沢山書き連ねることはない。その点だけでも読みやすい。
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人の性格と行動の違いの謎がよくわかる。ストレスマネジメントにとても役立つ。
190125再読
big fiveなど最新の心理学最前線が学べる。
第8章 住んでいる場所が「生活の質」を決める
では、アレグザンダーの話が出てくる。
190616再読
パーソナルプロジェクトの持ちようで幸福感が大きく変わる。親の介護は、パーソナルプロジェクトの中で、難しい課題である。
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浪人中の息子が、大学で心理を学びたいとのことを
言い出して、それはなかなかおもしろいというか。
めの付け所がいいのではと思いましたが。
心理学って何?と思い、この本を選びました。
読んでみて、載っている簡単な心理テストの結果を見て、
自分自身の感覚と違う結果や、そこからも含めて
自分を見つめなおすことなどを、教えてもらった感じが
しました。
パーソナルプロジェクトのコアプロジェクトについて
見つめなおすことができました。
私生活や、仕事や人間関係に対して有用なことを学んだ気がしました。