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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/06/20
- 出版社: 知泉書館
- サイズ:27cm/727p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86285-234-2
- 国内送料無料
紙の本
ヘーゲルハンドブック 生涯・作品・学派
著者 W.イェシュケ (著),神山 伸弘 (監訳),久保 陽一 (監訳),座小田 豊 (監訳),島崎 隆 (監訳),高山 守 (監訳),山口 誠一 (監訳)
ヘーゲルを理解するための手引書。批判的校訂版ヘーゲル全集の責任編集者として事業を最終巻完結まで主導した著者が、最新の資料と先端の研究状況を踏まえて、生涯、作品、学派につい...
ヘーゲルハンドブック 生涯・作品・学派
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商品説明
ヘーゲルを理解するための手引書。批判的校訂版ヘーゲル全集の責任編集者として事業を最終巻完結まで主導した著者が、最新の資料と先端の研究状況を踏まえて、生涯、作品、学派について叙述する。【「TRC MARC」の商品解説】
ヘーゲル哲学の現代性とは何か? それは形而上学を批判して論理学に置き換え,「自然哲学」を構想し,人間学や法と国家の理解,また歴史の思想や芸術,宗教の哲学,そして哲学史を思想そのものの発展と見なす考え方に現れている。ヘーゲルの思想は過去のものではなく,現代思想の一つの重要な基準点である。
しかし今日の思想がヘーゲルと切り離されているのは,ヘーゲルの時代を歴史化し,19世紀半ばの「ドイツ観念論の崩壊」以来,「現代的」思想による実証主義的な簡略化と精神的な力の消滅による。思考を経験科学に限定する「現代的」なやり方にとり,精神や理性は古臭く,効用と機能への現代的関心の障害となる。だがヘーゲル哲学は,現代を理解するためだけでなく,時代を象徴する独断的な簡略化と硬直化を理解するのにも役立つ。
本書はヘーゲルの著作の発展史の概観と,ヘーゲルが提示し解決しようとした体系的な諸問題の概観を与え,最近の研究を位置づける試みである。著者は批判版ヘーゲル全集の編集を主導し,その研究はドイツ古典哲学全般に及ぶ。本書は文献学的歴史的研究の立場からテキスト・クリティーク,発展史,概念史,背景事情,影響史など最新の研究成果に基づいて,バランスの取れた斬新な解釈を展開する。確かなテキストに拠って,難解な内容を読み解くとともに,概念史から発展史,研究史に関する該博な知識を駆使,膨大な研究蓄積をも見渡して書かれた驚嘆すべき画期的な手引書である。ヘーゲル研究のみならず近代哲学の研究者にとっても本書は無視することができない基本文献となろう。
内容は生涯,作品,学派からなり,主要部である〈作品〉は,最初に記録された草稿や著作から最後の刊行物に至るまでを発展史的に叙述した前半部と,「エンツュクロペディー」の順序である論理学―自然哲学―精神哲学に従い,後期の講義において素描された「体系」を叙述した後半部より成る。また〈学派〉では1815-48年の三月革命期のヘーゲル学派の論争過程に焦点を絞って「影響の最初の決定的な局面」を考察し,その影響史の射程を定める。【商品解説】
目次
- 凡 例
- 日本語版読者へのご挨拶
- 序 言
- Ⅰ 生 涯
- 0 シュトゥットガルト(1770-88年)
- 1 テュービンゲン(1788-93年)
- 2 ベルン(1793-96年)
- 3 フランクフルト(1797-1800年)
著者紹介
W.イェシュケ
- 略歴
- 〈W.イェシュケ〉1945年生まれ。ベルリン工科大学で哲学を学び、博士号を取得。ルール大学哲学科の教授となり、定年後もヘーゲル・アルヒーフの所長を務める。著書に「ヘーゲルの宗教哲学」など。
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