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投稿者:yukky - この投稿者のレビュー一覧を見る
母親である自分への戒め、エール、確かめ…?
男の子を育て、日々葛藤する気持ちが少し救われて、楽になりました。でも、読んでいてツラくて泣けました。仕事のお昼休み、ゴハン食べながら読んで、泣きました。大切な本になりました。
電子書籍
読んでよかった。
2017/10/16 18:45
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投稿者:ラン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある雑誌で紹介されていて気になって購入しました。
登場人物の中にはうちと同じ家族構成で、まったくと言っていいほどに、行動やら言動が一緒で、読んでくうちに
どこも一緒なんだなぁと思いました。だからこそ、うちにでもあり得る話で、読み終えて考えさせられたし、子供に対しての接し方など改める事が出来ました。
唯一無二の存在なのに、手を挙げたり感情をぶつけてしまうんですよね。。私も人間だからと反省しつつ繰り返してしまう...一呼吸するの大事ですね。
登場人物の子供は男の子でしたがやはり、男の子に多いのかな?ともとれました。
紙の本
怖かった
2016/11/07 12:56
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投稿者:アフロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
もしかしたら自分がそうしていたかもしれない、そう思って読むと非常に恐ろしい本です。いつもなら、買った本は身近な人に貸したりあげたりするのですが、今回はなんだか恐ろしくて誰にも貸せません。いろいろ考えさせられました。
紙の本
子どもは天使のはずが…
2017/05/16 12:05
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投稿者:chipooh - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ユウ」と名のつく息子を持つ3人の母の物語。
読んでるだけで天使みたいなこどもが出てきて
こんな息子可愛いなぁなんてうっとりしてたら
どの子どもにも色んな事件が発生します。
ママ友に救いがあったはずがそれはそれで…….
子どもはいないけど自分に置き換える時、
「被害者になったら」と考えがちだけど、
「加害者」側に置かれることはなかなか考えずらいです。
初めて読んだ作家さんだったけど読みやすく一気に読んじゃいました。
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ずっと鳥肌が立ってた。独身子ナシのわたしでさえもぞわぞわした。これは誰にでも起こりうる、と。
イシバシユウくんが虐待され死亡というニュースから、3人のイシバシユウくんの母親の目線で進む物語。
あすみの息子のユウくんに一番ゾッとした。サイコパスというか、恐ろしくてある意味素直で、こんな息子絶対嫌で仕方ない。
留美子の息子のユウくんとタクミくんの兄弟喧嘩には読み手のわたしもイライラしたし、夫の豊にもうわー、、、と。
加奈の息子のユウくんはとにかく優しくて健気でお母さん大事でほんといい子で泣ける。加奈自体もいい人で頑張れ頑張れって応援したくなる。息子のお友達のお母さんの流れがわたしは好きかな。ここもか、と。
結末がすごく意外だった。ネタバレになります
3人のうちのどれが虐待死させた母になるのだろうとハラハラしながら読み進めていたところ、あーやっぱり留美子か…と誰もが思ったと思うんです。だけどそこのユウくんが生きていた時すごくホッとした。ほかのイシバシユウくんのお母さんでしたね、その結末嫌いじゃないけどちょっとずるいかな。
あすみのところに第二子が誕生し、カルトちっくになってるのがちょっと不安ですがどんな暮らしになってるのかなとか、加奈親子も幸せになってるといいなとか、
トータル的に見てすごく好きな一冊でした。
椰月美智子さん自身も確か男の子のお母さんでしたよね。いつか子どもができてカッとなってしまったとき、子どもがいじめられてたり、いじめてたりしたとき、読んでみたいなって思った
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私は学生なので、今の時期は夏休みなのです。そこで、時間を十分に持て余してしまっては、勿体無い。そんな時の暇潰しになるような本がないかと探していた時に知った、この本。単純な家族ものなのかと思い、本の内容説明の欄を読んでみたところ、そんな単純な家族ものなどではない、本当の家族の関係を綴った物語だということで、これは読んでみて損はなさそうな本になっているのではと感じ、もし機会があるのならば手に取って読みたいとまで思えた本だった。
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同じ石橋という苗字に、漢字が違うものの同じユウという名前の息子三人……。設定から面白いと思った。明日の食卓というタイトルと表紙のクマのぬいぐるみからもう少し明るい話かなぁと思って手に取ったこの本!ちょっと家庭について考えさせられた。
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最初のページで鼓動が速くなる…9歳の息子に苛立ち手をあげ、さらに反抗してくるので思わず蹴り上げる…
先が気になって2日で読んでしまったけど、寝ながら読んでもちっとも眠くならない本だった(汗)
子育てをする母の目線で描かれている。夫への不満や同級生の親への苛立ちなど、どこの家庭にもあるであろうことだけど読んでいてとても嫌な気分になった。ぐらい主人公に肩入れをしてしまった。
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こちら、ブクログの献本で当選した一冊。
ブクログさん、お世話になっております。
私は3歳になる娘が居ますが、産まれる前まではもっと今とは違った子育てを想像していました。
爽やかなと言うかにこやかなと言うか。
3組のイシバシ家、一番共感出来たのは二人兄弟のお母さん、留美子。
虐待になるかそうじゃないかの境目って本当に紙一枚の差だと私は思います。
その日のうちにリセット出来なかったイライラが積もりに積もって、プチんときてしまうのだろうなと。
あぁ、本当に世のお父さんもお母さんも毎日お疲れ様です、と声を大きくして言いたい。
終盤はかなり急ぎ足になっていた様に思え少し残念でした。
全体的にかなり引き込まれて読めていたので、3組のイシバシ家のその後がかなり気になってしまいました。
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ユウという子が虐待されているシーンから物語は始まります。
そのあとに3人の母親と3人のイシバシユウくんが登場。
母は年齢も環境もそれぞれ異なるのだけど、息子は同姓同名で同い年の3人。この中の誰が虐待をされるのか…?と思いを馳せながら読み進める。
読み進めていると、3人のなかで留美子があれ?もしかして…。と感じたりするんだけど、結末は違ったなあ。
でも母3人のそれぞれの葛藤もすごくわかって、子育てやしつけってほんとに難しいなと思う。
子によって違うし正解もないし。
自分も母になって思うことは、ほんと探り探りだしわかんないことだらけ。今はまだ赤ちゃんだからいいけど、話したり自分の意思をもったりしたら大変なんだろうなと思う。
成長はうれしいけど、自分の思い通りにいかないことも多々あると思う。
冷静に対処しなきゃと思ってもできないことも多いだろうし。
でもそういう色々を乗り越えて、子供も親も成長するんだろうなーと考えてる。
かっとなって一時の感情で叩いたり殴ったりすることは簡単かもしれないけど、自分は大人って言い聞かせて深呼吸して落ち着くことが大事なんだろうな。
日常的に虐待が行われていたわけじゃないし、虐待死させてしまった母親も本当に我が子を殺すつもりなんてさらさらなくて、その時制御できなくていきすぎてしまっただけだって、思った。
この事件を通して、同姓同名の子をもつ母親たちも我が子との関係だったりを見直したりして、少しよい方向に進めてるのが何よりだった。
それにしても、結末は本当に意外だった!
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今どきのストーリーとしてはあり得るけど、何かドタバタして、収拾が付かないうちに終わったって感じ。
留美子の家庭が耀子の家庭のようにならなくて良かったね
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子どもを育てたことのあるヒトなら、多分同じことを思うだろう。
子育ては、24時間営業年中無休の仕事だ。大きくなっていけばそこに休憩も休日も増えていく。肉体的負担は減っていくが今度は逆に精神的問題が増えていく。生まれた時は天使のようだった我が子が、ある日見知らぬ化け物に見える時がある。自分の中に、子どもを愛しいと思う気持ちと同じ濃度で邪魔だとか憎らしいとかそういうネガティブな感情も存在する、そのことに気付き愕然とする。
子育てに終わりはない。どれだけやれば100点満点という上限も、いつまでやれば終了という期限もない。そんななかで子どもを虐待し、命を奪ってしまう母親は決して特別な存在ではない。
昨日私は子どもを殺さなかった。でも今日は殺してしまうかもしれない。そう、ユウくんママは今日の、もしくは明日の私かも知れないのだ。
椰月さんが「明日の食卓」というタイトルにこめたのはきっと希望。けれど明日の食卓にその姿を見せない子どもが今日もどこかにいるのだ。
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ブクログのページに宣伝が出ていたので購入しました。ハードカバーだったけど、ちょうど読み漁っている毒親とか虐待とかがテーマだったので文庫で出るのを待たずに・・・
読み応えがありました!3組の家族を描いていますが、名前の漢字の違い、家庭環境の特徴などをきっちりと書いてくれているので、意味を理解しながら読み進めることができました。
リアルで心に刺さりますね。ネタバレはしたくないのでこれ以上は書けませんが、すばらしい内容でした。
とても読み応えがあります。
椰月美智子さんの他の本も読んでみたいです!
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献本企画でいただきました!!
親にとっては他人事とは思えない切実な一冊。
子どもを、親の所有物としてみては決していけないということ。一人の人格なんだときちんと認めなければいけないということを思い知らされました。
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怖かった。
いつ、どこで起きてもおかしくない、家族の、親子の辛い物語。
3人の3年生のイシバシユウを育てる母親目線で、入れ替わりながら話が進む。
どんどん、悪い方へ、、、
どの話も父親がもっとしっかりしてほしい気もするし、
貧困は悪循環だし、読んでて苦しかった。
兄弟げんかのシーンはイライラして、自分もこんな環境ならキレるかも…という怖さがあった。
作者の思惑にはまった。