紙の本
あったかいストーリー
2018/02/10 08:31
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ご存知『7回死んだ男』など一風変わったミステリーが得意の西澤さんの作品。今回は全く見ず知らずの男女が、高額の報酬と引き換えに24時間監視されている別荘で、これも知らない子どもと一緒に、1か月間普通の家族のように過ごすというストーリー。ところが過ごしていくうちに。。。これを読むとやっぱり子どもの存在って家族には大きいんや、と改めて思い知らされます。タイトルの裏に隠されている意味も含め、希望が持てる終わり方でよかったです!なんだか全体的にあったかい話でした。
紙の本
心配していた最後が明るい兆しで良かった。
2016/08/24 21:03
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投稿者:Ai - この投稿者のレビュー一覧を見る
しかし、現実にはストーリーの最後のようにするには無理があるだろうなぁと思うがそこまで考えてはいけないのだろう^^;
話自体の成り行きはそうだろうなぁというままな部分もあるが、謎の隣の男などの部分は謎解きといえる切ないラブストーリーのような感じ。
お勧めです。
紙の本
SF?ファンタジー?ミステリ
2018/09/18 09:03
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまで私が読んだことのある西澤保彦氏の作品とは趣の違った一冊でした。
ミステリなのかSFなのかファンタジーなのか、
色々な要素を持った作品でその辺りは読み手が自由に解釈すれば良いのでしょうね。
最後まで読んでも?のままな事が多々ありますが、
中でも「冬の国」と言うのが何を表しているのかわかりませんでした。
なんとはなしにハッピーエンドらしいのではと思えるので
それでもまぁ良いかとも読み終えた今は思っています。
捕らえどころのないと言うかテーマが分かり辛い作品でした。
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2007年に光文社文庫から刊行されていたものの復刊。特に読んだ記憶は無いのだが、光文社文庫版を買っていなかったのだろうか。
ミステリ色は薄め。ストーリー的にもさほどトリッキーさはなく、だいたい予想通りだった。『家族』の交流が細やかに描かれていて、そこは良かった。
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西澤保彦のノンシリーズ超常設定ミステリ。
著者特有の魅力である、非日常的な舞台とあくまでロジカルな会話型の謎解きは、形を成してはいるものの弱い。設定の派手さや、想像を超えてくるような展開はなかった。
また、バックの大きなスケールに対し、話自体は周囲だけですんなり決してしまっているのも気になる。
他方で、汎用性の高いイイ話ではある。惹かれるあらすじに、のめり込み易い文章とキャラクター。そういった面は、他作に見劣りすることはない。
入門編というところか。
3+
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結末がどこへ向かうのか、気になってうずうず。夜中にもかかわらず、一気に読んでしまいました。
運命だとか人生だとかの言葉のとらえ方は人それぞれで、どこに向かって生きているかわからなくなるのは船に乗っているようなものなのだと思いました。
悲しい終わり方じゃなかったのが救いだと思います。
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うーん、何というか、モヤモヤとした終わり方でちょっと喪失感がでてきた。最後がハッピーエンドみたいなかっこうで終わっていたので、まだ救いようがあったが、どうにも腑に落ちない。
設定自体はなかなか面白いと思ったが・・・偽りの家族が徐々に愛を深めていく過程は本当にほのぼのとしていてなんだかいいなあって気がしてくる。しかし、中盤あたりから精神感応現象なる訳のわからない、要するに「テレパシー」が現れ、いかにもSFっぽくなってくる。
しかも、その原因が娘「レイナ」だというのがラストで明かされる。その上、アメリカ合衆国がどおのこうの、「非有都市の完全体」?「超人類」?などと理解しえない言葉が飛び交いちょっと興ざめしてしまった。
タイトルの意味も何となくラストで理解できたような気もするが、それでも何故、裏でこんなに壮大なプロジェクトが行われていたというのはちょっと理解しずらいかもしれない。それを抜きにしても、家族のほほえましさは伝わってきたのでそれはそれで良かったと思う。
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どんどん読める。こーゆーミステリーもいいもんだなと思えた。
最後もうちょっとどうなるのか知りたい感じもするけど、読後感は良い。
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1ヶ月家族のふりをすれば莫大な報酬が受け取れるなんて…。犯罪がらみと思いきや、超常現象が起きたり不審者が現れたり。そもそも芝居するにしてもあまりに設定が雑なんで、何のためのふりかは予想が付く。人の気持ちの変化とか興味深かったけど最後はもやもや。どういうこと?
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設定は面白いのだが、背景が壮大過ぎて進んでいる物語とミスマッチな感じ。。。
脳内テレパシー会話に頼りすぎな感も努力不足を感じる。
あと、小学5年生こんな幼くないでしょ。
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書店員が選んだ「もう一度読みたい文庫 家族小説部門」という事で読んでみたのですが、選んだ書店員さんとは好みが違ったようです。
疑似家族だった3人が、いろんな困難を乗り越え、本当の家族になっていく物語なのかと思ったのですが・・・。
テレパシーだ、予知夢だ、と予想だにしない方向に話が進み、肝心の家族愛の部分が、あまり感じられませんでした。
そもそも、わずか6日間の疑似家族が、そこまで絆を深められるものか。。。
無理があるような気がした。
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読みやすくて良い小説。
途中や最後のほうはほっこりする様な感じ。
ただ、最後がちょっとと思ってしまった。印象派人それぞれかも知れませんが・・・。
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見ず知らずの3人が、家族のふりをする。なんで?どうして?って途中までは面白かったんだけど。
テレパシーが出てきて???
話が大きくなりすぎて???
うーんな話でした。
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私、ミステリを選んだつもりだったんだけど、なんか不可思議な話を読まされた…。評価の難しい本だ。
西澤保彦はミステリ作家だと思ってたけど(ていうか彼の評価の高いミステリ未読だけど)、この話を読む限り、今後はSF作家って認識にしとくべきだと思った。
確かに、これまで読んだ西澤さんの作品、ほぼどこかSFチックな要素があったよ。でもそういう設定の中でもミステリの骨子はしっかりしてたのに。
自分はミステリを読んでる気だったので、最初の設定は謎深で興味が湧いたんだけど、だんだんこの物語の方向性が分からなくなっちゃった。
ほら、ミステリだと例えば誰かが殺されて、さぁ犯人は誰でしょう?って命題があるでしょ?
でもこの物語は目的が分からなくて(監視してる人たちもネタバレされちゃうし)、一体何を解いたらいいのか、すごく戸惑った。
だから成り行きを見守るしかなくて、種明かし的な部分がもうSFの王道って感じで、置いていかれた感。
最初から、ちょっとSFがらみの家族の物語です、って言ってもらえれば、そういう姿勢で読めた。
きっと感想も違った。
最後、ちょっとハッピーエンド?な兆候があったのは良かった。
けど、突然終わっちゃった。ぷつっ、って。
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うーーーーん。レイナはわからないでもない。
でも2人が…いや、レイナもだな。3人の絆がラストの段階であそこまで深まるには、理由もエピソードも足りなすぎる気がして釈然としない。
むしろレイナというキャラクターの輪郭がぼやけすぎているのか。
2人は男女なわけで不可思議な体験を共有したことで盛り上がっちゃうのはアリだとしても、レイナが、かけがえのない両親をあっさり置き変えられてしまうことに対する意味づけが十分ではないような。
最後は登場人物たちが盛り上がっていって、完全に置いてけぼりにされた印象です。