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紙の本
発達障害とはなにか 誤解をとく (朝日選書)
著者 古荘純一 (著)
発達障害の若者たちの生き方を何人もの事例で説明し、世間や支援者の誤解をとく。また、発達障害の各症状、近年の脳・遺伝研究等も紹介し、症状と原因について正しい情報を提供する。...
発達障害とはなにか 誤解をとく (朝日選書)
発達障害とはなにか 誤解を解く
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商品説明
発達障害の若者たちの生き方を何人もの事例で説明し、世間や支援者の誤解をとく。また、発達障害の各症状、近年の脳・遺伝研究等も紹介し、症状と原因について正しい情報を提供する。発達障害の歴史にも触れる。【「TRC MARC」の商品解説】
自閉症、アスペルガー、ADHD、学習障害……ネット上で有名人が発達障害だと言われたり、「自称発達障害者」が積極的に発信したりしている。しかし、その人たちは本当に発達障害なのか、児童精神科医の著者は疑問を持つことが多いという。「発達障害は個性だ」という人びともいる。障害を抱えた人の特性を否定的にとらえないようにする意図だろうが、発達障害とは、そのような個性としてとらえる範囲を超えた「脳を基盤とする精神神経疾患」なのである。ネットを中心に飛び交う情報に影響され、よくわからないまま人にレッテルを貼ったり、自分は発達障害に違いないと思い込むのは、社会の関心を深めることにならず、かえって不正確な理解を助長すしてしまう。
この本では、まず、発達障害の若者たちがどんな生き方をしているか、どんなことに苦労するのか、周囲の人はどうに接しているのか、何人もの当事者の事例をあげて解説していく。その上で、世間にひろまっている誤解の数々(「親の育て方が悪いから」「テレビやゲームで育ったから」「大人になれば治る」「非行に走りやすい」など)についてどこが誤っているのか明らかにする。一方、支援にあたる人びとの、早期療育、不登校、進路指導などをめぐる誤解にも踏み込んで解説する。
後半では、医学の立場から正確な発達障害の各症状を説明し、近年急速に進む脳研究や遺伝研究の現状も紹介しながら、症状と原因についての正しい情報を提供している。発達障害の発見から現代までの理解・研究史にも触れる。
発達障害の人びとが排除・差別されず、その特性が個性の範囲として受けとめられるかどうか、問われているのは当人ではなく社会の許容度だいうのが著者の結論だが、書名にもある通り、個人の体験談とは異なる視点で発達障害の多くの問題を客観的に押さえており、当事者、支援者だけでなく、正しい知識を求める市民にも必要な本となっている。【本の内容】
著者紹介
古荘純一
- 略歴
- 〈古荘純一〉青山学院大学教育人間科学部教授。小児科医、児童精神科医。臨床現場で一貫して神経発達に問題のある子ども、不適応をかかえた子どもの診察を行う。著書に「不安に潰される子どもたち」など。
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