紙の本
今のところ自分の営業と仕事としてスタイルを原点回帰させる読み物
2020/09/09 23:05
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投稿者:unknown - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が社会人として個人の仕事スタイルが重要と思うようになった原点たる読み物。
おそらく今の日本人の社会には絶対適応できないという時代の先をいった人が書いた読み物で商売とは情熱と苦しみを一緒に背負うものと教えてくれた一冊。
個人事業など独立を考えているなら読んでおいて損はないと思う。
ただし読書としては大味なので自分の理解力が足りないと自己啓発やビジネス書の類と思われるが私からみたらフィルナイト「シュードッグ」と似た自伝に近いと思う。
内容は是非読んでほしいといいたいが、作者が日本読者へのメッセージとして動画で言っていた通り本読んでる暇があれば行動しろ!本なんか読むな!(自分の意訳です)のレベルで取り掛かるべき本です。
自分の答えを得る為に読むような本ではないのは間違いない。ちなみ私はひとしきり読んだ後著者のメッセージ通り売りました(笑)
電子書籍
社会人必見と言える本
2018/12/07 02:51
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投稿者:マグマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に長いですが、内容が難しいということがほぼ無く、ビールに興味があるかに関わらず楽しめる本です。経営者としてゼロからビール会社を立ち上げて大きく成長させていく過程における教訓が書かれていて非常に参考になりました。
少しでも起業に興味があればかなり有益な情報が得られるでしょう。最後に解説の部分が出てきますが、この部分はあまり読む必要がないでしょう。本書の中で最も読むのが苦痛で、何を言っているかもよくわかりません。
電子書籍
行動経済学の要素がある
2017/07/24 20:57
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投稿者:ボブ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一見すると無茶苦茶な面が多々見受けられる。しかし、一つ一つの要素を分析すると会計や資金繰りの重要性、ブランディング、従業員のモチベーション管理など、理にかなっている。
楽しく読めて勉強になる良書だが、きちんと考え感じながら読める読者でないと為にならないかも。
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スコットランドの人気クラフトビールBrew Dogの創設者の本。
ちょっとPunkネタに走り過ぎている感もあるが、相応に誠実なスタートアップの社長が書いた本、という評価が適切ではないかと思われる。主にマーケティングで突拍子もないことをやっていたりするものの、一方で財務は命であるということを口を酸っぱくして言っていることには好感が持てる。
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普遍の本質
経営戦略論やマーケティング戦略といったMBA的理論を否定するようなトーンで打ち出し、実際に内容の語り口もそのようなテイストになっている、が。
ドラッガーやポーター、コトラーなどを読み込んでいくと見えてくる論理の本質のようなものが、本書の中にも見ることが出来る。
自分自身で考え抜き、行動し尽くす、そこから得られることの本質は普遍ということなのか?と、思わず嬉しくなる。
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brewdogというイギリスのクラフトビールの創業者が書いた経営哲学書
2007年創業で世界中に展開している。日本の六本木にもbarがある。
パンクというだけあり刺々しい表現で描かれている。情熱が最も大事です。財務は必須です。仲間は慎重に選ぼう。
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・ どうせ細かいところまで完璧に計画したところで、ハイスピードで物事が動き、それが絡み合って変化を生む今の世界では、計画など実行する暇もないまま、無用の長物になるだけだ
・ 既存の経路や手順、助言に頼れば、既存の体制への依存が増幅する。パンクのDIY精神を実践するということは、それらを当てにしないということだ
・ 小さく使い、大きく考えよう。すべてを使ってレバレッジをかけるのだ。
・ 自分の会社を手助けすることで、彼らのキャリアにどんなプラスがあるかを想像させ、夢を見させるのだ
・ 価格を下げて短期的な売上が異様に伸びると、それに目がくらんで長期的な影響のことを一瞬考えられなくなる
・ 自分のすることは自分で決めていい。他人が決めるのは、買うかどうかだ。
・ 客層が広ければ、価格で強い姿勢を取るのに有利だ
・ より高価な選択肢を作ると、顧客が元々ほしがっていた商品の中から高い方を選ぶ可能性が生まれ、売上が自動的に増える
・ ブランドとは、自分で操ることのできない、人の頭の中にある感情的な反応のこと。つまり認知の問題なのだ。顧客たち、または潜在顧客たちがそのブランドからなにをイメージするかだけが重要なのだ。
・ 今の時代、ブランドを築く唯一の方法は、自分がブランドを体現することだ。人間はより大きなものに参加しているという感覚を求める。あなたのブランドはそのチャンスを与えなければならない。
・ 派手なパフォーマンスが実際に高価を発揮するには、それが本質的な部分で氏名と結びついていることと、既に揺るぎない指示と信頼できるブランドが確立できていることが条件になる
・ 世界戦略では企業向けと個人向けのマーケティングを結びつけるべきだ(個人のニーズを顕在化させて、そのニーズから企業が好条件で動くようにしむける)
・ 使命を掲げて人を引きつけるためには、本を読んで、自分の使命について集中して学び、それを伝えよう。商品ではなく、情報を売るつもりでいよう。まずは顧客への情報提供で競争相手を上回ることだ。そうすれば、自然と売上でも優位に立てる。顧客の知識が深まるほど、正しい判断をしてくれるようになる。丁寧に情報を与え、あふれるほど情熱を伝えれば、顧客はあなたのすばらしい商品やサービスを進んで買い求めるようになる。そうなれば顧客はもう革命に加わったも同然だ。情報には人を引き寄せる力があり、知識には力がある。
・ 情報は出さなすぎるより、出しすぎる方がずっといい。ビジネスのミライは、共有の中から開けてくる。
・ 企業文化・品質・粗利は相互依存関係にある
・ 企業文化は、誰にも見られていないと思った時の行動に現れる
・ 受け継いでほしいと思う行動を、リーダーたちが本気でやってみせなければならない
・ 社員が自分たちの仕事を愛さなければ、顧客が愛してくれることは絶対にない。
・ 現代は「リアクション型ワークフローの罠」にはまりやすい時代だ。いつでも多くの方法論を仕入れられるが、それはリアクション型ワークフローの悪循環に飲み込まれる可能性が非常に高いということでもある。リアクションに対してリアクションするだけで手一杯になり、前に進めなくなる。
・ ブリュードッグでは経営陣5人に「50-50ルール」を定めている。経営陣は日々の仕事を回すための業務や現在進行形の問題の解決、既にある問題への対応には、自分が働いている半分までしか使ってはいけないことにして、会社を改善し、成長させ、発展させる方法や、次の成長の段階に進ませる方法を考えることに残り半分を使うのだ
・ 落ち着いた場所からでかい発想がわいてくることは、まずない。落ち着かない場所を自分で作らなければならない。知っている範囲、わかっている範囲の外側を考えるべきだ。
・ 見えないものを神事、足を踏み出せば、二つの結果が生まれる。次に取るべき行動がわかること、そして実際に新たな行動が生まれることだ。行動する分か、素早く動く文化を社内に創り出さなければならない。
・ ハイスピードで動くことができれば、競争相手が気づいてさえ以内チャンスを見つけ、いかせる。アイデアを試す余裕ができ、そのアイデアを想像ではなく、実地で得た知識によって形にしていくことができる。
・ 1回に5つずつ、うっとうしい問題を並べる、困っている順に5つ書き出して、チームを集めて話し合い、解決する。そうしたら、また次の5つを書き出す。(5つは解決される、という安心感が大事かも)
・ 最高の人材は問題が起こると、自分の力を発揮し、資質を証明し、世界に自分の能力を示すチャンスがきたと考える。
・ コミュニケーションのポイントは、はっきり伝えること、ありのままを話すこと、興味のわく話し方をすることだ。曖昧さや誤解を閉め出さなければ、一緒に疑いも招くことになる。
・ ピータードラッカーは「測定できるものは管理できる」とはっきり言っている。何かに深く注意を向けると、それまであり得なかったところに思考回路がつながり、以前なら絶対に見えなかったものが見えるようになり、会社の行方を左右するようなことを、それまでより簡単に改善できるようになる。
・ 相手が満足だと感じ、意欲的になれる解決策や仕組み、条件を見つけ出そう。そうしながら、自分たちが望むものを最優先した契約を作るのだ
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まず、私は起業してないし、する気もない「部外者」であることを断りつつ。
今、2章の終わり位です。
読んでて楽しい!! 車の運転しながら好きな音楽をガンガン聴いているみたい。
本来はパンクであるべきでしょうけど聞かないので、それと実際にここのところレッド・ツェッペリンを、iPodで自分好みのアップテンポでリズムやメロディがファニーな曲ばかり選んで聴きながら運転してるので、読書中もそんな感じ。
知的な疾走感がたまりません。
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PUNK IPAで有名なブリュードックの創業者がその起業から財務、マーケティング、営業、人事そして経営者のリーダーシップを語ります。
ビール造りの経営を通してパンクを体現しているのが、その語り口も相まって熱いビートで伝わってくる好著です。
パンクと言いつつBonJoviなど一般的なロックも多数引用していてロックファンなら思わずニヤリとしながら読めること請け合いです。
パンクなら信念を曲げるなとBonJoviの「Keep the Faith」を引用してますが、あらためてQueenの「Keep Yourself Alive 」と並ぶ座右の銘にしたくなる良い言葉だと思いました。
ところで、著者の名前がジェームズ・ワットなのは本名なのだろうか。
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「Punk IPA」、「Hardcore IPA」等、ロックマナーに照らした独自のクラフトビールで知られるBrewDogの創業者が語る独自の経営哲学。
Brewdogのビールが強烈に名前に残っているのは、アルコール16.5%の「Tokyo」を飲んだことがあったからである。それまで、「Punk IPA」や「Hardcore IPA」も好きで飲んでいたが、ビールの平均的なアルコール度数を軽く超えたこれを飲んだときに、クラフトビールの面白さを実感したものだった。
本書はUK伝統のパンクスのマナーに則るBrewdogの破天荒な経営哲学、マーケティング論、組織論、アカウンティング論等がまとめられており、どれもこれもその破天荒さが大変心地よい。大量生産の不味いビールを世にはびこらせた伝統的な大企業ブリュワリー、胡散臭い「モチベーター講演家」などが、又吉イエスの如く「魔女のように火あぶりにすべき」とターゲットに挙げられる。
そういえば、六本木にはBrewdogの直営バーがあるのに、まだ行ったことがなかった。早いうちに行ってみないと。
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イギリスの新興クラフトビールメーカーBrew Dogのオーナーが成功の裏側を語った著書。スタートアップで働く、これから志す人には参考になる内容も多いのでは。
イギリスらしく会社の精神にパンクを掲げる会社で、本著もパンクを切り口にテンポよく語られており読みやすい。
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もともとパンク気質ある私がこれ読んで自信つけたらどうするんだ?と心配しながら読んだけど、面白かった。
財務を重要視して、商品のクオリティにこだわる様子はとても好感。
事業計画やめちまえとか、人生にはノーと言いたい人ばかりに囲まれるとか、交流イベントは間抜けの集まりだとか、国が変わってもどこも似たような雰囲気なのねとニヤける。
けど、私が苦手な側の人達もこれ読んだら「そーだそーだ!」と言う書き方してるんだろうとは思う。
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少なからずマーケティングに関わるものとして、出来ることは全てやって行きたい。
「すべてがマーケティングだ。内と外を分ける壁はずっと昔に崩れ去った。そうなれば必然的に、会社内部の文化が、外部のブランドイメージとシンクロする。」
デジタルに引っ張られすぎて、本当にやるべき仕事が全くできていない。「リアクション型ワークフローに没頭すればその分だけ、自分の手でリアクション型ワークフローを生み出すことになる。…未来をつくりたければ、先のことを考えるための時間と場所を作らなければならない」
MBA型の思考、行動は今の時代に合わなくなっているのかもしれない。「行動は行動から生まれる。動きのないところからは何も生まれない。」
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数年ぶりの再読。
改めてとても良い本でした。
ビジネスの作り方・考え方について、
そもそも何のための会社を始めるのかについて、
起業する際に押さえておくべきポイントについて、
企業文化とは、などなど。
まさに今の時代、つまり商品が社会に溢れ、世の中が国境を超えて繋がっている時代に起業する方・リーダーとしてやっていく方におすすめの本。
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イギリスのクラフトビールの会社をわずか7年で売上70億円にし「経営の根幹は"パンクの哲学"」と語る創業者の著書。
小規模企業やスタートアップが長期計画を立てても実現するわけがなく必要な変数をすべて把握し続けることなど不可能と言い切り、賞味期限切れの計画書をいちいち確認するより、瞬間的に判断する方が重要。だから先の計画なんて立てず、今、全力を尽くすことだという言葉はビールのごとく痛快で爽快。
また「事実だとか論理だとかの堅い話にいくら説得力があっても、人が腹をきめるときというのは感情に従う」「適度な無秩序や内輪揉めが起こらないのは、全力を尽くしていない証拠。混乱も騒乱も、いかれた旅の相棒になる。」とあり、まさにパンクロックのごとく破壊的で創造的。
一方、組織の成長やチーム作りにおいてては慎重かつ情理的。社員は自分が成長してると感じているときに、最高のパフォーマンスを発揮し、問題が起こると自分の力を発揮し世界に自分の能力を示すチャンスがきたと考える。問題など問題でない。問題に対する人の姿勢こそ、本当の問題だと説く。チームは方針やルールではなく、価値観と文化で動いていく。