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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1976/10/13
  • 出版社: KADOKAWA
  • レーベル: 角川文庫
  • サイズ:15cm/324p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-136603-5

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文庫

紙の本

ドグラ・マグラ 上 (角川文庫)

著者 夢野 久作 (著)

昭和十年一月、書き下ろし自費出版。狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に著者の思想、知識を集大成し、”日本一幻魔怪奇の本格探偵小説”とうたわれた、歴史的一大奇書。...

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ドグラ・マグラ 上 (角川文庫)

税込 572 5pt

ドグラ・マグラ(上)

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ドグラ・マグラ(上)

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ドグラ・マグラ (角川文庫)セット

  • 税込価格:1,27611pt
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商品説明

昭和十年一月、書き下ろし自費出版。狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に著者の思想、知識を集大成し、”日本一幻魔怪奇の本格探偵小説”とうたわれた、歴史的一大奇書。【商品解説】

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みんなのレビュー416件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

三大奇書

2016/01/27 18:34

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:狂人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本三大奇書のひとつです。夢久の作品のなかでも特異な文体で書いてあり、他に似たような作品がない作品ですね。賛否あるとは思いますが、私はこの雰囲気好きです。正木教授などのキャラクターの描き方もいいと思います。

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紙の本

戦前に活躍された夢野久作氏による「日本一幻魔怪奇の本格探偵小説」です。

2021/02/05 09:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、戦前に活躍された、禅僧、陸軍少尉、郵便局長、小説家といった多彩な肩書をもつ夢野久作氏の代表作です。同氏は、童話作品のみ使用された「海若藍平」、「香倶土三鳥」などという筆名ももっておられ、現在では、「夢久」、「夢Q」などと呼ばれることもあります。同書は、昭和10年1月に書き下ろし作品として松柏館書店から自費出版された作品で、「日本一幻魔怪奇の本格探偵小説」とか、「日本探偵小説界の最高峰」とか、「幻怪、妖麗、グロテスク、エロテイシズムの極」という宣伝文句を付けられ、読書界の大きな話題を呼んだ作品です。常人では考えられぬ余りに奇抜な内容のため、毀誉褒貶が相半ばしています。筆者自身は、「これを書くために生きてきた」と語ったとされ、10余年の歳月をかけて完成された内容は、狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に、著者の思想、知識が集大成されています。角川文庫では、上下2巻シリーズで刊行されており、同書は、その上巻です。

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紙の本

ネクロフィリック医学系ミステリの名作

2003/06/13 14:05

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:PNU - この投稿者のレビュー一覧を見る

 主人公が時計の音で目を覚ますと、そこは牢獄の独房のような部屋であった。そして彼は、自分が誰だかわからなくなっている=自己生活史健忘であることを悟る。自分はいったい誰なのか? 思わず叫び声をあげると、隣から女が「お兄さま」と呼びかけてくる。その声によれば、彼女は彼のいもうとであり、許嫁であり、婚礼の晩に彼に殺されたのだが、甦って来たのだという!? 彼女ははたして狂人なのか、そして自分は…。
 読むと一度は狂気におちいる」と言われてたりして(誰だそんなこと言ったのは?)ずっと読むのを尻込みしていたのである。
 読んでみれば…なんたることか、オカルトでもなくきちんとしたミステリではないか! 2件の殺人事件の謎と、記憶喪失の主人公の自分探し、1000年前から伝わる呪いの巻物…とワクワクする筋仕立て。このごろのオチが不明で難解な新本格ミステリや、矛盾だらけの不条理ホラーを読み慣れた身には、この物語が理路整然とした構成に思えた。
 ありきたりな物語のように起承転結のはっきりした展開ではないので、そこはやや面食らうかもしれない。しかし、アレはソレの伏線だったり、コレには後で重大な意味があったりとかして、読む前に予想していたようなエログロ・ムチャクチャな話ではなかったです。精神病院のありようを唄った「キチガイ祭文」が私の好み。そして、医学の説明がまた面白い。脳髄に与えられた新たなる意味、「胎児の夢」などの珍説が、現実で事実と信じられていることをことごとく覆すかのごとく披露されるのに目をみはった。荒唐無稽のようでいて、不思議と経験則に合致するのが感動的ですらあった。確かにそれならば、人間が悪夢を見たり、ふとした瞬間に魔がさしたりする理由が説明出来るものな。 

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紙の本

探偵小説、というよりもまさしく「奇書」という方がしっくりくる作品でした。

2007/06/23 11:12

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:どーなつ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この「ドグラ・マグラ」、昭和10年1月に1500枚の書き下ろし作品として、松柏館書店から自費出版された作品だそうです。
松柏館書店じたい、今はないですよね(たぶん)。なんか時代を感じてしまう。
<日本一幻魔怪奇の本格探偵小説>だの、<日本探偵小説界の最高峰>だの、<幻怪、妖麗、グロテスク、エロティシズムの極>とうたった宣伝文句が、読書界の大きな話題を呼んだのですが、常人の頭では考えられない余りに奇抜な内容のため、毀誉褒貶が相半ばし、今日にいたるもその評価は変わらないそうです。(←本書のあらすじより抜粋)
「これを書くために生きていた」と著者みずから語っており、どうやら発売の翌年に亡くなったことを考えると、まさしくこの作品に生涯をかけたといっても過言でないのではないでしょうか。
十余年の歳月をかけた推敲によって完成された内容は、狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に、著者の思想、知識を集大成する。
私が前から気になっていながら、目にするたびに今度、今度、と読むのを先延ばししていた理由の1つは表紙。
あまり人前で本を開いて読めないような、だけど画風が昔のものなので、厭らしいという印象よりも、なんだか禍々しい印象を与えてくるんですよ。
そしてもう1つ先伸ばししていた理由は「これを読む者は、1度は精神に異常をきたすと伝えられる、一大奇書」ということ。
表紙からもなんだか恐いな、って思ってて、あらすじにもこういう風に書かれていたらやっぱりちょっとドキドキしますよね。
よもや本を1冊読んで気が狂うなんてことはないでしょうが、気分が悪くなったり、寝覚めが悪かったら嫌だな、っていう思いがあってなかなか読まなかったのですが、実際読んでみるとすごい内容でした。
昭和10年当時でこの作品を世におくりだしたとなると、常人に理解されないのも分かる。
探偵小説、というよりもまさしく「奇書」という方がしっくりくる作品でした。上巻ではなんとかついていけましたが、下巻の辺りから、既に引き離されている感じでした。
本に置いてけぼりを食らった時って、もう分からないからいいや、読むのやめた、となるのですが、どうしても結末に辿り着きたいが為に、必死で字を追いかける、ページを捲るんですよ。
で、字が結構びっしり詰まってるので、頭が痛くなる。私はこの作品をエロティシズムだとは感じなかったですが、読後感のクラクラくる感覚は、単にぶっ通して読んで頭が混乱しているだけではないように思います。

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紙の本

昭和10年の作品である。とにかく読みにくいのだ。スタートの謎の提起は興味深いが、いつまでも展開が見えない。ここは我慢。上巻を読み終えるころ大まかな企てが見えてくる。下巻、この作品の「凄さ」に驚く。

2006/01/18 16:05

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ごく最近のミステリー系で流行している「仕掛け」の基本がいたるところで発見できるではないか。
読みにくく展開が見えないひとつは衒学的蘊蓄に参ってしまうからだ。これは今はやりのスタイルですね。ただし、付焼刃のそれではなく見識と素養と著者の世界観が伝わる本物らしさは、ウンベルト・エーコのあの読みにくかった『フーコーの振り子』を彷彿とさせます。
メタフィクションといわれる小説流儀がこれに輪をかける。嘘つきと狂人の、手記と語りからなるとんでもないメタミステリー。真偽のほどに惑乱してしまうわけだが、かなりしんどい。「作中作」。この手法を取り入れた叙述型トリックもいま大流行と言っていいでしょう。
主人公の「わたし」が精神病棟の一室で目を覚ます。自分の名前、自分の過去の記憶がいっさいない。「わたし」は人殺しをしたらしい。なぜ?「わたし」はなにもの?と物語は始まる。
記憶喪失者が自分の過去を探すというストーリーだ。今でこそよく見受けられるミステリーの手法だ。しかも、この精神の障害の発生原因が実に詳細に蘊蓄のなかで語られる。それだけではない。「フロイドやユングの精神分析」「意識下の性衝動」「深層催眠」「記憶の操作」「プロファイリング」などこれもまた現在のミステリーには欠かせない概念を、概念として一般には確立していない当時のことでありながら不自然さを感じさせないほど縦横に使いこなしている。
まだまだある。日本の怪談にはつきものの因果応報に科学的よそおいを加える。当時の言葉としてはなかった。遺伝子「DNA」、「DNAに記録されている生命誕生以来の記憶」という発想、「ミトコンドリアの復讐」という奇想天外は最近のベストセラーホラーSfにはいくつか登場している。さらに玄宗皇帝時代の男の怨念の現代への転移ともなれば直木賞もののSf伝奇小説である。
パロディが過去の著名な作品の模写を楽しむものならこれは現在の著名な作品の原型をみいだす逆パロディの面白さがある。
しかしこの作品の本当の「凄さ」は危ういまでに研ぎすまされた著者の時代感覚、透徹した洞察、大胆な社会風刺に見いだせよう。夢野久作は「人間に潜在する怪奇美、醜悪美を暴露し、読者を戦慄させる作品」としたようだが、それは言論封殺の時代的脅迫を感じたからのいいわけだったのではないだろうか。
昭和10年、ヒトラーはベルサイユ条約を破棄し、再軍備を宣言した。天皇機関説で美濃部が不敬罪で告発され、翌年には2.26事件が勃発する。理性が勝利した近代国家はいまや狂気の時代へと突入していた。
近代合理主義の行き詰まりにはその完全否定がうまれる。そして。彼はあざ笑いながら予見している。合理主義のなれのはてに狂人が生まれると。
「当該事件の犯人は現代における一切の学術はもちろん、あらゆる道徳、習慣、義理、人情を超越せる、恐るべき神変不可思議なる性格の所有者」なのだ。
「すなわち、まずのその時の呉青秀の心理的要素を包んでいる『忠君愛国の観念』という、表面的な意識を一枚引っ剥いで見ると、その下から第一番に現れてくるのは燃え立つような名誉欲だ。その次には焦げ付くような芸術欲………その又ドン底には沸騰点を突破した愛欲、兼、性欲と、この四つの欲望の徹底したものが一つに固まり合って、超人的な高熱を発していた。つまるところ呉青秀のスバラシイ忠君愛国の正体はやはりスバラシク下等深刻な、変態性欲の固まりに過ぎなかったことが、ザラリと判明して来るのだ」
ドストエフスキーが生んだスタヴローギンの再来か。ニーチェの言う超人を実践せんとしたナチズムか。あの忠君愛国の戦争遂行者たちへのはなむけなのか。
はたまたマーケット至上主義を標榜する「勝ち組」への挽歌か。
偉大なる三流文士・夢野久作、おそるべし。

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紙の本

深淵を覗く

2020/07/05 12:08

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

閉鎖病棟の患者の脳内から、無限に世界が広がっていくようです。物語の語り手や隣室の美少女を、どこまで信じていいのかにも悩まされます。

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紙の本

永久無限ループの不快感

2013/05/11 17:14

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:MUNINN - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんというか、感想書くほど内容理解できてない。 上巻は正木先生の論文の内容?で全くおもしろいと思えず、下巻で徐々に謎がとけていって 少しわかったような気になるんだけれども、最終的になにが真実でなにが虚構なのか、 現実と夢の境目が曖昧すぎて、ふわっふわする。

 読んだ人は精神に異常をきたす、と裏表紙に書かれていたけれど、下巻の最後が上巻の冒頭と繋がる無限ループな感じが妙な不快感。 ここまでくると、ある意味素晴らしい。

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電子書籍

かなりの忍耐力が要求される

2018/11/16 23:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある日目が覚めると自分がどこのだれか分からず、どこにいるのか分からず戸惑っていると、隣の部屋から「お兄様、私よ、返事して」と語りかけてくる声がし、彼女は彼の許嫁で、結婚式前夜に絞殺されたが、生き返ったという。彼が自分のことを思い出し、彼女を許嫁と認めれば二人ともここを出られるという。こういう出だしなので、記憶喪失の主人公が記憶を取り戻していく過程で過去の事件が暴かれていくという筋書きなのだろうと思いきや、時は大正15年10月20日(または11月20日)、ところは九州帝国大学の精神病学教室「狂人開放治療場」、若林鏡太郎法医学博士と正木敬之精神病学博士によって記憶を取り戻すべく膨大な資料が提供されて、それが真実なのか否か分からないまま、「わたし」が探偵よろしく真相に迫ろうとする展開となります。その膨大な資料が何の省略もまとめもなくそのまま記載されているため、上巻では若林博士の説明の後はほぼ正木博士のけったいな木魚を叩きつつ全国行脚して配布したとかいう「キチガイ祭文」や「胎児の夢」などの論文が占め、読者にかなりの忍耐を要求します。特に「キチガイ祭文」は強烈なパンチの効いた精神病患者や精神病院を取り巻くむごたらしい現状に対する風刺が効いていて興味深いとはいえ、あまりにも延々と口上が続くため、思わず飛ばし読みをしたくなるほどです。「胎児の夢」の方は胎児の発展が生物進化の後追いをしているということから着想して、その進化の過程で経験したことの記憶を悪夢として見ているに違いないと推察し、その伝承される記憶こそが「心理遺伝」という現象であり、夢中遊行や発狂による犯罪を説明するものとする論文で、そのことが「わたし」の過去とどう関わってくるのかさっぱりわからないなりにそこそこ興味深く読みするめることができました。

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紙の本

脳味噌が溶ける…

2002/04/21 16:15

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:琴  - この投稿者のレビュー一覧を見る

私に書評できるような内容の本ではない…というのが実のところだと思います。
夢野久作といえば、多くのミステリ作家が「尊敬する作家」として挙げている奇怪小説家、というのが私の彼への印象でした。この文庫は、表紙を書かれているのが、画家・絵本作家の米倉斉加年だったので、軽い気持ちで読み始めたのですが…ううっ、なんだかめちゃくちゃ癖のある文章。ついていけない話の内容…。
しかし、この作家にはすごいマニアもいるらしいので、好きな人はとことん好きなんでしょうね。

でも、確かに、読むのがやめられなくなるんです。なんででしょうか。わかんないのに、やめられない。気持ち悪いのにやめられない。爽快感など皆無なのにやめられない…。

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2005/09/14 12:07

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2004/09/26 00:35

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2004/09/28 19:26

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2004/09/27 08:28

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2004/12/27 16:42

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2004/10/12 11:09

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