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紙の本
バッテリー 2 (角川文庫)
著者 あさの あつこ (著)
【小学館児童出版文化賞(第54回)】【日本児童文学者協会賞(第39回)】〔教育画劇 平成10年刊の加筆・訂正〕【「TRC MARC」の商品解説】中学生になって、野球部に入...
バッテリー 2 (角川文庫)
バッテリーII アニメカバー版
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
バッテリーII
05/02まで通常594円
税込 297 円 2ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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- 税込価格:3,520円(32pt)
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商品説明
【小学館児童出版文化賞(第54回)】【日本児童文学者協会賞(第39回)】〔教育画劇 平成10年刊の加筆・訂正〕【「TRC MARC」の商品解説】
中学生になって、野球部に入部した巧。監督の強硬な指導に我関せずの巧。そんな彼に対し周囲からは非難が集中する。そしてついにある事件が起こり…!大人気シリーズ第二弾!【商品解説】
著者紹介
あさの あつこ
- 略歴
- 『バッテリー』で野間児童文芸賞受賞。『バッテリーⅡ』で、日本児童文学者協会賞を受賞。
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紙の本
長いものに巻かれることに慣れてしまった自分に反省。この真っ直ぐさいいですよね。
2004/08/23 13:50
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の力に絶対的な自信を持っている巧。
ある意味これだけ完成されている13歳って羨ましいですよね。
他人に合わせることも折れることも知らない性格は当然のことながら周りから風当たりは厳しくなる。
野球の才能に恵まれていても人間関係の才能は全くない巧。
基本的に巧タイプは好きなんですが、それでもこれじゃダメだわ〜と思わずにはいられないくらい彼は人間関係を築くのが下手。
別に彼自身の性格がそんなに悪いわけでもなく、心の中では他人に対する優しさや気持ちを思う部分もあるのに口から出てくるのは思いとは逆だったりでますます誤解を招く始末。
ただ真っ直ぐに自分自身を信じて突き進みたいだけなのは分かるのですが周りに理解されるのは難しいでしょうね。
大人から見れば「何とかならないか」と歯痒いくらいで済みますが、同じ年代の子からすれば腹が立つだけの存在、疎ましくまた妬ましい。
中学生の頃って憧れを憧れと思わずに逆に妬ましく思うマイナスのパワーの方が働き易いですし、そういう部分を飾らずに出してあるだけに生々しさがありました。
多分私が中学時代に巧と出会っていたとしたら、才能は認めてもこの高慢さにはついていけないでしょうし素直にムカツクと思います。
最終的には認めちゃいそうですが最初は無理ですね。
物語の成り行き上、当然のことながら先輩達がある事件を起こします。
ネタバレになりますので詳しくは書きませんが、児童書とは思えない陰湿さを描いてますね。
妙にリアルですし、こういう事件って実際に過去も現在もどこかで起きている問題だと思います。
また先生の態度も生々しい。
問題を摩り替えて「なかった事」にする先生って多いですよね。
この本を是非とも学校の先生に読んでもらって反省して欲しいくらいです。(笑)
この先まだまだ巧達のバッテリ−の前には障害が出てきそう…果たして彼らは今後どうなるのか本当に楽しみなシリーズです。
紙の本
青いリビドー!
2012/12/04 02:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アルビナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「この本、小学生には早いんじゃないの?」
この児童文学を読んで、小学教員の姉が言った。
『バッテリー1』では小学生だった主人公・原田 巧もピカピカの中学一年生。
初夏のさくらんぼのような瑞々しい感性の光る頃だ。誰しも周囲への不安と期待で浮き立ち、胸をふくらませる。
天性の才能を研磨する努力をおこたらず、その徹底したプロ根性ゆえに、学校でも家庭でも周囲との衝突が絶えない巧。母親との関係、野球部顧問との対立、先輩からのリンチ…「野球がしたいだけだ」という巧の不器用で真っ直ぐな想いは、“社会”のなかで浮き立つ。ピッチャーとしての自分の実力で周囲を認めさせてやる、と言いきる巧の傲慢さを、うらやみながら憧れて魅かれてゆくキャッチャーの豪と級友達。良くも悪くも彼らにとって巧はカリスマ的存在だ。しかし、巧自身は自分の力に固執するあまり周りが見えていない。
冒頭の姉の発言通り、小学生が読んでも消化出来ないのでは?と思える部分がある。そこが『バッテリー』の面白いところだ。巧と母親の関係や、学校教育に関する諸問題は複雑な“大人の世界”で、大人の視点でこそ理解出来ることや見えてくる問題点がたくさんある。しかし、まずは子どもの目線で読むべきだろう。著者・あさのあつこ氏が伝えたいのは、「社会」「学校」「家族」すべてを見つめている子どもの目だ。子ども自身だ。強烈な自我をもった「原田巧」という少年を主人公にすえて、原田巧が見て感じている世界を私達はそのまま共有し、ありしの日の自分が蘇えり、こころの芯をゆさぶるのだ。
ジュブナイルだと思って頭から排除しないで、是非読んでほしい。青春時代の自分の内面を思い返すことは、思いがけず恥ずかしいが、こうして昔の自分を思い出し、自分が確かに存在しているのだと認めることがときには必要だと思える。青春の日のストイックさ。傲慢さ。猛スピードで過ぎていった毎日を精一杯生きていた自分を思い出してみよう。未熟だけれど良いモノをたくさん持っていた事に気づく。それは古びた宝物箱を見つけたようなドキドキ感だ。
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なんだか硬くて鈍く光っていて冷たい鉱石のようなものを
2004/07/02 00:02
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イトー - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近読み始めた、あさのあつこのシリーズ物を読むのが楽しみの1つになっている。それは『No.6』シリーズと『ルーキー』シリーズだ。ちなみに、どちらもジュブナイル、どちらかと言えば中学生以下くらいの子供向けの本だ(「俺は子供じゃない!」という中学生の皆様にはごめんなさい)。
あさのあつこの描く本にはジュブナイル特有の柔らかな感じがない。同じくジュブナイル出身の森絵都と比べても違いははっきりしている。あさのあつこの本を読んでいると、なんだか硬くて鈍く光っていて冷たい鉱石のようなものを感じる。森絵都の場合は柔らかくて繊細な春の日か。あさのあつこには子供だから何も考えてなくて…というような、お気楽な展開なんかない。もちろん森絵都もそんな簡単な書き方をしてないけど、あさのの書き方はもっと鮮烈で内省的だ。むしろ子供だから色んなことが分からず/表現できずに悩んでいる/苦しんでいる、という感じを非常に上手く描き出している。読んでいると自分が思春期に思うようにいかずに、もどかしい思いをした感じをまざまざと思い出して身に詰まされた。そして現在のわが身を見てみれば、なんと物分りが良くなったことか! 愕然としてしまう。
あさのあつこの角川文庫版『バッテリー』はまだ2巻目だ。教育画劇版は完結しているから、読もうと思えばすぐにでも最後まで読めるのだが、読み終えてしまうのもいささか勿体ない。もう少しゆっくりと2人のバッテリーに付き合って見ようか。そう思えるのも歳をとった証拠か。
念のため書いておくと僕は森絵都のファンだ。あさのはつい最近知ったのだが、森とあさのというタイプの違う2人の作家を比較しながら読めるというのも贅沢で幸せなものだ。
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巧は
2021/02/15 21:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
頑固過ぎるのか……要領が悪いのか……または……自分に自信持ちすぎて、天狗になり、回りとの協調性が欠如しているのに気がつかないのか……。中学生になってからは読んでいてイライラするくらい巧は不器用です
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天才ゆえの問題
2020/04/22 19:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学に進学して主人公の不遜さに磨きがかかった感じ。
周辺のチームメンバーに妬まれ、直接 関節の被害を受けトラブルと引き起こす。
天才ゆえの問題 ともいえるが、どうにもしっくりこない。
逆にキャッチャーと弟が好人物過ぎて、これも違和感がある。
紙の本
周囲との衝突
2015/03/22 05:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学校の野球部に入学した巧と周囲の人物との衝突が描かれています。自分の力を信じているだけに、型にはめようとする先生や気に入らない先輩とぶつかってしまう。そんなときに支えてくれる人がたくさんいることがわからない巧はまだまだ子供だということかな。