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紙の本
鳥獣害 動物たちと、どう向きあうか (岩波新書 新赤版)
著者 祖田修 (著)
イノシシ、シカ、サル、クマなどによる鳥獣害が全国で深刻化している。鳥獣害はなぜ増えたのか。各地の対策は。そして今後、どうなっていくのか。農業経済の研究者が、みずから田畑を...
鳥獣害 動物たちと、どう向きあうか (岩波新書 新赤版)
鳥獣害 動物たちと,どう向きあうか
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商品説明
イノシシ、シカ、サル、クマなどによる鳥獣害が全国で深刻化している。鳥獣害はなぜ増えたのか。各地の対策は。そして今後、どうなっていくのか。農業経済の研究者が、みずから田畑を耕すなかで考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
クマ、シカ、サル等の鳥獣害が急増中だ。田畑を荒らし、時に人を襲い、近年は都市部にも現れる。なぜ増えたのか? 各地の対策は?【本の内容】
目次
- はじめに
- 第1章 田園回帰のなかの鳥獣たち ──害獣化する野生
- 1 愛しい鳥獣たち
- 2 憎らしい鳥獣たち
- 第2章 街なかを闊歩する野生鳥獣
- 1 神戸市街を行くイノシシたち
- 2 クマの出没と人身被害──ヒグマとツキノワグマ
- 3 鉄道運行を妨げるシカやイノシシ
著者紹介
祖田修
- 略歴
- 〈祖田修〉1939年島根県生まれ。京都大学農学部農林経済学科卒業。農学博士。京都大学名誉教授、福井県立大学名誉教授。専門は農学原論、地域経済論。著書に「コメを考える」「農学原論」など。
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警告書
2016/12/27 18:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
鳥獣被害は単なる生態系の問題ではなく、人間の生きる姿勢を問われているものだということが良くわかる。地域の問題から地球規模での検証へと繋がる大いなる本である。
紙の本
「動物観」から理解しようという姿勢はわかるのだが。
2016/11/03 11:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今年の秋は「クマに襲われた」ニュースが増えたような気がする。鳥獣害被害はクマだけでなく、サルやシカ、市街地のカラスやハトなど多岐にわたる。本書では鳥獣害の現状や対処の実例などの紹介をし、後半では「動物をどう扱ってきたか」という哲学や宗教などにも踏み込んでいく。
実例はどちらかというと農家側など「被害を受ける側」の目線であるように思う。自然保護・動物保護も大事だが、そこで生活するものの意見も聞いてほしいという声が聞こえてくるような文章だった。
「動物への対し方」の部分は、さまざまな問題がなぜ、どのように起こってきたのかの分析をするための箇所であるが、今一つ「歴史的な列挙」から踏み出せていない感じ。「動物観」から理解しようという姿勢はわかるのだが。
野生動物を守ることも、人間を守ることも両立させることはできるのか。著者は自然を「怖れながらも管理」と書く。しかし結局は人間側の広がっていく欲をどう調整するか、である。
現状はまだまだいろいろな意見を戦わせて試している状態が続きそうな気がする。
「どう向き合うか」について今一つ意見が伝わってきにくいまとまり具合なので読後の歯切れは今一つ。