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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2016/09/06
  • 出版社: 小学館
  • サイズ:19cm/259p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-09-352280-9

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紙の本

上海の螢・審判 (P+D BOOKS)

著者 武田泰淳 (著)

第一次戦後派作家の“巨人”武田泰淳。中日文化協会の文官として滞在した約2年間に及ぶ、敗戦前後の上海での体験を克明に記録した遺作「上海の螢」と、一兵卒として中国参戦した体験...

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上海の螢・審判 (P+D BOOKS)

税込 770 7pt
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P+D BOOKS 上海の螢・審判

05/02まで通常770

税込 539 4pt

P+D BOOKS 上海の螢・審判

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商品説明

第一次戦後派作家の“巨人”武田泰淳。中日文化協会の文官として滞在した約2年間に及ぶ、敗戦前後の上海での体験を克明に記録した遺作「上海の螢」と、一兵卒として中国参戦した体験告白「審判」の2作を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

戦中戦後の上海を描いた傑作二編が甦る!

『上海の螢』は、著者が32歳で中日文化協会の文官として滞在した約2年間に及ぶ、敗戦前後の上海での体験を克明に記録した貴重な史料でもあり、一編を遺して未完のままとなった遺作。

1947年発表の『審判』は、『上海の螢』より古く、一兵卒として中国参戦した自身の戦場での体験告白でもあり、誰にも裁かれない自分の犯した戦争犯罪を自身の手で裁くために描かれた問題作。

第一次戦後派作家の“巨人”武田泰淳と上海という場所の因縁深い2作を同時収録。

【商品解説】

収録作品一覧

上海の螢 5−23
汗をかく壁 25−47
まわる部屋 49−80

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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

日常の延長線上にあった戦争

2022/11/26 09:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

77年前に終わった戦争の話を聞くとき、現在の私たちにはそれはあまりに遠い昔で歴史上の出来事のように思える。
しかし当然ながら考えてみれば、そこには今の私たちと同じような、いろんな性格のいろんな属性でいろんな顔した普通の人たちがいて、戦争に行き(行く羽目になり)今からでは考えられないような行為に関わる人もいた。
いわゆる戦記物ではなく著者の体験から、戦時中の人間の姿を映し出した傑作が揃っている。
その間に自分がいたら。登場人物が自分だったらどうしたか、と考えさせる。

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電子書籍

過去から現在へ

2018/05/17 05:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

自らの戦争体験が息づいていました。過去の過ちや歴史を未来へ伝えていく、著者の強い意志が伝わってきました。

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紙の本

審判は良かった

2020/02/15 17:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る

「上海の蛍」以下の7編は、散歩シリーズの連作短編である。最後の「少女と蛇娘」以外は上海が舞台である。上海が舞台の物は、戦時中の話であるが、戦時中という緊迫感はない。作者が主人公と思われる。登場人物は実名とイニシャルが混在している。イニシャルの人は了解が得られなかったのだろうか。淡々と上海での日常が語られている。特にたいした感慨も覚えなかった。最後に収められている「審判」は切実な話だ。戦時中の出来事が忘れられないひとりの青年の苦悩がよく描写されている。

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