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宇宙飛行士本
2021/12/31 23:59
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投稿者:*iroha* - この投稿者のレビュー一覧を見る
情熱的で努力を怠らない人たちにこそ見える世界がある。
参考になります。おすすめです。
いろんな人に勧めてます。
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宇宙飛行士の若田光一さんが、一瞬で判断するために必要な事「創造する」「学ぶ」「決める」「進む」「つながる」「率いる」と言う7つのキーワードをにまとめて紹介している。
これを読むと非常に基本的な事の徹底がとても大切だと言う事がよくわかった。
気に入った言葉
・ポジティブシンキングは重要だが、ネガティブなリスクを予想して受け入れ万一の事態への危機管理対策をきちんと講じておくことで本来の目的により集中できる
・ジーン・クランツ(アポロ13号の飛行管制主任)の10箇条
1. Be Proactive (先を見越して動け)
2. Take Responsibility (自分の担当は自ら責任をもて)
3. Play Flat-out (きれいになるまでやり通せ)
4. Ask Questions (不確実なものはその場で質問をして把握せよ)
5. Test and Validate All Assumption (考えられることはすべて試し、確認せよ)
6. Write it Down (連絡も記録もすべて書きだせ)
7. Don’t hide mistakes (ミスを隠すな、仲間の教訓にもなる)
8. Know your system thoroughly (システム全体を掌握せよ)
9. Think ahead (常に、先を意識せよ)
10. Respect your Teammates (仲間を尊重し、信頼せよ)
・大切なことはシンプルで、いつの時代も変わらない
・質問する事は、熟練者から有用な情報を効率的に入手するように努めている。
・質問は自ら理解を深めるためでもある
・急いで仕事を進めなければならない時に忘れてはいけないのは「何のためにやっているのか」を思い出すことだ。
・ストレスを完全に除くことは不可能だから「付き合い方」を知る
・失敗の受け入れ方でその人の成長が変わってくるので「自分と同じ目標を目指す仲間たちの教科書」にする
・最後に決めるのは自分であるべきだ。
・考え行動したプロセスはメモしておく
・事を行うに当たっていつか始めようかなどと考えている時は、すでに後れを取っている(ローマ時代の格言)
・いつも新しい挑戦を自分に突き付け続ける
・プレッシャーを緊張感と集中力に変える
・自分で変えられない事ではなく、変えられることに注力する
・言葉や態度は自分にも他人も影響を及ぼす
・否定的な指摘をしてくれる仲間を大事にする
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宇宙飛行士の仕事術。
ある意味極限の中での人間関係は一歩間違えれば多大なストレスになる。
宇宙飛行士に関する知らない世界をかいま見れて面白かったです。
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ISS(国際宇宙ステーション)でコマンダー(司令官)をつとめたことのある宇宙飛行士・若田光一さんによる、大きな捉え方をしてみるならば、「リーダーシップ能力」についてその要素をこまかくみていく本。
「リーダーシップ能力」といえば、リーダーになった人だけが発揮することを求められる能力かと思いがちです。ですが、誰しも任された仕事のなかではその責任者ですから、状況的なリーダーだといえると本書でも述べらています。つまり「リーダーシップ能力」は、誰もが必要としたほうがいい能力なのです。
「リーダーシップ能力」。僕のイメージでは、自主自律を前提として自分で考え、能動的にコミュニケーションをとり、技術や知識の習得の向上を忘れず、他者にも状況にも柔軟な姿勢で対応する……など、が浮かびます。本書では、「想像する」「学ぶ」「決める」「進む」「立ち向かう」「つながる」「率いる」の7つに大きく分けて、リーダーシップ能力の根幹に位置するであろう一瞬で判断する力をひもといていきます。そのなかで、僕が先に挙げた姿勢についてもおおよそ扱っています。
過酷な訓練や宇宙での活動、そして地上でのデスクワークを含む宇宙飛行士の仕事経験は、他の仕事にくらべて異質というわけではありません。とはいいつつ、具体的に取りあげるなら、まったく他の仕事とのつながりはありません。たとえば深く広いプールに宇宙服を着て潜り、宇宙での船外活動の模擬訓練をするなどはそうでしょう。しかし、それは仕事・職種を個別にフォーカスしてみればたいがいみんなそのようなものです。他の仕事に比べて異質ではないというその意味は、さまざまな個別の各仕事ごとに共通している、その都度使っている能力の内容に違いはないというところにあります。本書には書いてありませんが、たとえば「ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)」などはどんな仕事でも大切だとされる一般的なビジネススタンスのひとつですが、この「ほう・れん・そう」のようにいろいろな仕事で共通するスキルやスタンスをいろいろピックアップしているのが本書なのです。そして、『採用基準』という本でも扱われていましたが、昨今は「リーダーシップ能力」の高さを会社での採用基準として見ていたりします。ですから、ビジネススタンスの中身を大きく占めるのは、「リーダーシップ能力」であると言ってもいいと思います。まあ、個人的には、ビジネスにかぎらず、こういう姿勢はプライベートでもうまく発揮したいものだと考えるところなんですが。
本書では、そういった「リーダーシップ能力」の各要素をみていくにあたり、すべてが宇宙飛行士の具体的な経験から引かれていて、宇宙飛行士ってどういう仕事なのかに好奇心のある人にとってもおもしろい読みものになっています。宇宙飛行士に好奇心を持つ人にとっては、逆にその個別性につよく目がいきます。つまりは、個別性と一般性をいったりきたりしながら楽しめる読書をすることができる寸法なのでした。
読んでいると、「優先順位をつける」や「後悔しないために自分で決める」など、多くの人が知っていたりわきまえていたりする内容もちらほらあります。また個人的に背中を押される思いをするような項もあって、「失敗から学ぶ」「自分のことほどわからない」「トラブルは小さい芽のうちに叩いておく」「守破離」「ペース配分」「恐怖は探究心にもつながる」などがそうでした。こういった「自分もそう思ってたのだけども!」という部分はけっこうあったのだけれど、若田さんはそれをきっぱり言えるところが僕とは違う。きっと場数を踏んでいるからなのです。
というところですが、ひとが能力を最大限発揮するためには、いろいろな能力の性格がどういうものかを意識することが始まりになるでしょう。そのうえで、自分の長所や短所がわかってきます。そうすると、いつのまにか自分を俯瞰的・客観的に見ることができるようになっていたりすると思います。まず、そういう一歩を踏み出すとして、その伴走者のようにもなってくれるのが本書でありました。けっこう幅広く参照が効くタイプのビジネス書だと思います。
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✔️仲間の成功を喜ぶ気持ちと妬む自分。自分で変えられないことではなく、変えられることに注力。今、自分にしかできないこと、課せられたことを明確に、自ら課題を定め、日々を過ごしていく。
✔️ユーモアが持つ計り知れない力。笑うことの効用は万国共通。
✔️リーダーシップとフォロワーシップのバランスが取れた、空気のような存在のリーダー。和、ハーモニーを大切にする。チームが同じベクトルを向く。個の力を出しきり、ハーモニーを奏でるチーム。
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著者が宇宙飛行士という仕事をするなかで培った、仕事をしていうくえでの教訓をまとめたもの。宇宙飛行士といえば職業として、世界的に十字する人数も多くないだろうし、宇宙という援助のない空間での仕事で、閉鎖空間で国際的なメンバーによる仕事であって特殊な仕事だとは思う。しかし、そこから導き出されたものは、同じ食事をすることが潤滑剤になる、一人ひとりのストレスに気を配ること、日ごろから小さな危機管理をすることがいざという時の突発的な危機管理に役立つなど、他の多々ある仕事と変わりがなく、そのような教訓は普遍的なものなんだと思った。
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・「先を読む力」は鍛えられる。ものごとを円滑に前に進めるために必要なのが「想像力」。
・失敗の受け入れ方で、その人が変わってくる。失敗を教訓として学び、二度と繰り返すまいとしているときは、じつは自分の能力が大きく向上しているときとも言える。
・優先順位づけの基本は、「重要度」と「緊急度」の仕分け。順序を誤ると、大きなロスが生まれ、致命的な事態に至ることもあり得る。
・最後は自分が決める。そうすれば人のせいにはできない。
・答えを出さずに動かないことは、「停滞」と言える。
・あえて「安定」を避けてみる。ルーチンワークに慣れてしまった安定した精神状態から、あえて自分が不均衡な状態になるよう意図的に仕向けてみる。
・壁を乗り越えるときにこそ、多くの「学び」がある。人は初めての経験で失敗をしながらも乗り越えていく過程で多くを学ぶ。または、難関にぶち当たってそれを解決しようと四苦八苦する環境のなかで、より成長していくものだ。
・人から認めてもらうために大切なのは、「今、自分が何を求められているか」を常に意識し、把握しておくこと。また、人に認めてもらうには、自らも人を認めることも大切。
・「先が見えないとき」の進み方・・・今、自分が置かれた状況と自分に与えられた役割のなかで、今できること、今なすべきことをしっかり見極め、ベストを尽くして、それを実行することだ。
・コミュニケーションは、まず「相手と自分は違う」という認識が出発点。「違い」を認め、「違い」を生かす。
・リーダーとして心がけたのは、「称賛はただちに。建設的批判は慎重に」。相手に単なる批判と受け止められないよう、まずネガティブなフィードバックは、個人そしてチームの改善のために不可欠だという価値観を仲間と共有しておくこと。
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2016年の課題が生産性の低さ、特にもやもや悩む時間が大変長く、決断することに時間を要してしまっていた点である。
(昨夜考えた解決策としては、考えうるオプション出しをした上で、評価基準をおいて試して選択する、そして作業を行うということで、それを頭の中でモヤモヤさせておくのではなく、しっかり可視化するということだろう。)
上司からも悩むことは甘えであるという熱い言葉もあり、この本をとった。
この本からのラーニングポイントとしては、大きく二つ。
1、基本的に今の職場で求められていることを愚直に行うことが判断する力を養う
・先を読む力(想像力、洞察力)今後何するかを気にする
・不確定要素を知っておく、
・違和感を大事に
・訓練は本番のように、本番は訓練のように
・先入観を持たず、現状を正確に理解し判断する
・記憶より記録
・常に備える、プレゼンの場=宇宙飛行の場
・評価基準、マニュアルに基づき行動する、規範
・おろかな質問は無い
・二度目の失敗は信頼の失墜
・優先順位のつけ方
・最後は自分で決める 人のせいにはできない
・考え、行動したプロセスはメモをとる
・トラブルの種ははやく摘み取る
・プレッシャーを集中力と緊張感に変える
・変えられる事に終始する
・リーダーシップ(仲間への配慮・観察、フォロアーシップ、臨機応変にリーダーシップをかえる)
・与えられた環境でベストを尽くすことが次につながる
・小さいことの積み重ね
・トンネルビジョンに陥らずビッグピクチャーを描く
・その時点でだせるベストな回答を出す
・エグゼクティブコミュニケーション
・建設的な批判
・良いチームの条件(支えあいつつ、馴れ合いにならない)
・ユーモアを持つ
・WE
2、有るべき姿を意識し、鵜呑みにしない
ポジティブ思考なので、鵜呑みにしやすいため、コントロールできない部分や改善点をおさえる
・上司のリーダーシップの良い点、だめな点
時間にルーズ、丸投げに近い、情報共有されていない、管理できていない、コミュニケーションの精度、フィードバックが二転三転
・チームの良い点、だめな点
一人ひとりの実行計画がない。もっとわくわくする感じ
・会社、環境の良い点、だめな点
トップダウン、PC周り、めりはり等
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ISSのコマンダーとして必要とされる力をわかりやすく丁寧に教えてくれた。宇宙飛行士という極めて高い能力が求められる仕事を遂行する上で重要なことは、私のようなサラリーマンが必要とする能力と何ら変わりはないのだということがわかった。人間が人間と関わり何かを成し遂げていくことが仕事であり、宇宙でも地上での仕事でもそれは同じなんだと感じた。どこにいっても何をしていても、自分が今感じている不安や恐怖はなくならない。今置かれている場で何をなすべきか、どう行動したらよいか、人間として、考えながら行動したい。仕事の10
ケ条、心にとどめたい。
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変化に気付く注意力とその変化をどう捉えるかの洞察力、自分を知り自分に対して客観的に観察する目を持ち、内省する力を鍛える。念頭にあたりこの本に出会えてよかった。
近藤さんへのアドバイス
質問をすることは疑問解決はもちろん、わからないままの現状に甘んじないという前進しようとする姿勢の表れ P.56
優秀なのは失敗しないことではなく、改善のために常に軌道修正を怠らない姿勢を持つこと P.98
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宇宙飛行士の仕事や経験をもとに書かれていて、初めは少し難しい?と感じた。しかし、読み進めるうちに普段私たちが社会で経験する、したことのあるような場面と繋がることも多く、勉強になり、今後生かしていける教訓にもなった。チームや組織でのあり方、考え方、などにも触れられていて、もっと早く読んでおけばよかったと思った。こんなリーダーがいいです。
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・不確定要素を出来るだけ少なく
・失敗から学び続ける
・不満は前向きに伝える
・チームの意識はtheyでなくwe
・その時点で自分が出せるベストな答えで動く
・挫折したときは原点に立ち戻る
・柔軟な軌道修正で失敗しにくい行動パターンを作る
・緊急時は記憶よりも記録を頼りにする
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やってきた人にしか書けない本
I’m really Totally agree with you
3Kはクスッとしました。
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本書で提示されているスキルは至ってシンプルで特に目新しいものはないが、宇宙飛行士いう、未知なる環境で絶対にミスが許されない職業で、いかに基本が大事かということが痛感させられる。目から鱗の仕事術なんてものよりも、基本に忠実に、確実に目の前の業務をこなしていくことが、結局は近道になる。
本書で提示されているスキルはビジネスマンなら一度はどこかで聞いたことがあるものばかりだ。trust but verify等、私も新入社員として働いていた一年目に教えらた事だ。当時は軽く流していたが、これが宇宙飛行士という(文字通り)雲の上のような職業に通じるものだとは、いかに基本が大事かという事が思い知らされる。
また、著者は宇宙飛行士としてだけでなく、チーフコマンダーや、地上での管理業務など、マネジメントとしても優れた力量を発揮している。だがそのマネジメントスタイルも斬新なものではなく、ここでも著者は基本に忠実だ。チーム全員に気を配り、体調や精神面等に気を使い、適切に休憩を促すなどしてチーム全員の士気を保っている。著者は自分の目指すマネジメントスタイルの軸を確固として持っており、その軸に沿って膨大な仕事に追われる時の優先順位の決め方も宇宙飛行士としての経験を生かしながら優先度、緊急度を鑑みて冷静に判断していく。
ただ全体的に抽象的な話が多く、具体的な宇宙でのエピソードや体験がもっと織り込んであると、より理解しやすいのではないかと思った。
全体としては基本に立ち返る時に読み返したい良書である。
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書いてあることはまともだが説教臭い。余暇に読書を楽しむスタンスで読む本ではない。正論の説教を浴びたい時に読む本。ISSのエピソードは不必要にビジネスに置き換えなくてそのままで十分面白いはず。