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読割 50
紙の本
まつりのあと (光文社文庫)
著者 花房観音 (著)
恋や情念が盛り上がった後に漂うそこはかとない寂寞感。平安神宮での結婚式に集う人々が織りなす、欲望の向こう側にある6つの人間模様と狂おしい官能を描いた連作短編集。【「TRC...
まつりのあと (光文社文庫)
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商品説明
恋や情念が盛り上がった後に漂うそこはかとない寂寞感。平安神宮での結婚式に集う人々が織りなす、欲望の向こう側にある6つの人間模様と狂おしい官能を描いた連作短編集。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
「女」として見られたくない女
2019/10/29 21:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:figaro - この投稿者のレビュー一覧を見る
この一文を見て、「はっ」とした。
官能小説の書き手に男性が求めるのは、男性の勝手な妄想をいかにして「現実」にするかだ。そして、読み手は「女」を覗きこむが如く堪能し、満足をする。
それが私が少なくとも知っている官能小説だ。
でも、著者の作品を読んで、「はっ」とした。そうではないのだ。「女」は男性の勝手な妄想の世界で繰り広げられている人形ではないのだ。
作品「随心院」の主人公は、可愛いがゆえに周りの女性から嫉妬され、それを疎ましいと思い、「女」の部分を出さないようにしようとする。こういう主人公の設定すら、男性にはとても想像ができない。
女性の描く官能小説はとてもエロく、そして深い。