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商品説明
うちにはときどき、奇妙なトルコ人がやってきます。そのトルコ人は、いってみれば、不思議なもののセールスマンなのです−。クスリとおかしいユーモア小説。会員制雑誌『鬼ケ島通信』連載に加筆修正。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
ふしぎなじゅうたん売り | 6−22 | |
---|---|---|
ふしぎな島 | 23−61 | |
ふしぎな電気雲 | 62−81 |
著者紹介
斉藤洋
- 略歴
- 〈斉藤洋〉1952年東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科ドイツ文学博士課程前期修了。児童文学作家。「ルドルフとスノーホワイト」で野間児童文芸賞受賞。業績に対して路傍の石幼少年文学賞を受賞。
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紙の本
ギュレギュレ~
2016/12/14 19:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議なトルコ人のセールスマンとの軽妙なやりとりが面白いお話です。
こんなセールスマンが来たら思わず買っちゃうのも納得だしぜひ来て欲しいものです。
紙の本
『ギュレギュレ!』
2017/03/10 19:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マンションの部屋をたずねてきたのは奇妙なトルコ人だった
見えない円柱形の穴からじゅうたんを取り出して
右の手のひらをつきだした
「五千円ですか?」
「五億円ですよ」
「うちには、五億円どころか、五万円だってありませんから」
「オーケー、商談成立ですな。いやはや、あなたは商売じょうずだ。
いいでしょう。四万九千九百九十九円でおゆずりします」
「それ、どういうことです?」
「だって、五万円はないんでしょう。
ということは、四万九千九百九十九円ならあるってことでしょう」
うまいこと買わされてしまったじゅうたんは
なんと空飛ぶじゅうたんだった
それからそのトルコ人は、ときどきやってきては
見えない浮島、電気雲、魔女の出る掛け時計など
ふしぎなものを売りつけてきて...
突飛な発想とことばあそびとヘリクツでできた本
斉藤洋の真骨頂はこの路線にある
鞍上(通勤電車)読書中、思わずふきだした