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紙の本
花井沢町公民館便り 3 (アフタヌーン)
著者 ヤマシタトモコ (著)
2055年。わたしたちの町・花井沢町は、ある事故に巻き込まれ外界から隔離されてしまいました。どこにも行けず、誰もやってこない。いずれ滅びるこの町で、わたしたちは今日も普通...
花井沢町公民館便り 3 (アフタヌーン)
花井沢町公民館便り(3)
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- 税込価格:1,947円(17pt)
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商品説明
2055年。わたしたちの町・花井沢町は、ある事故に巻き込まれ外界から隔離されてしまいました。どこにも行けず、誰もやってこない。いずれ滅びるこの町で、わたしたちは今日も普通に生きています。町で生まれ育ち、外の世界を知らない希。彼女と境界越しに知り合って恋人になった「外」の住人・総一郎。二人は境界をまたいで家を建て、不格好な同居を始めるが……町で起きる喜びと悲哀を静かにつづる連作集、いよいよ完結。【商品解説】
目次
- 第15号
- 第16号
- 第17号
- 第18号
- 第19号
- 最終号
著者紹介
ヤマシタトモコ
- 略歴
- 東京都出身。5月9日生まれ。B型。
2005年アフタヌーン四季賞夏のコンテストにて、四季賞を受賞。
代表作に『BUTTER!!!』『サタニック・スイート』『運命の女の子』(講談社アフタヌーンKC)、
『Love, Hate, Love.』『HER』『ひばりの朝』(祥伝社)、
『裸で外には出られない』(集英社)、『MOSOME STING』『ドントクライ、ガール』(リブレ出版)など。
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時間の残酷さ
2017/08/09 12:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Tory - この投稿者のレビュー一覧を見る
生き物だけが出ることも入ることも出来ない花井沢町。最初の巻では諦めにも似た雰囲気で、すっかり壁が日常になった町が描かれていた、ようにみえるが、人口が減り続け、終わりが意識されるなかで、それは停滞していただけで決して「平和」ではなかったことが明らかになる。過去の住人達のそれぞれの人生がランダムに現れるなかで、最後にたどり着く一人の慟哭が辛い。
電子書籍
恐ろしい
2018/09/29 15:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:R - この投稿者のレビュー一覧を見る
最終巻なのでどのような結末なのか興味深く読みました。すごくかわいそうな終わり方!?でも、そりゃこうなっちゃうよね……と思いきやオマケのようなエピソードで救いがある可能性もなきにしもあらずですが、でもそれがいつのことなのか、彼女の状態を知らないまま会議してるのかもしれないし、不安定な終わり方でした。すっきりや安心はできませんが想像を刺激する終わり方です。
紙の本
辛い話しでした
2016/10/26 18:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tarata - この投稿者のレビュー一覧を見る
閉鎖され、隔離されてしまっているのに、目の前には昨日までの自分が過ごしていた、普通に暮らしている人々が見える町。
その小さな町の中で暮らす多種多様な人々の「普通」の暮らしを描いています。
最愛の人と手を繋ぐ事さえ出来ない、最後の1人になってしまった彼女の叫びが切ない。
紙の本
完結
2016/10/08 23:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はいね - この投稿者のレビュー一覧を見る
この恐ろしいお話で、どんな結末なんだろう
・・・たぶん希、自殺するなと思っていたけど隔離され人が減っていき、でも何もしなくても生きていける環境の中で
外の人なら常識として知っている事も必要とせず生きてきた希は強かった。
それは総一郎が居たからだろう。
境界の外で笑う希を総一郎が寄り添ってくれるといいなぁ。
紙の本
すごい
2016/12/30 07:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さらゆめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヤマシタトモコさんの作品は、大好きです。
何故か隔離された世界、境界線より向こう側に行くことが出来ないなんて不思議な設定でおもしろかったです。空からは救援物資が届けられるのに矛盾にみちている。登場人物もおもしろかったです。