紙の本
フィンテックを最初から
2016/08/20 22:43
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投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、API、仮想通貨、クラウド会計、トークナイゼーション、ロボアドバイザー、アグリゲーション、インステック・・・・・などフィンテックに関する記事が多いが、何のことかわからないというところから読める本。
紙の本
わかりやすい
2017/02/18 22:26
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投稿者:you - この投稿者のレビュー一覧を見る
すでに想像以上にフィンテックが進んでいることがわかりやすくまとまっていた。規制が厳しい日本で今後どのように進んでいくのかが気になるし注意しておきたい。
紙の本
流れが分かる
2016/10/25 20:25
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投稿者:masato - この投稿者のレビュー一覧を見る
フィンテックと従来のIT活用とは何が違うのか、IT活用からフィンテックへはどのような段階を経て進んできているのかを確認するためには良い書籍かと思う。
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フィンテックの未来は面白いな。
最近はやりの言葉、Finance(金融)+Technology(技術)を組み合わせた造語のこと。
基本的に、俺は金融業を疑っている。
お金を貸して借りてるだけなわかるが、サブプライムやらでお金を生み出す怪しい錬金術の果てにはリーマンショックで世界に打撃を与えたくせに、大手金融業は救済されてCEOがバカ高い報酬を受け取る。
実態を伴わない金融業は胡散臭いし、なんかむかつく。
そんな古い金融業に風穴を空けようという、フィンテックを武器にしたベンチャー企業が次々に生まれている。
ATMの普及していないアフリカでは、携帯電話を使った送金サービス「エムペサ」が広まっている。
イノベーションはボトムオブピラミッドから突き上げてくる。
個人間送金は、たとえば飲み会の参加費の徴収に便利だし(酒飲んだ後に一人○○円!っていうの、面倒)、
銀行口座やクレジットカードを紐づけて登録しておけば、何にいくら使ったのかを完璧に把握した上に、貯金や資産の人工知能によるアドバイスを受けられたり(アセットアロケーションの管理が楽そう)、
自分が住んでる行政機関の給付金に、自分が適応されるものを提示してくれたり(基本、給付金は自分で調べなきゃわからないよね)
そういったサービスが実現している。
金貸しという胡散臭い金融業が、生活サービスインフラという身近なところまで降りてきて便利になる未来が見える。
俺的には将来、世界共通口座ができないかと思っている。
三菱UFJが仮想通貨を使って国際送金手数料を大幅に減らすというのを、こないだ新聞で読んだ。
例えば、こんなサービス。
円とか、ドルとか、ポンドとか、単位があいまいなお金が口座の中にあって、そこから現在いる国のATMで現金を預け卸しは現地通貨で決済できる。
電子マネーでピッとやれば共通口座から決済される。
そんな、世界で使える共通金融サービスを、いまベンチャーは急いで開発しているのでは。
GooglePay、AppelePayとか、その辺が決済の世界でも勝者総取りになろうとしているのでは。
スマホというインフラは整った。
これからは、ハードウェアと並行して、革新的サービスを提供する企業が果実を受け取る時代になる。
フィンテックからは、世界を変える気概を感じる。
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わかりやすー。ビットコイン、ブロックチェーンはもう少しボリュームあっても面白そうかも。ロボアドバイザーはどう読んでも胡散臭いなぁw
海外事情を社名だしてピックアップしてくれてる、のちのち役立ちそう。
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フィンテックの全体像を俯瞰するのに便利な本。
いま日本でもてはやされているフィンテック企業はまだまだ序ノ口レベル。既存金融機関の今後がどうなるか.....
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これまでフィンテックについては金融にIT技術を応用したサービスなのだろうという程度しか知らなかったが、本書を通じてこれまでのフィンテック及び今後のフィンテックに関してかなり詳しく知ることができた。フィンテックはまだまだ発展途上な産業であるが、それでも現状で多様なフィンテックのサービスが展開されていることを知った。
本書を読みながら、フィンテックの発展によって社会はどのように変容するのだろう、ということを考えたりしていた。理想的には、本書でも言及されている通りUI・UXの改善などによってユーザーがよりハッピーになっていくことだと思うが、一方でサービスの多様化により金融に対するデジタル・ディバイドが拡大し、情報を持たない(持てない)人がより損をするような状況が生まれないとは限らない。そういった状況を回避するために、国としては法規制や政策において、フィンテックサービスを行う企業に対してナッジの性質を保有するものを展開していくべきである。そうすることによって、いかなる政治思想からも望ましい状態を実現することができるはずである。
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ちょっと分厚いので、全てに目を通せてないです。
まあ、そういう動きがあるってことは分かりました。
なんか、長い期間かけて読もうとすると飽きちゃうんですよね、
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フィンテックとは何か、という概要をざっと知るうえで役に立つ本。
ただ、海外の企業の紹介が多く、日本の企業が出遅れている感もある。たぶん、フィンテックのまとめ役が弱いんだろうなぁ、と思ったりする。
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フィンテックの概説書。フィンテック(FinTech)とはFinance+Technologyの造語だが、ここでいうTechnologyとはもっぱらITのことである。
金融に関してもITに関しても全くの門外漢である僕がサラリと読むことができたのだから、まぁわかりやすく書かれていることは確かだ。一通りの情報が手堅くまとめられている。フィンテックの概要とその可能性、これまでの歩みと今後の見通し、政府や企業はこれとどう向き合うべきか、等々。サービスの具体例も豊富である。
他方、マクロな視点に立った展望には乏しい。フィンテックが真に重要な動向であるのなら、それが社会に対してどのようなインパクトを与えるのかという考察が不可欠だが、本書はあくまでフィンテックを紹介するに過ぎない。これについては別の知見を参照する必要があるだろう。
本書の中で個人的に面白いと思ったのは、近年のフィンテックの躍進の要因の一つにリーマンショックの影響が挙げられていることである(pp.22-24)。1.金融恐慌により、既存の金融機関への不信感が高まったこと、2.リストラなどで金融機関から流出した人材がフィンテックベンチャーの世界に移っていったこと、というのがそれだ。ここに見出されるのは不況ないし恐慌の「積極的側面」、すなわち経済の新陳代謝の有り様だといってよいであろう。
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一口にフィンテックといっても幅広く、理解が浅かったため一読。
時系列でフィンテックが誰によって、どのように、なぜ広がっていったのかが体系的に整理されていてわかりやすい。
今最もホットなビットコインやブロックチェーンに関して専門書を読む前に一読しておくとよさそう。
※上記は、本書における「第三世代:既存ビジネスを破壊する新興企業(2013年以降)の登場」にあたる。
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IT業界で話題になっているFinTechって
金融のITイノベーションであることは知っているけど、
結局何?ということを教えてくれる作品。
Fintechの発生経緯から今後まで筆者の見解を踏まえて
まとめてくれています。
本当にビットコインみたいな仮想通貨が普通になる
時代くるのかな~と思います。
尚、本書は後半、名著「イノベーションのジレンマ」の
話がかなり出てきます。
FinTechというもの自体がイノベーションのジレンマの
典型だと言う事です。
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技術の発展が、金融、保険など様々なビジネスモデルを変えていく。
フィンテックの発展は、ITの発展、インターネットの普及、そしてSNSの広がりと共に、その姿をかえる。それは一見、金融とは関係ない世界から広がっていく。また、先進国で受け入れられなかったエムペサは、ひととひととの仲介で送金、決済をこなし、銀行口座を必要とせず、莫大な先行投資を必要としない。
APIのプログラム技術、そして、オープンソース化することで技術的な難易度も下がる。ブロックチェーンに代表されるビットコインの堅牢さ。人工知能の登場は劇的にコストを下げる。
もちろん、マネーロンダリングや、ビットコインの一企業の破綻、法整備の普及の遅れなど不安な材料は尽きませんが、久々に面白い本でした。
科学を征するものは世界を征す。と言った感じでしょうか。
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海外のサービスが色々と紹介されてて、面白かった。日本初のフィンテックは出てきていないのだろうか…ユーザー志向のサービスがもっと増えて欲しい。
ユーザー同士でお金を貸し借りするサービスが、銀行業務の部分は既存の金融機関のインフラを借りてなりたっているのが興味深かった。
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200ページ少々のコンパクトさながら、FinTechの注目企業や技術動向、ビジネス要諦がまとまっており、外郭を把握するにはピッタリであった。米国の勢いあるスタートアップは知らない企業も多かったので勉強になった。
FinTechは、ブロックチェーンなど新技術的側面もあるが、金融業界のビジネスモデル破壊であり情報非対称からの解放だと思っていたので、その点もイノベーションのジレンマでしっかり解説されており、総花的ではない網羅的な本といえよう。
「xxxTech」はIT業界の流行り言葉だが、次から次に新しいトレンドが生まれるIT分野において、こうしたコンパクトにかつ軸をしっかり理解できる書籍というのは有難いものだ。