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紙の本
あきない世傳金と銀 2 早瀬篇 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
著者 高田 郁 (著)
学者の娘として生まれ、今は大坂天満の呉服商「五鈴屋」に女衆として奉公する幸。14歳の幸に、店主徳兵衛の後添いに、との話が持ち上がった。店主は放蕩三昧で、五鈴屋は危機に瀕し...
あきない世傳金と銀 2 早瀬篇 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
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商品説明
学者の娘として生まれ、今は大坂天満の呉服商「五鈴屋」に女衆として奉公する幸。14歳の幸に、店主徳兵衛の後添いに、との話が持ち上がった。店主は放蕩三昧で、五鈴屋は危機に瀕している。幸はどのような道を選ぶのか。【「TRC MARC」の商品解説】
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続きを早く。。。
2016/08/16 04:08
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
阿呆ぼんのお嫁さんになってしまった幸、どうなることかと思ったらまったく無傷で一安心。高田さんありがとう。幸も最後は感謝してたしよかったよかった。幸は出会う人が決まって感心するほどの聡い女性。艶やかさはなくとも、竹林のような静謐な美しさを纏う。幸の美しさを的確に表しているなと思った。知性が醸し出す美しさは何事にも怯まない。幸がどのような「幸」を掴んでいくのか楽しみ。次男坊の条件、おおおーと思ったけど、阿呆ぼんのことがあるから逆に応援したくなってきた。次男坊の眼は節穴ではないだろうし。早く、、続きを。渇望!!
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2作目にしてかなりな急展開
2024/02/29 19:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
13巻もあるのに急展開。奥向きの使用人だった主人公・幸は、店主四代目徳兵衛の後添いに。が、店主とは名ばかりの放蕩者で、物語終盤には不慮の事故で命を落としし...さてどうなる。1巻では、表立って商いを学ぶことすら許されなかった幸が、嫁いだことで、それが可能になるというエピソードがいい。江戸中期の大阪の商家は男しか継げないとか、女は、表の商売には関われないとかという困難の中、この先、幸はどのように商売とかかわってゆくのだろうか?
ちなみに、商家の婚姻のしきたりなどが非常に興味深く、物語のそこここに、庶民の風俗が描かれているのが相変わらず好み。しかし、呉服の色合いや柄、色合わせなど、いちいち調べて読み進むのはやや歯がゆい。
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主人公幸の人生は、早瀬のごとく
2023/12/29 15:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代中期、大阪の反物を商う家を舞台とした人情と商いの物語。主人公・幸は、女衆奉公の立場から、その秘められた才を認められ、放蕩息子の後添えになってしまう。商いに少しは関わることが出来るような立場にはなったが、商いの工夫を考える立場ではなかった。商いに関する知識を蓄え、それにより知恵を絞りだそうとする。真摯に生きていくのだが、川の早瀬のように、身の回りの環境は、刻々と変わり、彼女の人生を翻弄していく。生きにくい世を生き抜いていくという決意は変わらないようだ。次作では、どのように変転するのだろう。
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ネタバレありの、幸「五鈴屋」のご寮さんに、の巻
2023/12/19 16:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
書名にある「世傳」とは「代々にわたって伝えていく」という意味で、
高田郁さんの人気シリーズにぴったりの言葉ではないか。
「早瀬篇」は、その『あきない世傳 金と銀』の第二巻めになります。
ネタバレもありの、
大坂天満の呉服商「五鈴屋」の店主徳兵衛の後添となっていく主人公幸(さち)の
なんとも切ない物語のはじまりはじまり。
第一巻の「源流篇」では、幸が幼くして学者の父と聡明な兄を亡くし、
「五鈴屋」の女衆として働きはじめた姿が描かれています。
「五鈴屋」の店主徳兵衛は放蕩三昧のバカ息子で、
働きも次男とも商売苦手の三男とも仲が悪く、
挙句の果てにもらった嫁にも逃げられてしまいます。
その後添えとして、番頭治兵衛が目をつけたのが幸で、
14歳の身でバカ息子に嫁ぐことになるのですが、
後ろ盾となるはずの番頭が倒れてしまい、店を出ることに。
色狂いの徳兵衛ですが、さすがにまだ子供こどもの幸に手を出すことなく、
幸はその間商売の基本を身につけていくのですが、
年月とともに幸の体も大人になっていき、
ついには徳兵衛の餌食になってしまうのかと読者に気をもませながら、
この巻は一気に最後の章へ向かいます。
章のタイトルが「急転直下」とあるように、
ここであの徳兵衛が死んでしまうのです。
えー、じゃあ、幸はどうなるの?
最後の最後、この幸にして驚きのあまり板張りに手をつく話があるのですが、
そこまでは書けない、書けない。
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急転直下のスピード感ある展開
2021/08/03 15:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
今作では、幸が五鈴屋の新たなご寮さんに納まるスピード感のある展開。そして、中盤からは嫌なやつだった惣次が、実はいい奴に見える一方、店主のクズっぷりは相変わらず。何より可哀想なのは富久。昔の大坂の商売人の考え方や、またそこに暮らす人たちの様子、町の様子がよく伝わり、洒落た大阪弁も心地よくて、それだけで楽しく読めました。最終章ではまさに急転直下の展開。ますます次巻が楽しみです!
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あきない世傳金と銀 2
2019/09/03 07:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
再読 新刊のシリーズ7冊目を読んでいて人物の相関関係がこんがらがって来たので初めから読み直しましたが、何回読んでも面白くて引きこまれます。
主人公の性格や才知も魅力的ですが周りの人たちの一言がグッと胸に刻まれることも多々ありました。
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なんとか踏みとどまってほっとしました
2018/05/05 22:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
高田郁『あきない世傳 金と銀』の2巻目「早瀬篇」には、主人公幸の郷里である津門村はあまり出てこなくて、地元西宮市民の私は、ちょっと残念。でも、武庫郡の絵地図はちゃんと載っています。
物語はまだまだ序盤の感じですが、10代の少女にはむごすぎる展開になりかけて、なんとか踏みとどまってほっとしました。
大阪商人の話を、関西の宝塚市出身の作者が書いているので、大阪弁がナチュラル。関西人も安心して読めます。
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まだ幸の本領発揮とまではいかないが快調です。
2017/07/25 23:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ幸の本領発揮とまではいかないが快調です。商いの道をもっと究めたいという思いで阿保主四代目・徳兵衛の嫁となった幸だったが、阿保四代目がいる限り幸の本領が発揮されないばかりか、阿保四代目の馬鹿さ加減は止まることは無い。祖母・富久もあいそを尽かしながらも、どうしても阿保四代目を切り捨てることが出来ない。そんな折、泥酔した阿保四代目は土手から落ちて死亡。五代目・徳兵衛襲名を頼み込む祖母・富久に、次男・惣次は「幸を嫁とし、世間のしきたりに則って、五鈴屋の「ご寮さん」として正式に迎えること。」という条件を飲むなら、伏見屋の養子縁組を断り五代目を襲名すると言う。いよいよ奔流篇突入です。
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次の一冊が待ち遠しくなる
2017/06/17 22:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:平成の読書人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高田郁さんの新シリーズの第2弾。やっぱり面白い。主人公の幸が成長していく姿がなんとも微笑ましい。治兵衛さんがまたいい味を出してる。出来の悪い四代目の出来の悪さが半端ない。あっという間に消してしまうところも、また、見事と言える。そして、新たな展開が・・・・。これから先がどうなるのか、今から楽しみです。
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悪役アホぼん
2017/01/28 13:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりんぐりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
二巻目も涙を搾り取られ、ハラハラドキドキで楽しみました。
なんといってもいじわる役のアホぼんの存在感。素晴らしくイライラさせられ、どうしようもなく、しかも実際に居そうで。圧倒的な存在感で読者をイライラさせてくれたアホぼんがどうなったか、ぜひ確認してほしいです。
しかし24並みに重要なキャラクターが惜しげもなく退場していくこの物語。次の巻ではどうなるんだろうと本当に楽しみです。
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あきない世傳金と銀
2016/11/27 12:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アース - この投稿者のレビュー一覧を見る
あきないとは何かと教えてもらいながら結婚した幸。
しかしあほぼんが死んでしまい、次男と結婚するのか次が楽しみです。
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続編待ってます
2016/11/23 09:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
頑張っていれば、いつか好転する?!
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待っていました!
2016/09/06 09:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジャスミン - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまりにひどい店主徳兵衛いつ改心するのかと思っていたら結局死なせたんですね
幸には良かった結果ですが、お家さんにはやはり馬鹿ほど可愛い孫だったので
ちょっと気の毒でしたね。さて次回は結婚相手が変わりどんな展開になっていくか
幸の商才が発揮出来るようになるか、とても楽しみです。今年中には3巻無理
でしょうか?
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ドキドキ
2016/09/02 00:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にらめっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
惣ぼんの最後の言葉に ドキドキしました。次が待ちきれない。
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徐々に物語が動き出す
2021/10/30 07:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語が動き出す。幸が、五鈴屋の女将さんになり、商いに触れ始めた。夫のだらし無さ、不甲斐なさが際立つなか、まさかの展開。中々、すんなりとは、テイクオフせずに、翻弄される幸。大長編、朝ドラになりそうだ。
それにしても、惜しむらくは番頭さんの退場。一番の幸の理解者だったのに。でも、引き続き物語に登場してくれるようで、ホッとした。
一巻での、笑う門には福来る。
この巻での縁と月日。
大事な言葉をかけてくれる番頭さんは、まさに良きメンターだ。
縁と月日
『物事が成るか成らんかは、ひとの想いや働きだけで決まるもんやない。御神仏の手ェが差し伸べられるかどうかだす。それに加えて、起こってしもた難事を解決するためには、短期はあかん。決して諦めんと、歳月をかけてゆっくりと時節を待て、いう意味やないか、て考えるようになりました』
『時節と場が与えられて、初めて人はその能力を発揮できる。』中国戦国時代の遊説した孔子などの説客も、殆どが地位を得ずに終わったことからも、そのことが示されるという、半藤一利さんの言葉を思い出す。能力だけで何かができるわけではなく、裏を返せば、自分が少しでも何かをできたのは、場と時節を与えられていたからとも言える。自分でどうにかできることは、限られているし、自分でできると思っていることにもお陰様があるということなんだろう。
これから、場を与えられた幸が、どう動いていくのか、益々楽しみである。