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商品説明
トクヴィルの「アメリカのデモクラシー」を精査していくなかで、アダム・スミス、トクヴィル、福澤諭吉の英仏日の国際的思想伝播の過程を巡り「人間にとっての自由の意味」を今一度問い直す。【「TRC MARC」の商品解説】
スコットランド啓蒙思想を背景とするアダム・スミスは、リベラル・デモクラシーの思想家トクヴィルの著作にどのような痕跡を残したのか。また、その思想は、古典的自由主義思想家の福澤諭吉の社会観にいかなる影響を与えたのか。本書は、トクヴィルの『アメリカのデモクラシー』を精査していくなかで英仏日の国際的思想伝播の過程を巡り「人間にとっての自由の意味」を今一度問い直す。【商品解説】
スコットランド啓蒙思想を背景とするアダム・スミスは、リベラル・デモクラシー思想家トクヴィルの著作にどのような傷痕を残したのか。また、その思想は、古典的自由主義思想家の福澤諭吉の社会観にいかなる影響を与えたのか。本書は、トクヴィルの『アメリカのデモクラシー』を精査していくなかで英仏日の国際的思想伝播の過程を巡り「人間にとっての自由の意味」を今一度問い直す。【本の内容】
目次
- 序 章 本書の目論み
- 実証的な比較体制論
- 現代社会のアポリア──自由と平等の両立
- 相互依存の感覚の喪失
- 社会的な紐帯を回復する
- 第1章 個人の自律性と地方自治
- 中央集権の二つの意味
- 福澤諭吉がトクヴィルから吸収したこと
- 人材活用策としての地方分権
著者紹介
猪木武徳
- 略歴
- 〈猪木武徳〉1945年滋賀県生まれ。マサチューセッツ工科大学大学院修了、Ph.D.。大阪大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。著書に「学校と工場」「自由と秩序」「自由の思想史」など。
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紙の本
自由と民主化の要件
2018/06/25 18:49
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投稿者:気まぐれネット購入者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
民主化と自由が成立するには、中産階級の充実が必要である。自由競争の副産物である不平等と、不平等を是正する策による自由競争の侵害はバランスが必要である。ここに、士族という公徳ある者が中産階級をリードする必要が生じる。私智と公徳のバランスがあるからだ。いまいちど、自由を考えるならば、自由とは権利であるも義務であること。そして、享受した権利を大切にする意味で、公徳とも呼ぶべき責任感が必要であることを再考した。そもそも、自由とは生まれた時から自然発生的に付与されるものでは無かったことを再認識させられた。