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商品説明
2週間後の妻の命日を機に辞職すると決めている真壁を引き止めるかのように、奥多摩分署管内で連続美女冷凍殺人事件が発生。被害者の左胸には在りし日の妻の左胸にあった痣と酷似した印が…。『読楽』連載に加筆し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
奥多摩分署管内で連続美女冷凍殺人事件が発生。
浮き足立つ署員たちの中で、ひときわ動揺している刑事がいた。二週間後、妻の命日を機に辞職すると決めている真壁修だ。被害者の左胸にあった木の葉のような印。それが、在りし日の妻の左胸にあった痣と酷似していたのだ。妻を殺した犯人は、死んだはずだった……。
なぜ犯人は、俺を挑発するのか――。【商品解説】
ミステリ界で注目の作家がついに初の警察小説に挑む!【本の内容】
著者紹介
伊岡瞬
- 略歴
- 〈伊岡瞬〉1960年東京生まれ。「いつか、虹の向こうへ」で第25回横溝正史ミステリ大賞、テレビ東京賞をW受賞しデビュー。ほかの著書に「代償」「ひとりぼっちのあいつ」など。
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紙の本
程ほどに読みたい時に
2017/05/16 12:59
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投稿者:黒猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
刑事物で、あらすじに引かれて読んだが、半分程読んだ所でダラダラ読みへ。犯人も意外な人物で、物語の運びも成程と思った。だが主人公含め登場人物にも味ある個性を仕掛けて作り上げてる意気込みが凄く伝わってくるのに、活かしきれておらず、脚本的な読後感に終わり残念。野犬の渾名を持つ間壁だが、わざわざ犯人が丁寧に残した手がかりがあれば被害者が判明するのはある意味当然なのに、野犬と呼ばれた男の実力…!みたいな周りの描写が何とも。作者がこう持っていきたい、読者にこう読ませたいんだな、の力んだ意図が見えすぎて、すっきり読めず。