「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/10/27
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- サイズ:19cm/215p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7664-2298-6
紙の本
新たな魚類大系統 遺伝子で解き明かす魚類3万種の由来と現在 (シリーズ・遺伝子から探る生物進化)
著者 宮 正樹 (著),斎藤 成也 (監修),塚谷 裕一 (監修),高橋 淑子 (監修)
遺伝子を比較して魚の過去を復元し、魚類3万種の系統関係と分類学的多様性の概要を世界に先駆けて発表した著者。魚類学の教科書を書き換えた15年間の研究成果を紹介する。【「TR...
新たな魚類大系統 遺伝子で解き明かす魚類3万種の由来と現在 (シリーズ・遺伝子から探る生物進化)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:14,740円(134pt)
- 発送可能日:1~3日
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
遺伝子を比較して魚の過去を復元し、魚類3万種の系統関係と分類学的多様性の概要を世界に先駆けて発表した著者。魚類学の教科書を書き換えた15年間の研究成果を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
▼世界の海や川には33,462種の魚がいる!
遺伝子を比較して魚の過去を復元したところ、教科書を書き換える予想外の結果が次々と得られた。分子系統学が解き明かす魚類5億年の進化史。
▼既成概念への挑戦! シリーズ第4弾。
ミトコンドリアゲノム全長配列の高速決定法開発に成功 ―― それがきっかけとなり、長いことその道の権威の独壇場だった魚類系統学に身を投じた。無謀にもみえた挑戦だったが、著者は数々の困難を乗り越え、魚類3万種の大系統の概要を世界に先駆けて発表。さらには「深海魚の3つの科が1つに」「ウナギの祖先は深海魚」「生きている化石ムカシウナギの発見」「(マグロを含む)新分類群ペラジアの発見」など、国内外で大きな反響を呼んだ研究成果を次々に発表した。文字どおり魚類学の教科書を書き換えた15年間のストーリー。【商品解説】
世界の海や川に生息する魚をすべて合わせると3万種をゆうに超す。彼らは、5億年前の遠い昔に存在した唯一の祖先種から、種分化と絶滅を繰り返して現在の3万種に進化した。著者は、遺伝子本体であるDNAを使った全魚類の系統進化解明に挑み、従来の生態・形態を基にした魚類の分類・進化に関わる既成概念を次々に覆している。DNA分析の結果で従来の分類体系では三つの科で別々に分類されていた深海魚が、実は子供とその両親(雌と雄)であることが明らかになるなど、分類学者をも欺く驚くべき「変身」を遂げている魚類の進化の謎に迫る1冊。【本の内容】
目次
- <b>第1章 系統学事始め</b>
- 1.1 “Connecting the dots”(点と点をつなげる)
- 1.2 系統学における“connecting the dots”
- 1.3 現生種は共通祖先を通じて結ばれる
- 1.4 遺伝子と分子系統学
- 1.5 系統学における「既成概念」
- 1.6 研究のフロンティアとインパクト
- 1.7 サイエンスにおける発見の喜び
- <b>第2章 研究の世界との出合い</b>
著者紹介
宮 正樹
- 略歴
- 〈宮正樹〉1959年生まれ。東京大学大学院農学研究科博士課程修了。農学博士。千葉県立中央博物館生態・環境研究部長。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
魚類世界へ
2023/04/21 19:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レムロム - この投稿者のレビュー一覧を見る
奥深く神秘に満ちた魚類の進化の世界を解き明かした過程を、当時の心情と共に綴った本です。読むときは図鑑を片手に読むと出てくる魚種がイメージしやすくおすすめです。
紙の本
進化・分類マニア必読! ━知的好奇心が刺激されっ放しの魚類学本━
2021/11/08 11:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いそぽっど - この投稿者のレビュー一覧を見る
【理解可能レベル】
分子生物学や分類学の基礎知識がある人
(基礎的な専門用語には説明がない)
【オススメする人】
・動物の進化や分類に興味ある人
・生態学に興味ある人
科学の楽しさを存分に教えてくれる専門書。
形態分類では見えなかった魚類の進化ドラマが、DNAを用いた研究でつまびらかになっていく。その過程はあまりに面白く、読んでいて興奮が抑えきれない。
最後の章で環境DNAの研究についても触れられている。本書執筆時点では研究が始まったばかり。そのためあまり内容は充実していないが、環境DNA分野に興味を持つ入口としても適している。