紙の本
勇気と希望と挑戦と
2016/12/19 21:07
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ未踏の地、南極目指した男達のお話。
なんでわざわざそんな過酷な地へ行こうとするのか…と思ってしまいますがこういう挑戦の積み重ねが人類の歴史なのだなぁーと思いました。
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投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一言でいえば、南極大陸へ行こうとした男達の冒険の顛末を描いた作品。詳細な文と絵でつづられていくので、わかりやすい。現代のように測定機器がない時代。どんなに過酷な挑戦だったかがわかるし、はなから無謀ともいえる計画に挑戦する人達なので、ピンチにもタフにたちむかっていく姿が印象的。じっくり読みたい本。
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じっくり読みごたえのある絵本。隊員の募集に5000人も応募があって、そのなかから26人選抜なんて、めっちゃ狭き門やん!(密航者もひとりいたのね(笑)) ていうか、けっこう少ない人数だったんだなとおどろいた。でも、そういう少数精鋭だったから乗り切れたんでしょうね。
隊員の名前や犬の名前までていねいにつらねていくことが、あとあと状況がきびしくなってきたときに刺さってくる。隊長のシャクルトンがひたすら有名だけど、隊を割って救助を要請にいくチームと居残りのチームにわけたとき、残留組をひきいたワイルド副隊長もすごく有能だったんじゃないかな。
あと、ものすごくきびしい状況のなかでも、犬ぞりレースをしたり音楽会をひらいたり、詩を朗読したり、食事に気を遣ったりという人間的な度量というか、ユーモアを忘れないのがすばらしい。だからページをめくっていてもどこか明るさが漂っているんですよね。状況はまっ暗でも現代の「ブラック企業」なんかよりはるかに人間的。このあたりが、エンデュアランス号の物語が求め続けられるゆえんではないかと感じた。
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2022年1月5日はイギリスの探検家アーネスト・シャクルトン没後百年の忌日ということで、ずっと積読になっていたのをようやく読んだ。大判の絵本に余白をたっぷりとって色鉛筆でシンプルに描かれたスタイリッシュな絵本で、乗組員、犬の数、船の構造、物資の量などが具体的に見てわかるようになっていて、多くの困難にあい船を失いながらも隊員からひとりの犠牲者も出さずに帰還した「南極探検の英雄時代」の最後を飾る2年余の冒険の顛末、過酷な環境下で人が生き延びるのになにが大切かがよく伝わってくる作品。
「南極料理人」をみたときにも思ったことだが、探検といっても、孤立無援の氷に閉ざされた絶海でのサバイバルは戦中や被災を生き延びるに似て、体力や勇敢さや専門知識以上に、その時時に必要な判断を的確に下し、投げやりになることなく常に希望をもってこつこつ前に進む姿勢こそ大切なのだなと実感した。隊員の士気を保つことと全員の生還を至上の使命として、作戦変更や探検の中止という決断をできたことこそ、シャクルトンの偉大さだろう。こんな逆境を乗り越えるのは自分にはとても無理だと感服しつつ自分がこのような逆境に陥ったときを想像して心細くなるが、この本で学んだことを思い出して少しでも気持ちを強く保てれば…と思う。
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この物語でどうしても考えてしまうのは犬たちのことですね。
人間が生きるために、命がけで一生懸命働いて、働いて、だけども最後はやはり人間が生きるためにために、その人間の手によって殺されてしまった犬たち。
人間が全員無事に帰ってきたその裏で、そのために死んで行った犬たちのことが想われます。
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とにかく絵がキレイ。
シャクルトンの冒険にも、ハラハラドキドキさせられた。
自分がこの隊員だったら、絶対に生きて帰れないと絶望しただろう。シャクルトンはじめ、隊員たちの精神力の強さに驚かされた。
あまりにもキレイに描かれているが、いろいろドラマがあったことと思う。そういう点が描かれていない点が少し物足りなかったので、星4つ。
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2016年に出版された絵本の勉強のために、借りてよんだ。
1914年8月8日、アーネスト・シャクルトンと隊員たちは、南極大陸横断の探検へと乗りだした。
2015年度ケイト・グリーナウェイ賞受賞。
100周年だから出版されたんですね。
色鉛筆の絵はすてきです。
でも、私にはそれ以外の良さはわからなくて残念。
出帆するところまでは わくわくしてページをめくっていたけれど、南極についてからは脱出のことしかなかった気がする。
自然の厳しさ、無事生還できたことの強さ、を讃える本ということなのでしょうか。
インクのにおいも苦手。
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色鉛筆の絵が冒険の過酷さをやわらげていて、物語の理解を助けています。一人ひとりの苦悩や辛さは計り知れないものがあると思いますが、事実が淡々と描かれているので、読み進めることができました。辛い時ほど、美味しい料理や楽しみを感じる出来事が大切だと思いました。
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この物語は、1914~1917年、南極の流氷帯で船が沈没したけれど、探険隊の全員が無事に生還した実話を描いた絵本です。
アーネスト・シャクルトンはイギリスの探険家。この話の前にはノルウェーのアムンセンの探険隊がスコットの探険隊に先駆けて南極点に到達していた。
シャクルトンは次の冒険として南極大陸を横断する探険隊を結成する。自信が隊長となり、船や隊員たちなどの準備を進め、いざ南極に向けて出港。
だが、流氷帯に入り、身動きもできないまま人々は船から出て宿営地を作る。間もなく船は流氷に押し潰され沈没。
隊員たちは、アザラシやペンギンなどを狩って命を繋ぎながら、帰還の道を進む。
大変厳しい状況の中、希望を失わずシャクルトン隊長や隊員たちが南極の氷山を歩き続けたり、脱出用のボートで航海したり、とんでもない冒険となっている。また、作者の絵が、クレヨンパステルのような柔らかくて可愛い絵なのに、南極の荒々しさや厳しさが描かれています。
子どもが冒険の物語として読んでもいいと思いますし、それが実話だったのだと知るとまた別の感情が湧いてくるように思います。
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「エンデュアランス号大漂流」を読んだ時は、もっと怖く感じたけど
色鉛筆のイラストが入って絵本になるとわくわく感が増して
冒険が楽しめる感じがします
子どもたちにぴったりですね
帯に石川直樹さんのコメントが入っているのも嬉しかったです
彼ってこれからの人たちの指針になるような冒険家だと思うんですよね
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やさしく細かい絵、ファンタジー?なんて考えながら頁をめくっていたら、なんとノンフィクション!?
南極横断探検隊の過酷な挑戦を語る。
ふんわりしたイラストからは予想できない衝撃の展開。
準備の品々や緊急時に持ち出したものなど、細かい描写に、自分が漂流したときの参考になるかも、とつい真剣に見入る。
窮地に追い込まれて、士気が下がる中、隊長のシャクルトンと副隊長のワイルドの前向きな姿が素敵。
カタカナの名前に苦戦して音読をしていたS12。
途中から夢中になって読み進める。
「うわ、これ、すげー考えたね。ってこっちでも同じこと考えてるじゃん」
「出発前に誰が隊から外れたか調べてみる」と読み返す。
「10人、名前がでてこねー。」
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かなり詳細な情報がある。持ち物、隊員の名前と特徴、犬の名前、船の設備、副隊の状況などが書き込まれていて、読み込みたくなる一冊。
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南極大陸横断を目指したシャクルトン号の男たち、犬たちは、想像をはるかに超える試練に向かう。しかし、さらに驚かされるのは、彼らの精神の健やかさと笑顔だ。
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・シャクルトンは南極大陸横断を志しなしとげることはかなわなかったが苛酷な自然と闘いつつなんとか全員生還したその不屈の挑戦を描く絵本。
・この旅路は失敗なのか、成功なのか。ラストのひと言は負け惜しみかそれとも真実か。
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人は常に冒険をし続けなくてはならない。それが失敗に終わったとしても挑戦することが重要だ。
そんな気持ちにさせた本。