はじめてのルーヴル （集英社文庫）

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ルーブル美術館の素晴らしい絵画の数々。
画家と作品を巡る歴史的背景と物語。
史実に裏付けられた数奇な物語。

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ルーブル美術館の予習に。でも少ししか読めなかった。見るべき作品を選んでくれるこういう本はありがたい。大量に美術品があるミュージアムでは、全部を見ようなんて考えないほうがよい。そういうための一冊。


　美術品をただ眺めても、素人には響かない。でも歴史的ストーリーや神話をあらかじめ摂取しておけば、見え方が変わる。確実に。

　だから、そういう背景の解説をテンション高く、軽い感じでしてくれるこの本はちょうどイイ。堅苦しくなく、読者が求めている程度の知識がとても良い。

　まぁ私はナポレオンしか読んでないんだけれど、『ナポレオンの戴冠式』を見た時の感じ方は違ったよね。

　詠んだ内容の確認。その大きさにリアルに圧倒される。これがプロパガンダだという意味での共感。たしかにナポレオンはすごいって思えてくる。

　そういう知識による美術鑑賞の充実を味わえた。

　素人でもカッコつけて美術館を楽しむためにとってもよかったです。

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相変わらず、中野京子さん、面白い視点。来月パリに行くから買ったけど、ますます楽しみになった。ダヴィットとルーベンスとラファエロとダビンチは外せないなあ。

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初めてのルーヴル美術館、つまり西洋美術史案内。

日本人がよく知っている「モナ・リザ」や「ナポレオンの戴冠式」だけでなく、宗教画なども紹介されている。時代や国もバラエティに富んでいるので、初めて知ったり興味がわいたりする仕掛けになっている。ここで紹介されていないものでも、著者の別の本が示されているので、気になる人はそちらを読めば、ますます色々な作品に出会えるだろう。

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ルーヴルには行ったことがありませんが、面白く読めました。
生前から現代に至るまで評価の高い、ミケランジェロ、ティツィアーノ、ブリューゲル、ルーベンスの記述に関しては、頷けるものがありました。
また北方の画家は非常に画面の隅々にまで描いていく、という話はなるほどなあ、と思いました。テーマが中央にあって周りはぼんやりとしている、のも、こまごまと隅々まで同じエネルギーで描かれているのも、両方好きなので、地域差なのか、とは新たな視点でした。

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以前は、絵画を楽しむのに予備知識はむしろ不要だと思っていた。綺麗だなぁとか、ヘンテコだけど見入ってしまうとか、自分だけの解釈でよいと。しかし制作者や発注者の人となりや時代背景、作品が辿ってきた経緯を知ることで、作品との距離がぐっと近くなる気がした。その上でルーブルをはじめ、美術館で本物に触れ、自分の感性でお気に入りを見つけたい。

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美術館のキングオブキング・ルーブル美術館蔵の「これだけは押さえておきたい」という名画たちを中野京子さんが紹介してくれる本。

誰もが知っている名画たち。
改めてその魅力に酔いしれました。
ルネサンス三大巨匠ではミケランジェロ派の私、ラファエロに関して中野さんの解説がなければ大きく誤解していたままだったかも。
反省。
しかし、そう言うのを抜きにしても『美しき女庭師』は息を飲むほど美しく、ラファエロのすごさを思い知る。

ルーブル美術館、死ぬまでに行きたい憧れの場所。
2020年になってから、夢見るだけの場所になってしまった。
憂いなく行ける世の中に早くなりますように。

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ルーヴル美術館に行く前に読むべき本でした…！

こんな絵あったんだ、こんな背景があるんだ、ぼんやり読んでいました。
中野先生の本は読んでて、「よくわからないけど、面白い」感じで、とても面白いです。

「怖い絵」シリーズは間違いなく、面白いですが。

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中野京子さんによる、「初めてルーブル行くなら見るべき17作品」の解説本。
「モナリザ」など誰もが知る有名画を始め、時代、地域、画風に加え、興味深いエピソードを持った作品、など、知名度以外にも中野さんディレクションによるバリエーション豊かなラインナップになっていて、楽しめる一冊。

詳しくその作品を見開きで解説していて、絵の細かい部分を見ていくのも面白い。また、その作品がルーブル美術館のどこに並べられているかも記載されているところも親切。

ルーブルなので、時代的には1850年くらいまでの作品。やはり、宗教画、神話画、歴史画が多い。
画家は、ダヴィンチ、ダヴィット、レンブラント、プッサン、ルーベンス、ボス、ムリーリョ、ティツィアーノ、ボッティチェリ、カラヴァッジョ、ラファエロ、など。

作品の本筋説明とは関係ないところで、気になったところはベラスケスとラヴェルの話。
ラヴェルがルーブルをぶらついたとき、ベラスケスの「王女マルガリータの肖像」を見た。それが「亡き王女のパヴァーヌ」を作るきっかけになったようだ。
すみません！一つ前のキャプションで、「ラス･メニーナス」がきっかけと書いたのですが、間違いでした･･･
（このとき、ラヴェルはプラド美術館にある「ラス･メニーナス」は見たこともなかったようです）

そしてこのマルガリータは、結婚をしてスペインから華やかなウィーンに移り、幸せな日々を送るも、その暮らしも二年足らずだったようだ。
体がもともと弱く、出産のときに21歳で死亡してしまう･･･。跡継ぎとなったマルガリータの弟カルロスも、世継ぎが残せず夭逝し、ハプスブルク家は断絶してしまう。ハプスブルク家は血族結婚（叔父と姪、いとこ同士）を繰り返したため、血が濃くなりすぎた故に終わってしまった。

この前ハプスブルク家の本を借りて読んだけど難しすぎてあまり頭に入ってこなかった･･･。中野さんの「名画で読み解くハプスブルク家12の物語」なら、ちゃんと頭に入ってきそうだから今度読んでみよう。

17作品プラス、それぞれの章にまつわるドラマ。興味を感じる部分はそれぞれかと思いますが、私は８章のベラスケスとハプスブルク家、ラヴェルの箇所に興味を持ちました。

あー、またパリ行きたいな。

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一つの絵やその作者を題材に、ここまで語ることができるって凄い！と読むたび思う、中野京子さんの本。絵画についてだけではなく、歴史も広く詳しく知り尽くしてるからできることなんだろうな
誰もがルーブル行きたくなりますよね。
死ぬまでに行きたい、せめて1ヶ月くらいは滞在して毎日通いたい。

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中野京子さんの本を買い集めるきっかけになった本
ルーヴル美術館、大きくてびっくりしました
自分が知っている作品はほんの一部で、次はこの本片手に行きたいです
もっと美術館の空気を吸いながら、贅沢にぼーっと座ってみたいです

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ルーブル美術館についての本というよりはルーブルに飾ってある有名作の解説で、広大なルーブルをはじめて周る上での指針とはならない気がした。