クレオパトラ 古代エジプトの最後の女王 （集英社版・学習まんが 世界の伝記NEXT）

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小1の娘の本棚より拝借。
これを読んで古代ギリシャ展をみたいと言っている。人物中心の編集なので偏りがあるけれど、いろんな方面から興味を抱いて世界を広げて欲しい。

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人間関係が複雑すぎて、自分には理解がむずかしかった。この時代は権力争いや他国との戦争ばっかりで大変だったんだろうな、というのは伝わってきた。

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　クレオパトラが18歳でエジプト王女になってから39歳でアントニウスの自殺直後に亡くなるまで、ローマ将軍カエサルとアントニウスの2人と睦まじくなったこと以外は、どういう人生を送ったのか、知るために小学生向けの漫画をつかいました。実にわかりやすかった、というか小学生向けの漫画でも使わないかぎり波乱万丈が半端なくて理解できないのでは。
　11歳のとき父親の国王がエジプトを追放され、姉が王位につく。14歳のとき父親がエジプトに凱旋し、姉が処刑される。18歳のとき父親が亡くなったので、弟Aと2人でエジプト国王になる。21歳のとき、弟Aからエジプトを追放されシリアに逃れる。22歳のとき、カエサルの協力を得てエジプト女王に返り咲く、そのとき陥れてきた妹を追放する。息子カエサリオンを生んだが25歳のときカエサルがブルータスとカッシウスに暗殺される。29歳でアントニウスと恋に落ちて3人の子供を産む。37歳のときローマのオクタビアヌスがエジプトに宣戦布告し38歳のときアクティウムの海戦に破れる。
　美貌のみならず多言語をあやつり、ローマの絶大な武力を背景にエジプト国内の権力闘争を勝ち抜くなど、まことに巨大な人であったことを知ることができました