紙の本
『子どもを本好きにする10の秘訣』
2017/03/12 18:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本を心から楽しいと思えるような環境や言葉かけは
本を選ぶとき、読み聞かせをするときに気をつけることは
本を読むことで身につくことは
そもそも本はなぜよまなければいけないのか
これらの疑問に読書指導の現場から見出された実感や知見から答える本
著者は花まるグループの若手講師
「この本自体が、『ご飯の本』になるように」
ということばどおり“子どもと本”にたいせつなことが網羅され
読みやすく書かれているところに実力のほどがうかがえる
「高濱正伸」(「おわりに」4ページのみ)のクレジットはもういらない
目配りの利いた291冊のブックリストつき
未読の本は即チェック!
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本を読むのも作文も好きで、読書感想文が嫌いだった私にとって、大いに頷ける内容だった。
大人は自分の楽しみのために本を読むのに、なぜこどもに対しては本を教具のように扱うんだろうね。
くり返し読むことに関しても、大人に置き換えれば一生ものの本との出会いがいかに喜ばしいことかわかるだろうに、やたらと心配したりする。
積ん読のくだりも腑に落ちる。
ブックリストもすごく良い!
子どもができたら手元おきたい。
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ちょっと大げさに書かれているのでは? と思えるところもあったけど、よく整理されていたのでわかりやすかったです。オススメの本がたくさん紹介されていたので読みたい本が増えました。
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ごはんの本と、おやつの本。
私はたくさん本を読んでると思ってたけど、ごはんの本は案外少なかったかもしれない。
子どもに与えると同時に、自分もごはんの本をたくさん読みたいと思った。
ブックリストとして手元に置きたい。
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[墨田区図書館]
花まる学習会の高濱さんが著者の一人。「子どもを変える厳選291冊(8分野)」を紹介した本。
文としては「わが子を本好きにするススメ」、「読み聞かせ=「耳からの読書」で本に親しむ」、「目的別 子どもが読みたくなる本の選び方」、「豊かな読書体験がさまさまな力を育む」と分けて紹介されているのが◎。既に読んだことがあった気もしたけれど、一応未登録だったし再度?読み、ついでに紹介されている291冊(うち1冊は2分野で紹介されていたので、実質290冊)のリストをタグ登録もしておいた。
◆6 挫折せずに黙読に移行させる方法(P.106)
ここで紹介されていた「説明+一部朗読」の読み聞かせはある程度私自身実践してはきたが、基本は「長めの絵本」でのみだったのに「ドリトル先生航海記」でも実施しているという紹介が。詳しくは、脇明子さんによるその指導法を「読む力が未来をひらく 小学生への読書支援」(岩波書店)で紹介されているらしいので、そちらも読んでみよう。
◆読書感想文にうってつけの本(P.223)
読書感想文に向いているのは、登場人物がストーリーのなかでさまざまな葛藤体験をしているようなもの、それだと読む人が感情移入、自己同一視がしやすく、自分の意見を書くのが比較的容易だからだそう。例えば、「もし自分が〇〇だったら」と設定しつつ、自分の体験と絡めて書いていくのだそう。具体的な良作として紹介されていたのは、下記の6点。これらもタグ追加しておこう。
・ごきげんなすてご
・おばけになったアサガオのたね
・チロヌップのきつね
・うさぎ屋のひみつ
・魔術
・亮太
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勉強になりました。
おすすめ本も年代別にかいてあるので、是非読ませてあげたい。
読書は成績をあげるための手段ではない。
単純にその楽しさを根底に据えてこそ、結果的に学びになる
ベストセラーのおやつの本より、時代を越えてよみつがれてきた、歯応えあるロングセラーのご飯の本
図書館で1冊借りて、その中でも繰り返しよみたい本を買ってあげる
飽きない本は引き付けるちからがあり、読む度に新しいはっけんがあり、一生ものとなる
積ん読もOK。赤毛のアン~引用すると、これから発見することが沢山あるって素敵だと思わない?
読書感想不要、ブックノート参考に
読書と実態件の往復
次に繋がる読書
ファンタジーは強くいきる視点を作る
読み聞かせで、本を読んで切る人との結び付きが生まれ、読んでくれるという満足を得られる
早期教育で本を知育教材として扱うより沢山読み聞かせ、おしゃべりを経験させる
童話は残酷なものもあるが、子供はまだ動物性が高い、だから残酷とか感じられる理性がまだない。
外遊び好きなこの本、異文化、生き方
の本
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年齢別におすすめの本がたくさん掲載されていて、良さそうな本を多く知ることができ良かったです。
>豊かな物語経験をとおして得られるのは「この世界が生きるに値するところだ」という確信であると言えます。
というお話、本と向き合う際にとてもよい指針になると感じました。
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本を「教材」として扱わず、本そのものを楽しむという姿勢に好感が持てます。
確かに、本には「おかしの本」と「食事の本」があります。できるだけ「食事の本」を大切にしていきたい。でも、時には「おやつの本」も必要だと再認識しました。
オススメ本のリストも充実していて、いい本だと思いました。
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ちゃんとした本を手渡していきたい。子ども相手だからこそ。手渡す側は子どもの今とこれからを見ないと。種まき。下手なことをできない。学び続けないといけないな。
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本は学校の図書室で借りてくるものの、眺めているだけだったり、ひどいときは飾っているだけ(笑)、というわが息子の様子にかなりいらだっていて、そんな状況を何とかしたい、最終的にはもっと読書を好きになってほしいと思い、本書を手に取ってみた。
読み始めた瞬間から、息子に対して、言ってはいけないこと、やってはならないこと、いろいろやっていたことに気付かされた(笑)
反省も兼ねて、本書で紹介されていた本を私自身で市の図書館から数冊借りてきて書棚に並べてみたり、その他いろいろやってみた。今はまだ借りてきた本を全部は読もうとはしないが、興味が全くないわけではなさそうで反応は悪くない。学校の図書室で借りてきた本も、お母さん一緒に読もう、と持ってくるようになったり。
読書に関しては、子供を変えたければ自分がまずは変わっていかなければならない、大変だけど、面倒くさいけど、すこしずつでも親の意識から変えていくこと、それに気付かさせてもらえただけでも本書を読んだ価値があった。
ブックリストも参考になった。今はまだ低学年なので、また数年後に高学年向きの本を選ぶ際に参考にしたいと思う。
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10の法則自体はかなりコンパクトにまとめられている。
内容のほとんどは本がいかに子供に良い影響を与えるか、どんな本を読ませるべきか、親の姿勢としてどうあるべきかという内容。
本好きになるための方法論は薄い印象だが、心構えとしてはとてもためになった。
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幼児期からの読み聞かせ〜学童期の読書は、いろいろな効能がある。
知能面だけではなく、精神的な豊かさにつながるのは、他の知育と言われるものにはない読書だけが持つよさだと思う。
この本にはたくさんのおすすめ本が紹介されている。
自分自身、今でこそ本好きだけれど、あまりこれらの名作と呼ばれる本を読まずにここまで来てしまったことに気づき、ショックを受けた。
出会うべきときに出会えていたら、学びが多かったのはもちろん、心からワクワクしただろうし、もっともっとこの世界のことが好きになっていたと思う。
絵本の読み聞かせや児童書の読書は、子ども時代にしかできない貴重な経験のひとつであり、そのチャンスを逃していたと考えるととてももったいない。
自分にその時期は二度とやってこないから、子どもにはぜひその経験をしてほしいと思っている。
でも決して押し付けることはないように、あくまで「親子で楽しむもの」として、まずは読み聞かせを通して、本との接点を身近にたくさん作っていかなければと、再認識した。
本好きになってほしい!という切実すぎる願いを心に秘めて、本を巡って楽しい雰囲気を作っていきたい。
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ハウツーとしては物足りない。小学生向けのブックリストとしてはとてもよいです。読みたい、おすすめしたい本とたくさん出会うことができました。
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色々と子どもが本を読むようにする方法はあったが、個々人の差の部分もあるので、どれが当てはまるかは難しい。内容的に本の紹介部分が多いのは気になった。
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賢い子とは、素晴らしい本と、素晴らしい体験の往復で育つのだなと実感した本。
私は小さい頃、「本が好きな少女」でしたが、テストになると、国語の点数が全く取れない子でした。
なぜだろうとずっと思っていましたが、こちらの本を読んで、少し理解しました。
こちらで紹介されている本、1割も読んでませんでした。特に外国の児童書なんて殆ど読んでいない。
いわゆる「おかずの本」を全く手に取っていなかったのです。
また、都会育ちということもあり、課外活動もそんなに積極ではありませんでした。特に自然になんてそんなに触れてません。
紹介されている本、どれも魅力的な本ばかりでした。小学生の頃に読みたかったなぁ。
高校の頃、現代文のテスト勉強は教科書読むだけの頭の良い友達いましたが、本の虫でした。人として賢いというのはこういうことか。
表紙が魅力的でない本もたくさんあり、ほんとに面白いの?と思ったりしますが、騙されたと思ってひと通り読んでみたいと思います。
自分の子供には名作を読ませて、人として素晴らしい子に育てたいと思います。そして今更ですが私も名作児童書、子供と一緒に読んで一緒に成長できたらとおもいます。
子どもを本好きにするための本のようですが、私自身ももっと本が好きになってしまいました。
「ベストセラーよりもロングセラー」これ、響きました。