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紙の本
ハリー・クバート事件 上 (創元推理文庫)
【高校生が選ぶゴンクール賞(2012年)】【アカデミー・フランセーズ賞(2012年)】デビュー作がヒットした新人作家マーカスの恩師ハリー・クバートが少女殺害容疑で逮捕され...
ハリー・クバート事件 上 (創元推理文庫)
ハリー・クバート事件 上
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商品説明
【高校生が選ぶゴンクール賞(2012年)】【アカデミー・フランセーズ賞(2012年)】デビュー作がヒットした新人作家マーカスの恩師ハリー・クバートが少女殺害容疑で逮捕された。33年前に失踪した少女の白骨死体が彼の家の庭から発見されたのだ。マーカスは師の無実を証明すべく事件について調べはじめる。【「TRC MARC」の商品解説】
アカデミー・フランセーズ賞受賞
高校生が選ぶゴンクール賞受賞
デビュー作でベストセラー作家となったマーカス・ゴールドマンは、第二作の執筆に行き詰まっていた。大学の恩師で国民的作家のハリー・クバートに悩みを打ち明け助言を求めていたが、その師が、33年前に失踪した美少女ノラの殺害容疑で逮捕されてしまう。庭からノラの白骨死体が発見されたのだ! 恩師の無実を信じるマーカスは、事件について調査し、一冊の本にまとめ上げるが……。年末ベストランクインの傑作、待望の文庫化。【商品解説】
デビュー作でベストセラー作家となったマーカス・ゴールドマンは、第二作の執筆に行き詰まっていた。大学の恩師で国民的作家のハリー・クバートに悩みを打ち明け助言を求めていたが、その師が、33年前に失踪した美少女ノラの殺害容疑で逮捕されてしまう。庭からノラの白骨死体が発見されたのだ! 恩師の無実を信じるマーカスは、事件について調査し、一冊の本にまとめ上げるが……。年末ベストランクインの傑作、待望の文庫。【本の内容】
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紙の本
悲恋の物語
2017/09/18 22:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
2作目がどうしても書けない作家の主人公は、海辺の田舎町に住む恩師、ハリー・クバートを久しぶりに訪ねる。しかし、彼の家の庭で埋められた白骨死体が掘り出されてしまう。死体は33年前に行方不明になった15歳の少女ノラ。過去にこの町でいったい何が起こったのか?
長いお話でしたが、徹夜覚悟の一気読みでした。
きちんと編集すれば1冊になったのでは?と思うほど上巻の描写が繰り返しなのと、下巻では、その物語はいらなかったのでは?と思った部分も正直ありましたが、全体としては非常に面白かったです。グッと我慢して上巻読み切って下巻へ!
悲恋の物語、ぜひ読んでみてほしいです。
紙の本
ニューイングランドの夏の風景
2019/11/25 22:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る
前評判が非常に高かったので、単行本のときは見送っていたが文庫化されたこの機に読んでみた。
まず思ったのは構成がとても凝っていること。1975年夏に起こった少女失踪事件とそれが一気に動き出した2008年になって、ある重要人物が容疑者として逮捕され、それを受けて容疑者を信じてその容疑を晴らそうと調査に乗り出した新進作家。しかし彼は処女作で高い評価をうけたにも関わらず第二作が書けずスランプに陥っていた。しかしそれを逆手に取り、その調査過程と結果を執筆することで出版社を黙らせ自らの作家としての再起と容疑者(彼の恩師でもある)の名誉回復を賭けて事実究明に乗り出す。
発端は失踪少女の遺体が発見された2008年であり、そこから1975年当時に何があったのかを遡って探る作家の調査活動をたどるのがストーリーの骨子なので、各チャプターが31章から1章へと過去の一点へ向かって収斂していく形になっているのが面白い。が各章のなかでも2008年現在の状況も適宜差し込まれ、それが話の展開をスピーディにしており、長い話を飽きさせない工夫が凝らされている。
ただ気になったのは、登場人物がどうにもステレオタイプなこと。出版社社長などが特に顕著で何かB級ドラマを見ているような既視感がある。物語の核となるノラの二面性についてもとってつけた感が拭えない。
これは自分の好き嫌いかもしれないが、やはり人物造形をもっとしっかりさせたほうがよかったと思う。下巻に期待したい。