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紙の本
塹壕の戦争 1914−1918
【ウィル・アイズナー漫画賞「最優秀実話作品」賞(2011年)】世界中に破壊と殺戮を蔓延させ、1000万人もの戦死者を出した第一次世界大戦。前線に掘られた暗い塹壕でたたかう...
塹壕の戦争 1914−1918
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商品説明
【ウィル・アイズナー漫画賞「最優秀実話作品」賞(2011年)】世界中に破壊と殺戮を蔓延させ、1000万人もの戦死者を出した第一次世界大戦。前線に掘られた暗い塹壕でたたかう兵士のひとりひとりを主人公に、その〈リアル〉を徹底的に描き出した、フランスの巨匠タルディの代表作。【「TRC MARC」の商品解説】
第一次世界大戦の《リアル》を徹底的に描き出して、「コミックのアカデミー賞」と呼ばれるアイズナー賞を受賞したフランスの巨匠タルディの代表作、ついに日本初上陸。この戦場の《リアル》を直視するところから、いま、私たちの現代史は幕を開ける。
*
作中の兵士のひとりはこう自問自答する。「なぜこんな酷いことになったのか?……惨憺たる結果にして恥辱、文明の退行ではないか」。
「平和」を目的として勃発したこの戦争は世界中に破壊と殺戮を蔓延させ、 万人もの戦死者を出した。「なぜ」このような戦争が足かけ 年も続いたのか──フランスを代表する漫画家タルディは、本作をもってこの「なぜ」に挑む。前線に掘られた暗く泥まみれの塹壕でたたかう兵士のひとりひとりを主人公に据えたタルディの視線は、きわめて低い。その低さゆえに、この漫画に描かれるのが、まさに自分自身であり、身近な誰かであることを予感させるのである。【商品解説】
目次
- まえがき
- ジャン=ピエール・ヴェルネへの謝辞
- 塹壕の戦争
- エッセイ
- イラスト・コレクション
著者紹介
タルディ
- 略歴
- 1946年、フランス・リヨン生まれ。フランスを代表するバンド・デシネ作家のひとり。リヨン美術学校、パリ装飾美術学校に学ぶ。
1969年、『パイロット Pilote』誌で漫画家としてデビュー。以後、50点以上の単行本、6点のイラスト集のほか、イラストレーターとしても活躍している。1985年にアングレーム・コミックフェスティヴァルでグランプリ受賞、2011年には本作でアイズナー漫画賞(最優秀実話作品賞)を受賞するなど、国際的な名声を博している。
代表作『アデル・ブラン=セックの奇妙な冒険』は2007年までに全9巻を刊行し、2010年にはリュック・ベッソン監督により映画化。
2013年にはレジオン・ドヌール勲章の受勲を拒否して話題になった。
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