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分数と小数から広がる整数の世界 フェルマーの小定理からアルチン予想まで (数学への招待)
著者 中島匠一 (著)
分数や小数のしくみと性質を探りながら、整数の魅力に迫る、初等整数論の分野への入門書。きれいな性質をみたす「不思議な数」からアルチン予想まで、「まず問題を出して、その後に問...
分数と小数から広がる整数の世界 フェルマーの小定理からアルチン予想まで (数学への招待)
分数と小数から広がる整数の世界 ~フェルマーの小定理からアルチン予想まで~
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商品説明
分数や小数のしくみと性質を探りながら、整数の魅力に迫る、初等整数論の分野への入門書。きれいな性質をみたす「不思議な数」からアルチン予想まで、「まず問題を出して、その後に問題の答えを解説する」という方式で紹介。【「TRC MARC」の商品解説】
循環小数は,小数点以下の一部が繰り返し現れる小数です.たとえば0.99999…を見たことはありませんか?1/7=0.142857142857……も循環小数で「142857」が繰り返し無限回現われています.そしてこの数をよく観察してみると最初の3つの数「142」と後半の3つの数「857」は足して「999」になるという不思議な性質を持っています.これは,整数を整数で割ったときの余りに着目する“合同”という概念が関係しています.循環小数は割る数や割られる数の性質とどのように関係しているのでしょうか.本書では分数や小数のしくみと性質を探りながら,整数の魅力に迫っていきます.【本の内容】
著者紹介
中島匠一
- 略歴
- 〈中島匠一〉1955年東京生まれ。東京大学理学部数学科卒業。学習院大学理学部数学科教授。理学博士。専門は整数論。著書に「代数と数論の基礎」「代数方程式とガロア理論」「集合・写像・論理」など。
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知られざる小数と分数の仕組みを楽しく学ぶことができます!
2019/02/21 15:34
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、知られざる小数と分数の仕組みを学ぶことによって、整数の真の姿を理解することができる画期的な書です。例えば、同書には循環小数について例示されています。1÷7を行うと、商は0.142857142857...となります。ここで繰り返しにの「142857」に注目すると、前半の「142」と後半の「857」は足すと「999」になるという性質があります。このような不思議な真実を同書は教えてくれます。ぜひ、数学ファンの方には読んでいただきたい一冊です。