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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/12/01
- 出版社: 紀伊國屋書店
- サイズ:20cm/295p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-314-01144-0
紙の本
マイクロバイオームの世界 あなたの中と表面と周りにいる何兆もの微生物たち
著者 ロブ・デサール (著),スーザン・L.パーキンズ (著),パトリシア・J.ウィン (本文イラスト),斉藤 隆央 (訳)
人間の体表や体内に棲む微生物が形成する群集=マイクロバイオームに関する基本書。生命とは何かという根本的議論から、マイクロバイオームが人間の生活や健康にどう影響するのかまで...
マイクロバイオームの世界 あなたの中と表面と周りにいる何兆もの微生物たち
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商品説明
人間の体表や体内に棲む微生物が形成する群集=マイクロバイオームに関する基本書。生命とは何かという根本的議論から、マイクロバイオームが人間の生活や健康にどう影響するのかまで最新の分子生物学の成果を踏まえて論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
もはや細菌を知らずに人間は語れない――
近年、ゲノム解析技術の進歩により、細菌は皮膚や内臓など体の各部位に群集で生息し、特有の生態系を形成していることがわかった。マイクロバイオーム、あるいは細菌相と呼ばれるこの細菌の群集は、消化や免疫など宿主=人間の生存に不可欠な機能を提供し、宿主の遺伝子にも影響を与える。なかでも「腸内フローラ」として知られる腸内に棲む細菌相は、医療・美容方面への応用で近年注目を浴びている。
本書はマイクロバイオームについてしっかり学びたい人のための基本書であり、生命とは何かという根本的議論から、マイクロバイオームとは何か、それが人間の生活や健康にどう影響するのかまで、進化理論や細菌学の歴史をひもときながら、最新の分子生物学の成果を踏まえ、豊富なイラストと共にわかりやすく解説する。【商品解説】
目次
- 第1章 生命とは何か?
- もっとつぶさに見る|換字コード|なぜ太古の細菌が重要なのか?|ふたつに分かれたのか、三つに分かれたのか?|微生物のゲノム――共有と重複|共通祖先|残った生命|微生物の適応と進化
- 第2章 マイクロバイオームとは何か?
- 微生物の見つけかた|単純な解決策|DNAの配列が見える|同定ゲーム|干し草の山のすべての針に名前をつける|次世代シークエンシング|さらなる「オーム(-ome)」
- 第3章 私たちの体表やまわりに何がいるか?
- スキン・ゲーム|ジャマーとキーボードの共通点は?|へそ|最初のマイクロバイオームを獲得する|地下鉄|わが家は心――と微生物――のありか
- 第4章 私たちの体内に何がいるか?
著者紹介
ロブ・デサール
- 略歴
- 〈ロブ・デサール〉アメリカ自然史博物館・サックラー研究所に所属する昆虫学の学芸員。専門は比較ゲノム研究。
〈スーザン・L.パーキンズ〉アメリカ自然史博物館・サックラー研究所所属、微生物系統分類学およびゲノム研究の学芸員。
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細菌学の洗練された入門書
2019/03/08 23:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いそぽっど - この投稿者のレビュー一覧を見る
【理解可能レベル】
・高校レベルの生物を理解している人(特に分子生物学や3ドメイン説の知識はあると良い)
※基礎知識がない方にとっては、専門用語が多く難解に感じるかも知れない。
【オススメする人】
・バクテリアが好きな人
・バクテリアについて、新書レベルよりも深く知りたい人
これからバクテリアについて知識を深めたい人に、まずオススメしたい1冊。
「マイクロバイオーム」という細菌学の概念が主題になっているが、それ以前の基礎知識から丁寧に説明されている。たとえば、細菌・古細菌・真核生物の違い、アミノ酸のコドンについても説明が本文中にある。
取り上げている細菌の生息環境は、副題にあるように人間にとって身近な範囲ばかり。医療や健康とも関連が深いので、関心を持ちやすいと思う。
細菌学創成期の古典研究的な内容に留まらず、身近な環境におけるバクテリアの新しい研究事例も多く紹介されている。微生物学者でもない限りは知らないであろう内容なので、知的好奇心も大いに刺激された。