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商品説明
【三島由紀夫賞(第30回)】サンフランシスコで暮らす移民3世のレイは、旅の途中にかつて日系人収容所であった博物館を訪れる。日本人とアメリカのセンシティヴな状況をクールな文体で描いた表題作など全2作品を収録。『文學界』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
サンフランシスコで暮らす移民三世のレイは、旅の途中にかつて日系人収容所であった博物館を訪れる。日本と世界のリアルがここに!
「カブールの園」は、友人とITベンチャー企業を立ち上げた日系アメリカ人女性の物語。ヨセミテ国立公園にひとりで訪れるはずが、青いフォードを運転するうちに、かつて祖父母が収容されていた日系人強制収容キャンプの跡地に向かって……。「日系女性三代の確執の物語、あるいは、マイノリティとしての私たちのこと」と宮内さんも語るように、日本人とアメリカのセンシティヴな状況をクールな文体で描きます。
「半地下」は、宮内さんが22歳の頃の処女作に手を入れたもので、ニューヨークの少年少女たちを描いています。「打算なしに、ただ裸で皆様の目の前に立つような作品」と宮内さんは言いますが、80年代という過ぎ去った時間への愛惜がこめられています。その瑞々しさには胸を打たれるのではないでしょうか。
2017年、三島由紀夫賞受賞作。【商品解説】
収録作品一覧
カブールの園 | 5−90 | |
---|---|---|
半地下 | 91−206 |
著者紹介
宮内悠介
- 略歴
- 〈宮内悠介〉1979年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。「盤上の夜」「ヨハネスブルグの天使たち」で日本SF大賞特別賞を受賞。ほかの著書に「スペース金融道」など。
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