紙の本
チャムパ王国とイスラーム カンボジアにおける離散民のアイデンティティ
著者 大川 玲子 (著)
2世紀より今のベトナムに存在したチャムパ王国の末裔、チャム人の離散の物語と宗教文化を、フィールドワークと埋められた文献群の解読から明らかにし、イスラームを媒介に展開した知...
チャムパ王国とイスラーム カンボジアにおける離散民のアイデンティティ
チャムパ王国とイスラーム
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商品説明
2世紀より今のベトナムに存在したチャムパ王国の末裔、チャム人の離散の物語と宗教文化を、フィールドワークと埋められた文献群の解読から明らかにし、イスラームを媒介に展開した知られざる東南アジア史の一端に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 序章
- 1 研究の目的と論点
- 2 先行研究と本研究の意義
- 3 調査概要と本書の構成
- 第一章 ディアスポラとイスラーム化
- 1 繁栄する「海のシルクロード」の海洋交易国家
- 2 チャムパ香木を求めた日本人たち
- 3 戦乱とイスラームの到来
- 4 離散とイスラーム化
- 5 ムスリムの抵抗運動とチャムパの滅亡
著者紹介
大川 玲子
- 略歴
- 〈大川玲子〉1971年大阪生まれ。東京大学より博士号取得。文学博士。明治学院大学国際学部准教授。著書に「聖典「クルアーン」の思想」「イスラームにおける運命と啓示」「イスラーム化する世界」など。
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紙の本
チャンパ王国とその末裔であるチャム人についての研究書です
2017/09/27 08:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、古くチャンパ王国として現在のカンボジアの地域に発展を誇った王国とその末裔であるチャム人について研究した希少な書です。名前は知っていても、「チャンパ王国」という王国がどのように起こったのか、そしてどのような統治をおこなったのかは、我が国ではほとんど知られていません。本書は、それを詳細に解説し、その末裔である人々の現状なども事細かに記載されています。東南アジの歴史を知る上で、非常に価値ある一冊です。