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商品説明
【ウィル・アイズナー漫画賞最優秀外国翻訳作品賞】ひとりの兵士による定点観測のようにして、第一次世界大戦の戦地でのさまざまなエピソード、多くの死が語られるコミック。大戦研究者ヴェルネによる、殺戮現場の悲惨さを補強する日録と写真も収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
第一次世界大戦の《リアル》を徹底的に描き出し、『塹壕の戦争』に続いて「コミックのアカデミー賞」と呼ばれるアイズナー賞を受賞したフランスの巨匠タルディの代表作。この戦場の《リアル》を直視するところから、いま、私たちの同時代が幕を開ける。
*
1914年7月に勃発した第一次世界大戦。その戦死者は全世界で1000万人にもおよぶ。本書では、ひとりの兵士による定点観測のようにして、戦地でのさまざまなエピソードが綴られ、多くの死が語られる。しかし、暗く悲惨な死者は彼らだけではない。 5年におよぶ編年史として描かれたこの物語を ページめくるたびに、われわれは本書に描かれることのなかった数多くの名もなき兵士たちの死を想起せざるをえない。タルディの筆先にかかると、そうした兵士たちの顔かたち、そして肉声にすら思いを致さずにはおれないのだ。
本書の後半を占める大戦研究者にしてコレクターのジャン=ピエール・ヴェルネによる詳細な日録と膨大な量の写真が、その殺戮現場の悲惨を補強する。【商品解説】
目次
- 第1部 汚れた戦争(タルディ)
- 第2部 汚れた戦争全史 1914-1918(ヴェルネ)
- 訳者あとがき(藤原貞朗)
著者紹介
タルディ
- 略歴
- 1946年、フランス・リヨン生まれ。フランスを代表するバンド・デシネ作家のひとり。リヨン美術学校、パリ装飾美術学校に学ぶ。
1969年、『パイロット Pilote』誌で漫画家としてデビュー。以後、50点以上の単行本、6点のイラスト集のほか、イラストレーターとしても活躍している。1985年にアングレーム・コミックフェスティヴァルでグランプリ受賞、2011年には本作でアイズナー漫画賞(最優秀実話作品賞)を受賞するなど、国際的な名声を博している。
代表作『アデル・ブラン=セックの奇妙な冒険』は2007年までに全9巻を刊行し、2010年にはリュック・ベッソン監督により映画化。
2013年にはレジオン・ドヌール勲章の受勲を拒否して話題になった。
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