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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/12/17
- 出版社: 亜紀書房
- サイズ:20cm/488p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7505-1444-4
- 国内送料無料
紙の本
失われた宗教を生きる人々 中東の秘教を求めて (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)
著者 ジェラード・ラッセル (著),臼井 美子 (訳),青木 健 (解説)
レタスを食べるのを拒否するヤズィード教徒、輪廻転生を信じるドゥルーズ派…。中東の秘境に、マイナー宗教の伝統を生きる人々を訪ね、その生々しい肉声から、文化の共生を可能にする...
失われた宗教を生きる人々 中東の秘教を求めて (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)
紙の本 |
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- 税込価格:43,670円(397pt)
- 発送可能日:1~3日
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商品説明
レタスを食べるのを拒否するヤズィード教徒、輪廻転生を信じるドゥルーズ派…。中東の秘境に、マイナー宗教の伝統を生きる人々を訪ね、その生々しい肉声から、文化の共生を可能にする古代の叡智を浮かび上がらせる。【「TRC MARC」の商品解説】
秘教の中で、古代はいまだ生きている!
レタスを食べるのを拒否するヤジディ教徒、輪廻転生を信じるドゥルーズ派、アダムの秘密を受け継ぐマンダ教徒……。中東の秘境に、マイナー宗教の伝統を生きる人々を訪ね、その生々しい肉声から、文化の共生を可能にする古代の叡智を浮かび上がらせる。衝撃のルポルタージュ!
解説=青木健
「二十年以上前、初めて中東を訪れた私は、中東に恋をした。だが中東は、愛しがたい場所でもある。そこから届くニュースは苦悩に満ちあふれている。そして最も美しい面、つまりその言語や歴史、神などは、憎しみと偏見で汚されてきた。中東の宗教と民族のモザイク模様は、長く輝かしい歴史の記念碑とも言うべきものだ。しかし、これも現在、崩壊に向かっている。中東の多様な宗教が、まだその母国に存続している姿を見ることができるのは、おそらく、私たちが最後の世代となるだろう」(本書より)
ニューヨーク・タイムズ、ワシントンポスト、エコノミスト、各紙誌で絶賛!【商品解説】
秘教の中で、古代はいまだ生きている。輪廻転生を信じるドゥルーズ派、アダムの秘密を受け継ぐマンダ教徒など、中東の秘教に、マイナー宗教の伝統を生きる人々を訪ね、その生々しい肉声から、文化の共生を可能にする古代の叡智を浮かび上がらせる。衝撃のルポルタージュ。【本の内容】
目次
- 序文
- 第1章 マンダ教徒
- 第2章 ヤズィード教徒
- 第3章 ゾロアスター教徒
- 第4章 ドゥルーズ派
- 第5章 サマリア人
- 第6章 コプト教徒
- 第7章 カラーシャ族
- エピローグ デトロイト
著者紹介
ジェラード・ラッセル
- 略歴
- 〈ジェラード・ラッセル〉元イギリス外交官および元国連外交官。外交官として15年にわたり中東のさまざまな国に勤務。シンク・タンク「外交政策センター」シニア・アソシエイト、パルマル・コミュニケーションズ取締役。
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書店員レビュー
丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年2月号より
書標(ほんのしるべ)さん
中東の宗教といえばイスラム教一色と思いがちだが、実際には様々な宗教が誕生していった場所であった。本書では、日本ではあまり馴染みのない中東の7つのマイナー宗教に光を当て、これらの宗教が西洋に強い影響を与えつつもムスリム世界の少数派として様々な差別や抑圧から1400年耐え抜き、今なお生き残ろうと努力する勇ましさが鮮明に描かれている。
紙の本
失われた宗教を生きる人々
2020/08/24 20:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、イギリスの中東担当の外交官だった著者が記した少数派の宗教を振興する人々のノンフィクションである。構成としては、まず日本の専門家がその宗教について解説を書き、次に著者がその宗教の歴史について、ついで著者が実際にその宗教の人々に会いに行ったときのことを記している。
考えてみれば、文明発祥の地とも言われる中東において、今日多数派を占めるイスラム教はたかだか7世紀に誕生したにすぎず、それ以前から数千年にわたって信仰されてきた宗教があってもおかしくない。しかしイスラムの異分子を嫌う性質から改宗を余儀なくされ、またムスリムではないことを声高に言うことがしにくい中東において、少数宗教について幅広く取り扱い、実際に見てきたということは、とても貴重である。