読割 50
紙の本
86−エイティシックス− Ep.1 (電撃文庫)
著者 安里 アサト (著),I-IV (著),しらび (イラスト),I-IV (イラスト)
【電撃小説大賞大賞(第23回)】サンマグノリア共和国の〈存在しない第86区〉。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜〈有人の無人機〉として戦い続け...
86−エイティシックス− Ep.1 (電撃文庫)
86―エイティシックス―
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商品説明
【電撃小説大賞大賞(第23回)】サンマグノリア共和国の〈存在しない第86区〉。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜〈有人の無人機〉として戦い続けていた。若者たちを率いる少年・シンと彼らの指揮を執る少女・レーナの物語。【「TRC MARC」の商品解説】
サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。
そう――表向きは。
本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区”》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。
死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)”となった少女・レーナ。
二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる――!
第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作、堂々発進!【商品解説】
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紙の本
最高!
2017/05/14 16:17
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あかみにとまと - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間の醜さと愚かさ、そしてその中で自分らしくありたいと願う者たちとの対比。新人とは思えない筆力で描かれた本作・・。
次作が楽しみです。
紙の本
最高の一冊
2019/08/07 00:24
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:s - この投稿者のレビュー一覧を見る
86は以前から気になっていた本です。つい先日、一巻を購入しました。
一冊読み終わった感想は確実にラノベの枠を超えています。
世界が無人戦闘機(レギオン)の攻撃を受ける事態となっていた。
主人公のシンはサンマグノリア共和国の戦士として友人戦闘機(ジャガーノート)を操縦しレギオンを殲滅する。シンの戦う戦場はレギオンの圧倒的力から多く毎日のように戦死者を出しているが、サンマグノリアは戦死者ゼロとしている。それは、シン達戦闘員が86という人種差別を受けていることが原因である。
この小説はアクションという要素を含みつつ、人間の卑劣さ愚かさがここまでなのかと考えさせられるそんな一冊です。
一冊読んだらもう止まらないでしょう!ぜひ読んでみてください!
電子書籍
面白い
2022/05/20 17:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつば - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメで気になって購入しました。展開早くてサクサク読めるし、アニメで先知っててもワクワクしました。
電子書籍
ライト…ではないけど読みごたえあり!
2021/12/05 11:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:jun - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメを見て興味を持ちました。専門用語とか戦闘機のこととか説明文が色々ありますが、アニメだけだとわからなかった細かい設定や心情が読めて、より一層楽しめました。
戦争や人種のことなど、テーマとしては重たいものを扱われていて、切なさと悲しみもありますが、メインキャラたちの関係が少しずつ変化して心を開いていく過程や、テンポのいい掛け合いなどもあり読みごたえ充分!
特にラストのシーンは感慨深いものがありました。続刊も買います!
紙の本
ロマンの塊
2021/05/28 21:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ばんどらい - この投稿者のレビュー一覧を見る
これ一冊だけでいいくらいの素晴らしさです。TVアニメを視聴している人なら、必ず買うべきと個人的には思います。挿絵もあのしらびさんが手掛けたとあって、これもまたいい。ストーリーはどんでん返しのバイキング。最高です
紙の本
面白い
2017/12/10 19:04
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もやし - この投稿者のレビュー一覧を見る
物凄く物語に引き込まれる作品。全ての描写がよく書かれていて、心情も良く理解できる。二人の主人公の織りなすストーリーがとても良い。さすがは電撃大賞受賞作だと感じた。
電子書籍
すごい新人さんが現れたなぁ
2017/07/09 15:53
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:信濃 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミリタリー、ロボ、デストピア等々様々な要素を詰め込みつつ、秀麗な文章で世界観の描写がされている力作です。
終盤の伏線回収については若干苦しい感じもしましたが、それ以外は文句のつけどころがないくらいよく纏まっています。
次刊以降で登場人物の内面や世界観の掘り下げがされていくと思いますが、正直面白くなる予感しかしません。
紙の本
スゴい
2017/05/29 01:21
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つば九郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々に一気読みした。本当に面白かった。
電子書籍
私には合いませんでした
2019/05/06 07:50
9人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:匿名 - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に人気があるラノベと聞いて読んでみましたが私には合いませんでした。電撃大賞の受賞作なのでこの作家のデビュー作になると思いますが、とにかくあまりにも稚拙な表現が目立ちすぎて読むのが本当に苦痛でした。
一つ例を挙げると、「十六歳の少女らしい白雪の美貌は硝子細工の繊細さで、良家の出を如実に語る優雅な身ごなし」 非常に読みにくい文章ですが、その原因は一つの文章で容貌と身のこなしという二つのことを描写しているにも関わらずなぜか体言止めを使っていることです。体言止めの効果は文章を簡潔にし全体にリズムを与える点にあります。こんなにリズムの悪い文章で使ってもあまり意味はありません。読点でつなげたりせずに文章を二つに分けるだけでずいぶん読みやすくリズムもよくなります。この直前の文章と合わせると次のようになります。「紺青の詰襟の共和国軍女性士官軍服。十六歳の少女らしい白雪の美貌は硝子細工の繊細さ。良家の出を如実に語る優雅な身ごなし」これでもまだまだ稚拙ではありますがまだ我慢できるレベルではないかと思います。
また、語彙力があまりないようで同じ表現を短い間隔で繰り返し使ったりします。「双眸」を何度も何度も使っているのが特に目立ちました。できれば別の表現を使ってもらいたいです。
このような稚拙な表現がたまにある程度ならそれほど気にならないのですが、いたるところに出現するので本当に読むのが辛くなります。
紙の本
残酷な現実+ご都合主義+安易なドラマで感動させようとする作品。……本当にそれで満足するような読者で良いの?
2020/02/14 17:50
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Caris - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説の構成としては非常に綺麗にまとまってましたが、作品としての良し悪しはどうかと問われると、疑問に思わざるを得ません。
まず、全体を通してリアリティがないんです。設定的な矛盾ではなく、空気的な問題です。酷く惨い環境なのに、なんでそんなにお前ら楽しそうなの?という。どう考えてもおかしい。平和ボケした人から見た「戦争ってこんなもんでしょー(棒)」みたいな内容なんです。アニメで良く見るような、戦争や兵器をカッコよく描きたいが為の世界観に感じてしまいます。
主人公レーナも、完全な偽善者です。学校の教科書に書かれているような“模範的な態度”を取っているだけ。ただ嘆いて善人ぶっているだけでなくて、何か行動をして欲しい。それでも世界は主人公の彼女に都合良く展開していく訳で……。特にラストシーンが完全なご都合主義で納得いきませんね。感動するだろドヤァみたいな作りが鼻に付きます。
作品って、何かを訴えかけるものであるべきだと思います。そうでないのなら、徹底的に楽しませて欲しい。この作品の何が良くないのかと言うと、そのどっち付かずな所です。差別や戦争という難しい問題を取り上げておいて、それに対する考えは出さずに、ただ残酷さや兵器のカッコ良さを描いているだけ。そして取って付けたようなありがちなドラマ……。酷い。
今も世界の何処かでは死人の出る争いが繰り広げられています。平和な社会で生きる私たちでは到底理解出来ない程に悲惨だと思います。そういう方たちの事を考えると、こんなただカッコ良いという理由だけで戦争を描いている作品なんて、楽しめる訳がないじゃないですか。悲惨な戦争を取り上げるからには、何かを伝えたいメッセージがあって欲しい。そうでなければ、安易に取り上げるのは失礼だと思います。私が当事者ならイラつきます。
端的に言って、私は不愉快でした。レーナの「難しい問題だからどうにも出来ないよね、仕方ないよね」という受け身な態度もそうですし、作品全体の雰囲気もそうです。現在の平和ボケした日本人そのものの精神が如実に反映されているのもそうです。そういう思考停止した人間であって良い訳はないと思いますが……どうでしょうか?……まあ、この作品だけに限った事ではないんですけどね。
総評としては……
残酷な現実を取り上げるだけ取り上げて心を痛め付け、それらの解決策は出さずに放っておいて、安易なドラマで心を救済して、満足感を得させる。
それがこの作品の正体だと私は思いました。
小説としてそれなりにレベルが高いのは事実ですが、果たしてこんな内容で満足するような人間で良いのでしょうか?
エンターテイメント作品の質としても、人としても。
願わくは、これを読んだ人がしっかりと戦争の現実に向き合ってくれることを祈ります。間違ってもこの作品のように投げやりな思考で満足してはいけない。
もしもこの作品を読むのなら、それだけは肝に命じておいて欲しいです。