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紙の本
惹き込まれた
2017/03/31 15:11
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ガーベラカモミール - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。ここまでリアリティーのある貧乏なBL小説もなかなか無いのではないかと。困難な状況である程、人の真価が問われる。寒さ、空腹、貧乏、閉鎖された辺境で国境の地。思い浮かべただけで辛い。日々の生活を続けることで精一杯な中、人の心は疲弊していく。国、領民、近所、どの視点からかによって、理想や不平不満は異なる。だから解決するまでややこしい。温かな未来は遙か遠くに感じる。様々な暗く重い背景にも関わらず、この話は全然暗く無い。なぜなら、希望の光があるからだ。その光は、主人公だったり、そのパートナーだったり、領民の心や生活の糧になる周りのものだったり。これからもっと出て来そうだ。今は小さな灯が、この先どの様になっていくのか楽しみでならない。本を読んで心踊る感覚は、いつでもいくつになっても嬉しいものなのだなぁと再認識。奇跡の一作に感謝!早く続編が出ないかな。
電子書籍
ぜひ続編を読みたい!
2019/09/22 18:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sai - この投稿者のレビュー一覧を見る
人によっては淡々とした展開が好みじゃないかもしれません。
けど、冬の厳しい気候を舞台とした世界観と、主人公の元皇太子の持つ静かな雰囲気が合っていて物語に一本芯の通ったイメージを持たせてくれます。
物静かでどこか諦観を感じさせる主人公だけど、心の中に徐々に人間らしい感情や熱さが少しずつ育っていきます。
物語は静かに進んでいくけれど、主人公の心の中や、彼の側にいて彼を支えている人の心の中、領地がこれから迎えるだろう未来、全てに激情が降り積もっていくようで、この先彼らはどうなっていくのか、とてもとても知りたくて読み終わりました。
読んだ!という満足感を感じつつ、つ、続きは出てないの??とhontで検索してしまいました。
続きよみたい!!