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商品説明
生きているということ いま生きているということ それはのどがかわくということ−。谷川俊太郎の詩「生きる」を絵本化。小学生のきょうだいと家族の夏の日々を描き、人々が生きるいまをとらえる。【「TRC MARC」の商品解説】
生きていること いま生きていること……とさまざまな人生の瞬間の情景を連ねる、谷川俊太郎の詩『生きる』が初めて絵本になりました。小学生のきょうだいと家族がすごすある夏の一日を描き、私たちが生きるいまをとらえます。足元のアリをじっと見つめること、気ままに絵を描くこと、夕暮れの町で母と買い物をすること……。子どもたちがすごす何気ない日常のなかにこそ、生きていることのすべてがある、その事実がたちあがってきます。【商品解説】
著者紹介
谷川俊太郎
- 略歴
- 〈谷川俊太郎〉1931年東京都生まれ。著書に「谷川俊太郎詩集」「定義」、子どもの本に「あな」など多数。
〈岡本よしろう〉1973年山口県生まれ。絵画・立体・動画・インスタレーションまで、幅広く創作活動を行う。
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紙の本
いのちって、何だろう?
2021/05/23 08:28
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
谷川俊太郎さんの詩に岡本よしろうさんが絵をつけた、詩の絵本。
2013年に月刊「たくさんのふしぎ」に載ったものを2017年にハードカバー化された。
谷川俊太郎さんの詩は、実はもっと以前のもの。
絵本の巻末に載っている谷川さんの言葉によると、「まだミニスカートが新鮮に感じられたころ」だという。「若い女性の写真といっしょに雑誌に載った」らしいから、女性誌からの依頼だったのだろうか。
「言葉は力まずに自然に出てきたように記憶」していると谷川さんが書いているように、言葉は平易だし、声に出して読むのにちょうどいい。
けれど、やはりテーマは重い。
海外向けだろうか、英文のタイトルは「WHAT’S LIFE?」となっている。
つまり、いのちって何だろう?
この詩の中で、特に第二連が好きだ。
「生きているということ/いま生きているということ/それはミニスカート/それはプラネタリウム/それはヨハン・シュトラウス/それはピカソ/それはアルプス/すべての美しいものに出会うということ/そして/かくされた悪を注意深くこばむこと」
なにげないものをいくつも並べ、それを「美しい」という。
普段の生活の中で、私たちはそのことを忘れていないだろうか。
そのことは岡本さんの絵にもいえる。
重いテーマの詩だが、つけられた絵はある町のどこにでもいるような家族の日常。
そんな日常の中にこそ「生きる」意味があるのだと教えられているような気がした。
紙の本
詩と絵にじーん
2018/11/13 15:00
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ほにゃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
谷川さんの有名な詩で知っていましたが、書店でぱらぱらめくっているとじーんとし、本をとじてレジへ持っていきました。絵が日常のまさに「生きる」を実感するものだったことと、書店で流れていたクラシックのBGMが合わさってとても心にしみました。
紙の本
今を絵本でより深く見つめ直す
2022/08/29 22:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわずと知れた名作、谷川俊太郎さんの「生きる」を
岡本よしろうさんが絵をつけて本になっています。
詩の全文を読むこともできますが
1ページめくるたびに
詩の一部と、絵とがマッチしていて、
また、前後の絵でもつながりがあり、
谷川俊太郎さんの「生きる」について
小さな子でも、わかりやすく
大人には、感慨深い内容になっています。
巻末の谷川俊太郎さんの<いま>の意識と題された解説には
"「生きる」と題された詩には、私たちの心を束の間立ち止まらせて、さまざまな<いま>の情景から、ふだんはことさらに意識することのない視点で、人生を俯瞰して見直させる働きがあるのかもしれません。"
とあります。
生きるということ、今生きているということ。
この、深い内容の詩が絵本になることで、
よりいっそう、今の大切さを感じることができました。
紙の本
ドラマから
2022/07/19 18:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
竹野内豊の朗読会のドラマで、この詩を知りました。
子供に色々なテーマの本をなるべく触れて欲しくて、買いました。
成長して、読み返したりできるといいのかも知れません。
紙の本
「生きる」を絵本に
2022/08/14 10:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
谷川俊太郎さんの「生きる」を初めて知ったのは子どもの頃だった。
その時は分かったような分からないような不思議な感覚、でも強烈な印象があった。
大人になったいまこうして絵本で読むと、「生きる」ことの尊さが、言葉の意味が、説得力を持って伝わってくる。
紙の本
なつかしい
2017/05/06 08:22
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとなく、懐かしい感じの反る素敵な絵本です。実際には経験していなくても日本人なら懐かしさを感じると思います。
紙の本
『いきる』って
2022/06/24 08:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
谷川俊太郎さんの『いきる』、最初の出会いは『合唱曲』でした。だから、合唱のために作詞された『ことば』達だと思っていました。その後、様々な形で『谷川俊太郎さんの『いきる』』にふれる機会があり、この絵本にも出会いました。今度は、どんな風に『いきる』を感じるかな。。。