紙の本
読み応え充分!
2017/03/20 15:00
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投稿者:あきんどあつこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の火事のシーンからの物語の始まり、一気に引き込まれました。またIRについての当事者の立ち位置によるやりとり、久々の社会派の物語でした。読み応え充分!です。
個人的には別テーマで続編があってもいいなあ〜と期待しています。
紙の本
現代の預言者
2019/02/17 19:57
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投稿者:はるはる - この投稿者のレビュー一覧を見る
真山仁は、現代の預言者である。「ハゲタカ」が一番知られているだろうが、「ベイジン」で、舞台は中国ながら、原発のステーションブラックアウトを図らずも預言したことになった。IR法など、おそらく外国にしか利益をもたらさないであろう立法がなされた現在、この本で描かれたようなことが起きないか不安でならない。
電子書籍
おもしろいですよ
2017/03/04 08:56
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投稿者:りお - この投稿者のレビュー一覧を見る
真山 仁、久しぶりの社会派小説。登場人物達は、みなさんキャラが立ってますねー。かなり盛っているキャラ設定なのに、何故か実在しているかのように感じて引き込まれてしまいました。楽しめました!
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果たして、カネは人を幸せにするのか? 社会派ミステリーの新たな傑作!
首相官邸にプラスチックのコインを投げつけていた男は、総理のIR指南役とまで呼ばれていた元名物町長だった。彼を破滅に追いやった誘致失敗の裏に何があったのか!? 東西新聞社の結城洋子は、特別取材班を組んで徹底的に追及しようとするが――。
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真山仁数年ぶりに復活。キャラクター、ストーリー、取材力はそのままに、そして、ここ数年の欠点だったバランス感覚を欠いた政治的主張の匂いが抑えられ、純粋に上質な娯楽としての小説となっており嬉しい。カジノがどうなるかわからないが、ちゃんと小説として面白いことで、あるいは、現実を動かすかもしれない。
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IR統合型リゾート施設いわゆるカジノ併設型娯楽場を日本にも作ることとなった。IRの必要性を総理に提案し、側近となった鈴木の地元青森県に作るか、総理の選挙区山口県に作るか。日本のIRを総合プロデュースする大手広告代理店や、アジアでIRを大きく展開している企業の思惑などを絡めて、利権を手に入れようとする側と、ギャンブル依存症を取材するマスコミの攻防を書いた本。
IR誘致に各地で名乗りを上げていたようだが、最近は下火になったようだ。横浜でも7月30日の市長選で反IRの候補が出るが、現職林市長も以前はIR推進派であったが、選挙を控えたら「全くの白紙」と態度を翻した。(当選すれば推進派に戻るのだろうが)
賛否は難しい。当たり前のことだが、この施設がシンガポールのように大成功を収められるかどうか。
誘致前にそんなことが判れば苦労は無いが、こればかりはやってみないと判らない。まさにギャンブルなのである。
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全ての登場人物が、100パーセント良い人も悪い人もいないのが、好感が持てるところ。
最近、自分自身が、マスコミ不信になっているので、その辺がなんとも。
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カジノを含む統合型リゾートの誘致の周辺に蠢く政治家や企業,利権の恩恵を受ける輩に新聞社の特別報道班が挑む。登場人物が入り組みストーリーが回りくどすぎて素直に楽しめない。
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首相官邸にコインを投げつけていたホームレスの男性が死亡する。彼は総理と共にIR(カジノ)誘致を推進してきた人物だった。銀座に2つ目のIRを建設しようと企てる総理側に対し、東西新聞社の記者たちがIRやカジノの問題を突きつける・・・
現実でも問われている問題も話題となっているが、地方に閉じ込めるようなことは景気対策としてはあまり現実味がないのかなと。意図したわけではないだろうが、総理婦人がはまってしまい・・・という流れには笑ってしまった。
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中盤でいよいよ3つ巴での全面戦争か?、誰が勝利するか?と盛り上がってきたのですが、終盤はあらら。。。というかんじで中途半端感が強かった残念な作品でした。マスコミ、新聞社が勝つという結果自体は良いのですが、他のキャラクターのそれぞれの結末がイマイチで勝った感も減ってしまい、それが物足りなさになっているように思われます。もう少しそれぞれのバックグラウンドなどの説明が必要だったと思います。
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IRの話。日本にカジノを作るという利権の話。韓国でもカジノを作ったが破産者が続出している。カジノとは誰も幸せにはできない。胴元だけが儲かるシステムであることは間違いないだろう。
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総理と常務の関係でスクープ記事を止められそうになる
現場記者の事実確認で、総理が地元に日本初カジノ誘致の際に香港から賄賂を受け取っていた事実。二番目のカジノは青森にするとメモ書き。
青森出身の広告代理店勤務、海外カジノディーラー経験あり
町興し町長の息子とは幼馴染。青森の誘致に失敗して破産
東京でホームレスになり死亡
息子は金を持ち逃げし、フィリピン逃亡するが愛人に逃げられ逮捕。妻は息子と一家心中
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登場人物が多過ぎる気がする。
誰が主役かな。
結城洋子が主役だと思うけどもう少しスポットを当てた方がいいのかなと思う。
過去と現在が交差してわかりにくい。
そう感じるのは自分だけかな。
もう少しシンプルだったらもっと良かったと思うけど。
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IRについては勉強になったけれど、小説としての面白さは今ひとつだった。
もっと世界の話を勉強したい、というところはあったけど登場人物の設定に難があったのかもしれない。
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すごく良く描かれてると思う。当然かなり現実に起こったりする時よりもデフォルメされてシンプルにはなってるだろうけど、その分すごくわかりやすい。カジノ好きにはとても耳がいたい、でもいろんなモヤモヤを明らかにしてくれる。