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紙の本
その手をにぎりたい (小学館文庫)
著者 柚木麻子 (著)
80年代。都内のOL・青子は、偶然入った鮨店で衝撃を受けた。そのお店では、職人が握った鮨を掌から貰い受けて食べるのだ。その味にのめり込んだ青子は不動産会社に転職するが、バ...
その手をにぎりたい (小学館文庫)
その手をにぎりたい
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商品説明
80年代。都内のOL・青子は、偶然入った鮨店で衝撃を受けた。そのお店では、職人が握った鮨を掌から貰い受けて食べるのだ。その味にのめり込んだ青子は不動産会社に転職するが、バブル時代の波に翻弄され…。【「TRC MARC」の商品解説】
銀座鮨店に10年通ったバブル期OL物語
80年代。都内で働いていた青子は、25歳で会社を辞め、栃木の実家へ帰る決意をする。その日、彼女は送別会をかね、上司に連れられて銀座の高級鮨店のカウンターに座っていた。彼女は、そのお店で衝撃を受ける。そこでは、職人が握った鮨を掌から貰い受けて食べるのだ。青子は、その味にのめり込み、決して安くはないお店に自分が稼いだお金で通い続けたい、
と一念発起。東京に残ることに決めた。
お店の職人・一ノ瀬への秘めた思いも抱きながら、転職先を不動産会社に決めた青子だったが、到来したバブルの時代の波に翻弄されていく。
【商品解説】
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紙の本
本からお酢の匂いがしそう
2022/04/08 14:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おいな - この投稿者のレビュー一覧を見る
鮨の描写が生々しく美味しそうです。読んでいるとついついお腹が鳴ってしまうくらい食べたくてたまらなくなります。大村雪乃さんの表紙の丸シールもいい味出してます。
電子書籍
熱く冷たいバブル
2020/05/12 09:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀座の高級寿司屋に出入りするOLたちや、バブル経済に浮かれる不動産業界が懐かしいです。ロスジェネ世代の著者から見た、冷ややかな視線も感じます。
電子書籍
一応
2020/01/14 07:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだバブル期は、子供だったので、OL事情は知らないけれど、就職は、放っておいても企業からパンフレットが送られてくるという印象。
それが自分達の時代は、こちらから送り、無視して送ってこない企業もあった。バブル期の華やかさと闇も知りたい。
電子書籍
バブル期を描き切った作品
2018/10/21 03:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うみしま - この投稿者のレビュー一覧を見る
柚木さんの作品は、ふわふわした女の子の女性への成長の物語が、多いのですが、本作も寿司を題材にしていますが、女性の生き様が見事に描かれています。
そして、それ以上に凄いのは、バブル期の世情を描き切ったところだと思います。柚木さんの年齢からすると、バブル期はまだ成人されていないと思うので、取材に依るものだと思いますが、実に当時の人々の心情が描かれています。
近作のBUT TERにも繋がる、どこまでも突き進んでいく人々の壊れっぷりというか、その当時は皆気付かずに突き進んでいた人々の心情描写は見事だと思います。
紙の本
もどかしさに揺さぶられる
2017/03/13 09:52
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投稿者:zuzuzoo - この投稿者のレビュー一覧を見る
あぁ・・・ バブルってこんな感じだったかなぁ。
従業員預金の利率がバカ高かったなぁ。
バブルの恩恵ナンて受けたかなぁ。
青春真っ盛り。
バブルに浮かれる暇なく働いて、勉強して必至だった頃を思い出した。
切ない『もどかしさ』に歯痒く、引き込まれ、揺さぶられた。
各章の『その後』は読者任せ?想像次第?
ナンて小説だ!