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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/05/26
- 出版社: 日経BP社
- サイズ:19cm/252p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8222-3691-5
読割 50
紙の本
誰がアパレルを殺すのか
大きな転換期を迎えたアパレル業界。この産業を衰退に追いやった“犯人”は誰か。サプライチェーンをくまなく取材し、不振の真因や、業界の裏と未来を明らかにする。【「TRC MA...
誰がアパレルを殺すのか
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商品説明
大きな転換期を迎えたアパレル業界。この産業を衰退に追いやった“犯人”は誰か。サプライチェーンをくまなく取材し、不振の真因や、業界の裏と未来を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
アパレル業界がかつてない不振にあえいでいる。オンワードホールディングス、ワールド、TSIホールディングス、三陽商会という業界を代表する大手アパレル4社の売上高は激減。店舗の閉鎖やブランドの撤退も相次いでいる。またアパレル業界と歩みをともにしてきた百貨店業界も、地方や郊外を中心に店舗閉鎖が続き、「洋服が売れない」事態は深刻さを増している。なぜ突如、業界は不振に見舞われたのか。経済誌「日経ビジネス」の記者が、アパレル産業を構成するサプライチェーンのすべてをくまなく取材した。
ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、「もう、"散弾銃商法"は通用しない」と業界不振に警鐘を鳴らす。大手百貨店首脳は「我々はゆでガエルだった」と自戒。業界を代表する企業の経営者から、アパレル各社の不良在庫を買い取る在庫処分業者や売り場に立つ販売員まで、幅広い関係者への取材を通して、不振の原因を探った。
また本書では、業界の将来を担うであろう新興企業の取り組みについても取材した。ITなどを武器に、業界の「外」から勢力図を変えようとするオンラインSPA(製造小売業)や、業界の「中」から既存のルールを変えようと挑戦するセレクトショップなど、国内外の新興プレーヤーの取り組みを紹介する。この1冊を読めば、アパレル産業の「今」と「未来」が鮮明に見えるはずだ。
【登場する企業】
オンワードホールディングス/ワールド/TSIホールディングス/三陽商会/ファーストリテイリング/ストライプインターナショナル/GAP/H&M/三越伊勢丹ホールディングス/大丸松坂屋百貨店/高島屋/そごう・西武/スタートトゥデイ/メルカリ/エアークローゼット/ナノ・ユニバース/トウキョウベース/ジャパンブルー/ミナペルホネン/パタゴニア/エバーレーン/エムエムラフルール/グレイツ/アマゾン・ドット・コム/レントザランウェイ など
【商品解説】
「アパレル不況」に苦しむ日本の衣料品業界。不振の元凶と、快進撃を続けるアパレル新興勢について、日経ビジネス記者が徹底取材。【本の内容】
目次
- はじめに
- 第1章 崩れ去る〝内輪の論理〟
- PART 1 アパレルの墓場に見た業界の病巣
- PART 2 中国依存で失ったモノ作りの力
著者紹介
杉原 淳一
- 略歴
- 〈杉原淳一〉1981年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。『日経ビジネス』記者。
〈染原睦美〉1981年生まれ。中央大学文学部卒業。『日経ビジネス』記者。
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紙の本
『誰がアパレルを殺すのか』
2017/06/26 19:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大手4社の売上高合計が2年つづけて1割減、純益は半減
2年間に撤退を決めた店舗数が1600以上あって
希望退職は3社で1200人超など
不振にあえぐ国内のアパレル業界と影響を受ける百貨店業界
苦境におちいった原因と“犯人”を
川上から川下までたんねんに取材してあぶりだす
また、業界の外から参入して成功する新興勢力や
業界の中から既存のルールを壊そうとする新興企業もとりあげ
復活再生の可能性も示す
「絶望するにはまだ早いが、流れを変えるなら今しかない」
紙の本
アパレル業界の諸問題がわかる1冊
2020/08/08 11:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは2015年あたりに顕著になってきた日本のアパレル業界が抱える問題点を明らかにした好著。日本のアパレル業界が抱える問題は川上のヒット商品が作れずに大量生産大量廃棄問題に始まり、川下の低賃金長時間労働問題に至るまで、現在の社会情勢に合わず、構造的に誰もが苦しい状況にある。製造拠点の中国一極集中による弊害、SCや百貨店との大量出店による疲弊や消化仕入による回転率が悪いこと等70年代あたりに確立したアパレルの販売形態はもう限界を迎えているということなのだろう。これらの環境下でも、これらの問題点を解決している会社はあるという点も触れている。
紙の本
アパレル産業の今と未来が見えてくる書です!
2018/01/09 15:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、アパレル産業の現状を分析し、同分野の低迷の理由を解き明かしながら、今後の勧めべき道を模索した画期的な書です。今や、「洋服は売れない」と言われるように、アパレル業界は不況にあえいでいます。また、衣類を扱う百貨店業界も未曾有の低迷に嘆いています。なぜ、今、それほどアパレル産業が危機に陥っているのか。実例を挙げながら、丁寧に解説してくれます。加えて、そのような状況の中で登場してきているITなどを使ったアパレルの新興企業の取り組みなどを検討しながら、未来の同業界の進むべき道を模索した書です。
紙の本
発見が多い
2022/01/02 23:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゅんべぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る
業界に関連している人間として、身につまされる話が多かった。
割引をはじめから織り込んだビジネスモデルと価格、百貨店の消化仕入契約、SCのダブル出店契約など、それぞれの立場が少しずつ思いやりをなくしていって、現場にしわ寄せ、そして消費者離れに至っているように感じる。
コロナで動きは加速したが、もともと厳しい業界。
消費者に受け入れられる姿を模索し続けなければならない。
紙の本
問題点が理解できました
2017/08/18 00:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりんぐりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
アパレル業界の知識はまったくありませんでしたが、鮮やかなピンクの表紙に惹かれて購入。門外漢の私にもわかりやすく書いてありました。
川上から川下まで、あまりに分業化しすぎて全体を見て指揮する人が居なかったのが最大の敗因でしょうか。場当たり的なやり方でも、時代がよかったからイケイケドンドンでやってこれた。
その強烈な成功体験にとらわれて、新しい方策を打ち出すことができない首脳陣。
安けりゃ売れるだろうと、生産拠点を中国に移動させた結果、国内の作り手が居なくなってしまった。
これからどこに向かって行くのでしょう。