「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
理化学研究所 100年目の巨大研究機関 (ブルーバックス)
著者 山根 一眞 (著)
幅広い分野で研究者を輩出し、日本の基礎科学を支え続けてきた理化学研究所。その研究範囲は一言では語れないほど深く広い。ノンフィクション作家が研究現場を訪ね、研究者たちの素顔...
理化学研究所 100年目の巨大研究機関 (ブルーバックス)
理化学研究所 100年目の巨大研究機関
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
幅広い分野で研究者を輩出し、日本の基礎科学を支え続けてきた理化学研究所。その研究範囲は一言では語れないほど深く広い。ノンフィクション作家が研究現場を訪ね、研究者たちの素顔に迫り、その全貌を描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
113番元素だけじゃない、スパコンからバイオ、脳科学まで、幅広い研究で基礎科学を支える日本最大の研究所「理研」。1917年(大正6年)に設立され、100年目を迎える今では450の研究室、3000人の研究者を擁し、全国に研究施設を持つ。ノンフィクション作家・山根一眞がつぶさに研究現場を訪ね歩き、今いったいどんな研究が行われ、研究者たちは何を目指しているのか、その全貌を明らかにします。
113番元素ニホニウムだけじゃない、スパコンからバイオ、脳科学、再生医療まで、幅広い研究で基礎科学を支える日本最大の研究所「理研」。1917年(大正6年)に設立され、高峰譲吉、鈴木梅太郎、長岡半太郎、寺田寅彦、湯川秀樹、朝永振一郎など、日本の科学史を彩る研究者たちが参集した。100年目を迎える2017年には450の研究室、3000人の研究者を擁し、世界有数の研究所として全国に研究施設を持つ。ノンフィクション作家・山根一眞がその研究現場をつぶさに訪ね歩き、今いったいどんな研究が行われ、研究者たちは何を目指しているのか、その全貌を明らかにします。
〈目次〉
第1章 113番元素が誕生した日
アジアから初の命名となった113番元素ニホニウム。新元素合成までの苦難の道のりは、科学研究のひとつのあり方を象徴していた。
第2章 ガラス板の史跡
日本の科学史を彩る研究者たちが参集した理研100年の歩み。
第3章 加速器バザール
世界一の能力を誇るRIビームファクトリー。世界中から研究者が集まり、原子核物理から植物の品種改良まで幅広い研究が行われている。
第4章 超光の標的
ナノサイズの世界を見る顕微鏡、放射光施設。スプリングエイト、そして原子構造まで見えるSACLAとは。
第5章 100京回の瞬き
物質を透過し、見えないものを見る光、テラヘルツ光。世界最高精度の時計を生み出し、時空の歪みまで検知した「光」の可能性をさぐる。
第6章 スパコンありきの明日
「第3の科学」と呼ばれる計算科学。世界最速として登場し、1秒間に1京回の計算をこなすスパコン「京」は何を可能にしたのか。
第7章 生き物たちの宝物殿
iPS細胞をはじめ何百万種類もの生物資源を保存するバイオリソースセンター。今や日本のみならず世界の生命科学研究を支えている。
その他、
第8章 入れ歯とハゲのイノベーション
第9章 遺伝子バトルの戦士
第10章 透明マントの作り方
第11 章 空想を超える「物」
以上の全11章【商品解説】
創立100周年を迎える巨大研究機関・理化学研究所とは? ノンフィクション作家山根一眞が研究者たちの素顔からその全貌を描き出す【本の内容】
目次
- 第1章 113番元素が誕生した日
- アジアから初の命名となった113番元素ニホニウム。新元素合成までの苦難の道のりは、科学研究のひとつのあり方を象徴していた。
- 第2章 ガラス板の史跡
- 高峰譲吉、鈴木梅太郎、長岡半太郎、寺田寅彦、湯川秀樹、朝永振一郎など、日本の科学史を彩る研究者たちが参集した理研100年の歩み。
- 第3章 加速器バザール
- 世界一の能力を誇るRIビームファクトリー。世界中から研究者が集まり、原子核物理から植物の品種改良まで幅広い研究が行われている。
- 第4章 超光の標的
- ナノサイズの世界を見る顕微鏡、放射光施設。年間1万5000人が利用するスプリングエイト、原子構造まで見えるSACLAとは。
- 第5章 100京回の瞬き
- 物質を透過し、見えないものを見る光、テラヘルツ光。世界最高精度の時計を生み出し、時空の歪みまで検知した「光」の可能性をさぐる。
著者紹介
山根 一眞
- 略歴
- 〈山根一眞〉1947年東京都生まれ。ノンフィクション作家。獨協大学国際環境経済学科特任教授。宇宙航空研究開発機構(JAXA)客員などを務める。著書に「小惑星探査機はやぶさの大冒険」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
大人の社会科見学
2017/05/28 22:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本を代表する巨大研究機関、理化学研究所。113番元素の発見を認められニホニウムとの命名が認められたことや、IPS細胞を使用した眼科治療が始まった事、スパコンの「京」など、様々な分野で最先端の研究が進んでいます。
一体この巨大研究機関ではどのような研究が現在進んでいるのかを研究者へのインタビューをもとに簡潔にまとめた本。
新元素発見に貢献した東京タワー2基分の重量がある巨大加速器、光合成の反応を分子レベルで観測できる超高速シャッタースピード(100京分の1秒!)の顕微鏡、標高の違いによる重力の差を相対性理論に基づいて検出してしまう超高精度の時計(138億年で1秒の誤差!)、そしてそれら様々なデータの解析に活躍してきたスパコン「京」とその100倍の性能を目指す後継機の開発などなど、もはやSFの世界の様相。
本書で取り上げられている複数の研究分野が、2009年当時の民主党政権における事業仕分けで予算削減の危機に瀕し、研究者を中心とした抗議運動で研究を継続できたとの研究者自身の証言を本書で目にすると、連綿と研究を継続して蓄積してきた貴重な財産を、あの時に手放すことにならず本当に良かったと思ってしまいます。