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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/03/25
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: メディアワークス文庫
- サイズ:15cm/334p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-04-892676-8
読割 50
紙の本
明治あやかし新聞 怠惰な記者の裏稼業 1 (メディアワークス文庫)
著者 さとみ 桜 (著)
【電撃小説大賞《銀賞》(第23回)】友人が妖怪をネタにした新聞記事によって窮地に陥った事を知り、物申す為に新聞社に乗り込んだ香澄。そこで出会ったのは、端正な顔をした記者久...
明治あやかし新聞 怠惰な記者の裏稼業 1 (メディアワークス文庫)
明治あやかし新聞 怠惰な記者の裏稼業
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商品説明
【電撃小説大賞《銀賞》(第23回)】友人が妖怪をネタにした新聞記事によって窮地に陥った事を知り、物申す為に新聞社に乗り込んだ香澄。そこで出会ったのは、端正な顔をした記者久馬と、その友人で妙な妖しさを持つ艶煙。彼らが作る記事の秘密とは…?【「TRC MARC」の商品解説】
ぞわっとして、ほろりと出来る。 怠惰な記者のあやかし謎解き譚。
日がな一日サロンで惰眠を貪る日陽新聞社の記者、内藤久馬。そんな彼も好奇心が疼けば記事を書く。傍に用意するのは、怪談奇談に妖怪本。彼が書く記事は全て妖怪にまつわるものなのだ。
ある春の日、少女が新聞社へ乗り込んできた。彼女の名は井上香澄。久馬の記事が原因で、友人が奉公先を追い出されたのだという。冷たい対応の久馬に代わり香澄に声を掛けたのは、妖美な男・芝浦艶煙。曰く、むしろ妖怪記事は人助けになっており、友人は貞操の危機を免れたのだというが!?【商品解説】
収録作品一覧
女の掛け軸の怪 | 4−78 | |
---|---|---|
髪鬼の怪 | 79−159 | |
さまよう死体の怪 | 160−256 |
著者紹介
さとみ 桜
- 略歴
- 第23回電撃小説大賞《銀賞》受賞者。
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面白い!
2017/09/15 17:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KN - この投稿者のレビュー一覧を見る
電撃小説大賞銀賞の文字と、表紙のイラストに惹かれて買ってみましたが、とても良かったです。「あやかし新聞」とあるので、最近よく見かける妖怪が出てくるとか、メインの登場人物が実は人間ではないとか、そんなお話を想像して手に取りましたが、実際に読んでみると良い意味で裏切られる内容でした。なるほど!そういう話なのか!と、主人公の香澄と一緒に驚かされ、ページを捲る手が一気に速まりました。お転婆な香澄と口の悪い久馬さん、それからなんだか妖しい艶煙と、どのキャラクターもそれぞれ魅力的で、明治というハイカラな時代によく合っていたと思います。
また、毎回起きる事件にも無理がなく、人情味溢れた心温まるお話に、心地良く読み進めることが出来ました。読み終わる頃には自然と先が気になり、また読みたい!と思える素敵な作品でした。
香澄と久馬さんの、恋愛に発展しそうな雰囲気も、物語の大筋を邪魔しない絶妙な匙加減で良かったです。
全体を通して読みやすかったので、短い時間でもサクサク読めたのも好印象。ただ、ガッツリミステリーを期待すると、やや物足りないかもしれません。
気軽に読書を楽しみたい時の一冊には、もってこいだと思います。
今月二巻が出るそうなので、今からとても楽しみです!