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剣と魔法と裁判所 1 (電撃文庫)
著者 蘇之一行 (著),ゆーげん (イラスト)
満員ダンジョンの痴漢疑惑に、武器屋の脱税、はては魔法使いによる密室殺人。論破不能な難事件に挑むのは捏造脅迫なんでもアリ、無敗の悪徳弁護士キール。魔法使いのアイリは法外な依...
剣と魔法と裁判所 1 (電撃文庫)
剣と魔法と裁判所
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商品説明
満員ダンジョンの痴漢疑惑に、武器屋の脱税、はては魔法使いによる密室殺人。論破不能な難事件に挑むのは捏造脅迫なんでもアリ、無敗の悪徳弁護士キール。魔法使いのアイリは法外な依頼料の代わりにタダ働きする契約を結び…。【「TRC MARC」の商品解説】
「それでも僕はやってない!」
法廷に響く悲痛な声。満員ダンジョン内の痴漢疑惑で捕まった冒険者の裁判だ。
武器をSM道具と偽った脱税疑惑や、腕利き冒険者によるパワハラなど、ガイナース王国裁判所で扱われる訴訟は様々。ダンジョンを出れば、剣士も賢者もただの人。王国を統べるのは法律──つまり、剣と魔法の世界で最強のジョブは弁護士なのである。
そんな国で無敗と名高いキールは、脅迫・捏造なんでも有りの悪徳弁護士。ある日、彼の噂を聞きつけ、恩師を救いたいという心優しい魔法使いの少女アイリが現れ──?【商品解説】
著者紹介
蘇之一行
- 略歴
- 第21回電撃小説大賞〈銀賞〉を受賞し、『マンガの神様』で電撃文庫よりデビュー。
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【ネタバレ】連作構成の法廷バトルものだが読み応えあり
2017/04/08 15:39
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投稿者:nawade - この投稿者のレビュー一覧を見る
剣と魔法の世界でありながら弁護士が最強のジョブである世界において無敗と名高いキールの元に恩師の弁護を依頼する少女アイリがやってくるところから始まる異世界法廷バトル。
連作構成になっていて、アイリが持ち込んだ恩師の弁護が最終話に配置されているが、それまでの話がきちんと伏線になっていたことに驚きを感じるとともに、キールの法廷にかける強い覚悟を改めて再認識できた。
正義感が強いだけの少女であったアイリの成長物語としても描けていて、構成面はよくできている。
ただ、剣と魔法の世界じゃなくても話が成り立ったと思えてしまうところが惜しい。
魔法の十戎とか大仰にうたっているから、てっきりそれに因んだトリックがあると思っていただけに、ちょっと拍子抜けした感が否めない。
自分は真相はロイエンタールが十戎の魔法実験を行い自爆したもんだと思ってました。
この本を読んで面白いと思われた方は富士見ミステリー文庫の「タクティカル・ジャッジメント」シリーズもおすすめ。
古い本だから電子書籍で探すのが吉。