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商品説明
西ないし南の太平洋地域の法、すなわち南島の法にはどのような特徴があるのか。その法的構成を目に見えない慣習法を通して考える。これまで著者が発表した論説や調査報告等のうち、南島法研究に関わりの深いものを中心に収録。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 序章
- 一 はじめに
- 二 問題の所在
- 三 本書の構成
- 第一章 沖縄からみたホッブズ『リヴァイアサン』
- 一 はじめに
- 二 『リヴァイアサン』の口絵
- 三 国家の設立
- 四 主権者への臣民の服従義務
- 五 リヴァイアサンの顔と人格
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紙の本
少しひどい
2018/11/19 12:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月面考古学 - この投稿者のレビュー一覧を見る
そもそも、著者は沖縄の大学に勤務しておられるので、
今の沖縄の方々の本土への憤りとかそういう点は理解できる。
本書の内容も、現行の南島地域の法制度を批評したものではなく、
ホッブズ『リヴァイアサン』を引き合いに出すなど、法学の中でも法哲学から南島地域を考察したものとなっている。
これも、近年の法哲学で隆盛している法文化論の一端であるから、決して珍説ではなく納得である。
だが、著者の極左思想は問題だ。
天皇制を維持し、中華圏の一部である琉球を薩摩藩の支配下に置いた日本は中華秩序を乱した夷族だという。
日本人とアメリカ人の区別がつかない政治家や旧右翼は厄介だが、
日本人と中国人の区別がつかない論調の著者も人柄が良いとは思えない。
本文は新鮮な哲学思考を楽しめるものであるだけに、余計に残念です。