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人工知能の核心(生活人新書)
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2017/03/10
  • 出版社: NHK出版
  • レーベル: 生活人新書
  • サイズ:18cm/235p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-14-088511-6

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新書

紙の本

人工知能の核心 (NHK出版新書)新刊

著者 羽生 善治 (著),NHKスペシャル取材班 (著)

結局のところ、人工知能とは何なのか。人間にしかできないこととは何か。国内外の人工知能研究のトップランナーへの取材をもとに、天才棋士・羽生善治がその核心にずばり迫る。【「T...

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人工知能の核心 (NHK出版新書)

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人工知能の核心

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人工知能の核心

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商品説明

結局のところ、人工知能とは何なのか。人間にしかできないこととは何か。国内外の人工知能研究のトップランナーへの取材をもとに、天才棋士・羽生善治がその核心にずばり迫る。【「TRC MARC」の商品解説】

天才・羽生善治が、人工知能と真正面から向き合い自らの言葉でその核心に迫る。NHKスペシャル『天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る』(2016年放送)の取材をもとにした“人工知能本”の決定版!【本の内容】

著者紹介

羽生 善治

略歴
〈羽生善治〉1970年生まれ。将棋棋士。2008年に永世名人(十九世名人)の資格を獲得。著書に「大局観」など。

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書店員レビュー

羽生善治が視る、人工知能の最前線と未来

ジュンク堂書店福岡店スタッフさん

本書は2016年5月に放送され、第58回科学技術映像祭・文部科学大臣賞を受賞した、NHKスペシャル『天使か悪魔か——羽生善治 人工知能を探る』での取材をもとに、羽生善治が自ら書き下ろたものだ。その内容は単なる番組の文章化ではなく、それをもとにさらに深く踏み込んだものとなっている。取材を通じて羽生が感じたこと、考えたことが細かに描写されており、その語り口は読者の目を意識したものであり、非常に分かりやすい。

第一章は、「アルファ碁」の開発者である、ディープマインド社のデミス・ハサビス氏との対話をもとに、現在の人工知能の能力と開発環境について書かれている。
囲碁界のトップ棋士の一人であるイ・セドルが、「アルファ碁」に1勝4敗で敗れたというニュースは、2016年3月当時の囲碁・将棋界を震撼させたが、本書における羽生・ハサビスの対話が行われたのは、なんとその1か月前である2016年2月のこと。直前に取材していたはずの羽生善治でさえも予想外であった、イ・セドルの敗北。その結果を生み出した要因の一つである「ディープラーニング」についての解説は、非常に興味深いものであった。

第二章・第三章は、人間と人工知能・ロボットの違いをテーマにしている。
第二章では、人間にあって人工知能にないものとして、「美意識」という観念が挙げられている。将棋を例に、経験から「形の良し悪し」を直観的に処理する人間と、計算で「一手の良し悪し」を判断する人工知能。その思考プロセスの違いについて記されている。
第三章に登場するのは、ソフトバンク社が開発している「pepper(ペッパー)」を初めとするロボットだ。これまでは将棋や囲碁の盤面という「二次元での思考」であったものが、「三次元での活動」に切り替わってくると、途端に状況は変わってくる。実際に単独で行動させるとなると、人間の五感に相当するモノに加えて感情や倫理観を理解させなければならないからだ。ロボットには接待が出来るのか、ロボットは人に寄り添うことは出来るのかといったテーマを切り口に、人工知能を搭載したロボットの現状が解説されている。

第四章では、現在の人工知能開発現場での課題である「汎用性」、これまでの章でも度々語られてきたいわゆる「なんでもできる」人工知能についてより踏み込んでいる。
現状の人工知能というのは、おおよそ何かの分野に特化しているモノであり、他の分野に対しての応用をほとんど行えない。つまりここでいう「汎用性」というのは、パソコンのOSのように、一つのプログラム(人工知能)で様々な作業を、自律的に行えるようにするということだ。「フレーム問題」に見る判断力、「チューリングテスト」に見る言語など、現在の人工知能の問題点が深く説明されている。

最終章である第五章は、人類と人工知能の未来の話だ。羽生善治が取材を通じて感じ、考えたことがまとめられている。
私たち人類は、人工知能と共存共栄するために、急速に発達している人工知能をどう活用すればいいのか。また、どのように付き合っていけばいいのか。羽生善治なりの結論を知ることが出来る。

本書で一貫して描かれているのが、人間と人工知能の対比である。人間に出来て人工知能に出来ないこと、その差が少なくなれば人工知能はより人間に近づき、人工知能にしか出来ないことを人間が出来るようになる未来が訪れるかもしれない。ついに現役の名人が人工知能に敗れ、追いつめられた将棋界。そのトップ棋士の一人が感じているのが、失望ではなく希望であるというのは、非常にすばらしいことだと思える。

みんなのレビュー9件

みんなの評価4.8

評価内訳

  • 星 5 (6件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

これぞ人工知能の入門書

2017/04/11 04:15

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:T.noo - この投稿者のレビュー一覧を見る

将棋用語がびっくりするくらい少ない。また人工知能の専門用語に対する補足は分かりやすい。
 人工知能の開発者や、専門のジャーナリストではこんな本は書けない。かと言って全くの素人が扱うには複雑すぎる。
 マニアックな分野とはいえ、将棋の世界では100年に一人の傑物である羽生善治。現代日本の誇る知性が持つ専門外の客観的な視点は、玄人である人工知能の研究者にも新たな発見をもたらすのではないか。とにかく最近急激に増加している人工知能本のなかでも群を抜いた良書。

 余談だが、大半の人工知能本は「ターミネーター」を例に出して人工知能の負の側面を説明するものが多い。
 しかしこの本のあとがきで羽生さんは「攻殻機動隊」を例に出す(あの羽生さんがいつ頃、アニメか漫画か、草薙素子のあのシーンを見ているのか、色々伺いたいが、とにかく親しんでいたのは驚き)。
 そこから、人工知能に対して無関心のまま、仕事や決定権を奪われてから脅威に感じるのは遅く、人工知能の発展の早さを注視しながら共存共栄の道を探ることが必要だと、少しの焦りを抱いた。

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2017/03/19 08:23

投稿元:ブクログ

 将棋ソフトと棋士の対戦でソフトが勝つ日が来るか?という問いにほとんどの棋士が「永遠に来ない」と答えたのに対し「2015年には人間が負ける」と正確な予想をした羽生名人。
 人工知能が今どんな段階まで発達していてそれによって何が解決し何が解決できないのか。
 人工知能が絶対的な威力を発揮するのは似たような大量の事例を記憶しそれをもとに正解にたどり着くというような分野。将棋ソフトがこのディープラーニングという手法でめきめきと強くなったのが好例。開発秘話として、現在入手できるプロの棋譜10万局分のデータをインプットしまずソフトを作成。そのソフトをコピーし次にはソフト同士を対局させ、新たに100万局分の棋譜を得た、と。1局数秒で打ち終わるのでどんどんデータがたまった…
 その一方で人間が簡単にこなす、「認識」「応用」には弱い。本の中ででてくる命題でなるほど、と思ったのは「知らない家にいるときにコーヒーを淹れる」など人間なら経験と類推、応用ですぐできることができない。
 解析可能なものは人工知能でどんどん工程や効率が改善されていく。しかし、そうでないものが厳然として存在する。書中で食べログの話がでてくる。もし完璧な評価がされたら、高得点の店しか残らなくなる。しかしそれは正しいのか?2点台でも「俺はこっちの店が良い」とうものがあって多様性が維持され、新しい料理や味が生まれ広がっていくのではないのか。
 最後にでてくる、人工知能とはいうが、では「知能」とはなにか再定義が必要になる。
 今のところ、人工知能には人間が膨大なデータ(答えのある)を与え学習させなければ人工知能は機能しない。膨大なデータがあったとして、例えば「日本人の常識的な行動様式」を人工知能に学ばせることは可能なのだろうか。「なんとなくこんな感じで」というような部分が大きいものはそもそも教えられない。日本の文化や日本人の思考様式を考えると日本人型のAIは永遠に開発できないんじゃないだろうか。
 今後人工知能で置き換えができないものが残っていくと考えれば日本や日本人はガラパゴスと言われながらも残っていくように思う。

2017/04/11 01:56

投稿元:ブクログ

人工知能の専門家ではなく、将棋という別分野の一流の実力者である羽生氏が、人工知能をどのようにとらえ、どのような可能性を感じているのか、を紹介している、興味深い1冊。

羽生氏は、棋士は将棋を指す際に“直観”、“読み”、”大局観”を用いていて、コンピュータ将棋は、大量のデータを分析し、計算し、最善手を選択する、としている。このプロセスにおいて、人間と人工知能の違いは“美意識”の有無にあり、これは人工知能には恐怖心がないことによるものだと、指摘している。

また、コンピュータ将棋の指手から棋士が学んで、新たな定石が生まれる、ということもあり、人工知能から生み出されるデータや知見を人間が理解し、活用していくことが重要である、とまとめている。

2017/03/18 11:09

投稿元:ブクログ

衝撃だった!

内容は将棋棋士の羽生善治氏が昨年放送されたNHKスペシャルの取材を通して、人工知能についての考察をまとめた本。高度な内容を素人にもわかりやすい言葉で説明しており、棋士とは思えない内容である。また、登場人物もすごい。
昨年囲碁のトップ棋士に勝ち衝撃を与えたAlphaGOを作成したディープマインド社のCEOのデミス・ハサビス氏、ソフトバンクの孫正義氏など。

これだけでもすごいんだけど、一番の衝撃は取材の時期。昨年2月に海外取材をしていること。将棋ファンなので知っているが、王将戦というタイトル戦の真っ最中だったはず。その対局の合間に海外取材を実施していたなんて。もうこの人は将棋の棋士という枠組みを超えているとしか思えない。

これからの時代は間違いなくAIと呼ばれる人工知能と向き合わなければならいになる。そうした時代に人工知能について考えさせられる良書です。

2017/03/30 13:20

投稿元:ブクログ

人工知能が人間に将棋で勝つようになる日の到来を、早くから予想していた羽生さん。人工知能がいま将棋界にもたらしているものは、今後、人間と人工知能の関係において問題となってくるものの先行事例であるという。本書では、羽生さんが、人工知能の最先端を自ら取材し、関係者と対談する。人間の発想と人工知能の発想の違いを、独自の観点で解き明かす羽生さん。さすがの鋭さ。彼が、人工知能を脅威と捉えずに、人間と共存し補完し合っていく対象と捉えている姿勢に共感を覚えます。

2017/03/09 22:46

投稿元:ブクログ

「人工知能に並々ならぬ関心を抱いている」という天才棋士・羽生善治。その羽生が世界各地を旅して人工知能に対する思索を深めるというNHKスペシャルが作られた。本書はそのメイキングというよりも、その取材を通じて羽生自身が考えたこと、感じたことをまとめた各章に、NHKディレクターによる補足説明が加えられているという作りになっている。

人工知能が我々の仕事を奪い、社会を変えていくと言われる中、人工知能との闘い(?)の最前線に立つ職業の1つがプロ棋士だ。その一員、しかも最も優れた知性を持つ人間の1人である羽生は、人工知能のプラス面とマイナス面を最も肌で感じている人類の1人であろう。羽生を引っ張り出したことがこの本の最大の功績であると言ってよい。

第1章「人工知能が人間に追いついた−『引き算』の思考」では、最新の人工知能、取り分け、チェスや囲碁、将棋で人間を打ち負かすようにまでなった人工知能の仕組みについて、生身の人間である棋士の思考法と比較する。

近年の人工知能の急速な発展に大きく寄与しているのがディープラーニングだが、このディープラーニングについて、羽生が最も注目しているのは、「誤差逆伝播法」という、間違った答えを出してくる神経細胞をうまく間引いてくれる手法だ。羽生はこれまで、折に触れて、「無駄な情報を扱うことを減らす『引き算』の思考にこそ人間の頭脳の使い方の特徴があると書いてきた」という。ディープラーニングに、この「引き算」の要素が入ってくる点に注目しているのは、将棋を通じて、人間の頭脳の働きについての思索と実践を深めてきた羽生ならではといえるだろう。

また、羽生は、将棋での経験を通じて、人間と大きく異なる点として、人工知能が「恐怖心を感じない」ことを挙げている。これは人工知能が肉体を持たないことからくる当然の帰結であり、人間の思考がいかに肉体により制約されているかの証左でもあろう。

羽生は人工知能の思考過程がブラックボックスである点に警鐘を鳴らす。「人間の身体が物理的な制約を受けるように、思考にも制約はある」のであって、人工知能が提示する答えが人間には本質的に理解できない場合もあるのではないかというのだ。すでに将棋界ではそのような問題が起きているという。将棋の駒3つを任意の場所に置いたときの「手の良し悪し」をコンピュータ将棋は判断して評価値という数字で表すのだが、人間には、プロ棋士であっても、その3つの駒の配置になぜ良し悪しがあるのか、分からないのだ。それなのに、その評価値は極めて有効に働くという。恐ろしいのは、なぜこれが有効に働くのか、人工知能の専門家でさえもわからないことだ。

そして羽生は、ブラックボックスの決定に人々が納得感を得るためには、人工知能が出した結果を多くの人に納得してもらえるように「説明する人」、膨大なビッグデータをうまく処理して、可視化する「ビジュアライゼーション」の技術に大きな需要が出てくるだろうと言う。羽生は、我々が例えば「セカンドオピニオン」としての人工知能を持ち、人工知能が提示したアイデアを吸収しつつも、何か新しいものを生み出すことにより、人間と人工知能と��共存することができるのではないかと考えているのだ。

第2章「人間にあって、人工知能にないもの−美意識」では、まず語られる羽生の、というかプロ棋士の考え方を解説した部分が面白い。まず、棋士は、相手の差し手を受けて、「直感」で大まかな判断を行って大幅に手を絞り込み、次に、絞り込んだ手について「読み」を行い、最後に、「大局観」を用いて、つまり、序盤から終盤までの流れを総括して先の戦略を考えるという。そしてその際、棋士にとって重要なのは、「美意識」なのだという。羽生は、この「美意識」というのは、「基本の形に近い見慣れたもの」であり、「人間の持つ『美意識』は、『安心』や『安定』のような感覚と近しいもの」であって、「人間が長い歴史のなかで獲得してきた本能のようなもの」ではないかと言う。

第3章「人に寄り添う人工知能−感情、倫理、創造性」では、人工知能に感情、倫理観、創造性といったものを持たせようとする試みが紹介されている。面白いのは、人工知能は静止画の処理は(画像からのガンの発見など)得意とするが、動画の処理は苦手だということ。そして、それは、人工知能に「時間」の概念がないからであり、現在、人工知能に「時間」の要素を取り入れることが課題となっているという。第2章でも羽生は人工知能が持たない「美意識」について触れたが、羽生の「『美意識』には、『時間』が大きく関わっているように思う」とのコメントも興味深い。

思うに、我々人間の生命が有限であるからこそ、我々は「時間」を意識するのであって、それゆえに、人工知能が持たない「時間」の概念を持つことができている。このことは、我々が「肉体」という制約の下で生きているからこそ持っている感覚、恐怖心等を、人工知能が持たないこととパラレルのように思われる。「制約」と思われることが、実は人間の強みでもあるということを、人工知能との比較によって初めて意識させられたとすれば、これも人工知能と共存することにより我々の能力が引き出されるということが、すでに始まっているということなのかもしれない。

第4章「『なんでもできる』人工知能は作れるか−汎用性と言語」では、人間と人工知能の大きな違いとしての汎用性や、自然言語の理解についての現状について述べられる。せいぜい2、3機も見れば「これはドローンだな」と分かる人間は、「学習」と「推論」を同時にスムーズにこなすことができるが、人工知能は何百万という画像を読み込んで事前に学習し、初めて「これはドローンだ」と推論できるようになるという。羽生は、「ここがクリアできると、だいぶ人工知能やロボットが人間に近づくのではないか」と言う。

最終章、第5章「人工知能といかに付き合えばいいのか」では、締めくくりに羽生が感じたことが紹介される。1つめは、人工知能はデータなしに学習できない、「データが存在しない、未知の領域に挑戦していくことは、人間にとっても人工知能にとっても、大きな意味を持つ」ということ。2つ目は、人と話をして理解を深め、進歩していくことは今後も変わらないのではないかということ。そして、我々人間は、「『知性』をもう一度定義しなければいけなくなる」ということ。「人工知能について知ることは、人間について知ること」なのだ。

現代日本の最高の知性による人工知能と人間についての深い洞察の書。人工知能について関心のあるすべての方に進めたい。

(2017/3/12読了)

2017/03/22 08:43

投稿元:ブクログ

人工知能に対する関心が高い羽生さんの知見を綴った本である。
人工知能の得手不得手は何か、今後苦手な分野を克服できるか
また感情を持たせて人間に近付けることはできるか、
人工知能とどう付き合えばいいかなどに触れている。
個人的には最終的には人間が判断することが大事という言葉が残った。
人工知能の発展は避けられないが、人間が制御できなくならないよう倫理のあり方にも注目していきたい

2017/03/26 17:51

投稿元:ブクログ

人工知能の核心 羽生善治 NHKスペシャル取材班
2017年3月10日 発行
2017年3月26日読了。

2016年5月15日放送のNHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」より

将棋の本ではなく現在の人工知能に対する潮流、考え方を天才棋士、羽生善治さんの視点から読み解く。

人工知能研究の最先端を取材しながら、今何が起きているのか、そしてこれからの社会に与える影響はどんなものがあるのかについてまとめた一冊となっていて非常に興味深く読めた。

もちろん、将棋と人工知能についての関わりについても書いてあるがそれ以上に人工知能とは。人間の能力とはについて考えさせられる。

これからの人工知能のますますの台頭を前にして是非読んでおきたい一冊。

2017/03/18 14:44

投稿元:ブクログ

棋士の羽生さんがNHKの番組を通じて人工知能について取材を重ね考えたことをまとめた一冊。おそらく日本で一番「知能」「思考」に向き合って来たであろう羽生さんの、人工知能に対する率直で平易ながら深い考察や疑問が述べられていてとても面白かった。進化を続ける人工知能とどのように向き合っていくか、今後の大きな課題であるが、羽生さんのような瑞々しい感性を持ってその動向を観察していきたいと思う。余談ですが経済、計算機科学、脳科学と羽生さんの知的バックボーンすごすぎる。

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